ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

参宮橋実験を体験して

2007年04月05日 | ITS
このブログで参宮橋実験を散々批判してきた。
参宮橋実験に関するエントリー

批判するばかりでは無責任だと思い、昨年4万円弱の自腹を切って装着したビーコンVICSであるが、先日やっと首都高4号線で事前警告を受け取ることが出来た。
その状況を報告しておこう。

まず、参宮橋カーブの手前で前方に「この先渋滞」という大きな赤い電光掲示板が見えた。車が3台重なったような絵柄の奴だ。
その数秒後、ピッという音と共にナビ画面に警告画面(簡易図形)が表示された。
その内容は、「この先渋滞」。つまり、目の前の電光掲示板と同じものだ。

正直、がっかりした。はっきり言おう。
目の前の電光掲示板と同じ内容をナビ画面に映すだけなら、殆ど注意喚起向上効果はない。
むしろ視線と注意をそらされる分、かえって安全性は損なわれる。

あんなものがAHS(Advanced Cruise-Assist Highway Systems)の切り札だなんて、冗談のような話だ。