ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

アムステルダムにて

2007年04月26日 | 雑記
アムステルダムからアップしている。夕方スキポールに到着し、そのままホテルに入った。今回もアテンドなし。オランダでは一人でレストランにはいって食事する価値もないので、空港でフライドポテト。

実質仕事は2日。3泊5日のとんぼ返り出張。
携帯2台、iPod、ニンテンドーDS、デジタルカメラ、PCと各々の充電器やモバイル関連機器を全部合わせると結構な荷物になる。
結局11時間30分のフライトといっても、映画を見たり寝たりしているとそんなにこうした機器を使うこともないけど、それでもDSは絶好の暇つぶしになることが今回よくわかった。

二世帯同居の母親にかったDSだが、出張行くから貸してね、といったらしぶしぶ貸してくれた。老人をもユーザーにしてしまったゲーム機というのはたいしたものだ、とここまで書いたら今、オランダのTVでも「脳を鍛える大人の~」をつかったDSliteのCMが流れた。74Jaar(才)とか出ちゃっておじさんががっくりするような内容で、ターゲットカスタマーは日本と同じらしい。
タッチスクリーン方式の携帯ゲーム機がこういった市場を新規に開拓するとは、私もまったく予想できなかった。

しかし、ユーロ160円という状況は旅行者には非常に厳しい。
今回はCourtyard by Marriottに泊まっている。決して高級ホテルではないが、一泊2万円を超える。マックやバーガーキングのセットメニューでも700-800円。
感覚的には1ユーロは100円だから、日本の物価からすると何でも5割以上高い。

アムステルダムは夏のような気候で、東京よりも気温が高い。これは予想していなかったので、無駄にコートを持ってきてしまった。
土曜はフライトまで時間があるので、まさに今真っ盛りのチューリップをみるつもり。

とここまで書いて眠くなりました。日本時間で朝の5時。
また日記みたいになっちゃいました。

日産、カーウイングスでドライブ情報を提供

2007年04月26日 | ITS
日産と館山市、南房総市は、CARWINGSで館山市と南房総市のドライブルートや観光情報をドライバーへ提供するサービスを共同で開発すると発表した。
プレスリリースを見る限り、ドライブ観光向けにはかなり使い勝手がよさそうな内容だと思う。目的別のルート設定が出来ること、通りかかった観光地(POI)を逐次音声で案内することなど、ドライブ時に欲しい要件はすべて備えている。
問題は情報の質だろう。WEB2.0に慣れた消費者が自治体発のお仕着せ情報で満足するかどうか、ということだ。

昨年秋に登場した日産の新世代CARWINGSはRSS受信機能を備えていたものの、フィックスされた番組しか受信できなかったのだが、今後はCARWINGSに情報を配信するための仕様を一般公開するという。
今回のこのサービス同様、仕様に準拠してRSSを記述することによって商業施設などがCARWINGS向けに情報配信をすることが可能となる。

まあ、これもいかに情報の質を高めるかがキーとなる。
商業施設からのPR情報って、結局は割引クーポン以外に消費者の興味を引くコンテンツなんてないし、クーポンにしたってインターネットやチラシ、携帯など、どこでも手に入る。

価値ある情報は利害のない第三者の評価で、それはいわゆるWEB2.0型のサイトでなければ手に入らないが、そうした情報が見やすくまとまって提供されることはあまりない。なぜなら、そうした情報を加工するコストを回収するビジネスモデルが簡単には存在しないからだ。多かれ少なかれボランティアに頼っているのが実情だろう。

しかし、車で使う場合は画面を注視しなくても内容が理解できるような形で情報を提供する必要がある。この加工は手間がかかるし、またそこに広告を載せることが難しいという意味でビジネスモデルが築きにくい。

だからといってスポンサーの施設を中心に紹介するようなWEB1.0的な情報では、通信料を負担してまで受信しようという魅力がない。

POI案内は車がネットにつながることで享受できるコンテンツとしてはプローブについで有望だろう。
しかしビジネスとして成立させるのは相当にハードルが高い。