先月のシンガポール出張は、仕事はともかく(何の問題もなく終わった)アジア飯的には大満足だった。
興味がない方は読み飛ばしてください。
初日の夜は先方のシンガポール人に気を使って和食。日本人駐在員に有名な居酒屋「なんじゃもんじゃ」にいく。これについては別に感想なし。
和食の話になり、シンガポール(広東語)では「かになべ」は禁句だという。
Mother F_ckerの意味になるらしい。
二日目の昼は、取引先につれられて郊外アパート一階のフードコート。シンガポール庶民の台所だ。
これが侮れないうまさ。白身魚の炒め物が出てきたが、あまり魚を好まない私もこれは大満足。デザートにドリアンシュークリーム。味はうまいけど、都市ガスのような匂いはなかなか慣れるものではない。
二日目の夜はマーライオン対岸のウォーターフロントにあるおしゃれな海鮮中華「No signboard seafood:無招牌海鮮」で名物チリクラブ。スリランカ蟹の唐辛子バージョンと、胡椒バージョンを注文。どちらも声が出ないうまさ。小さな揚パンをもらって、ソースに浸して食べるのも美味。
帰りにインド人のお祭り「タイプーサム」に出くわす。体に針をさすなど、苦行の行者が寺院から寺院を行進する。年に2回しかないのでとてもラッキーだった。
三日目の昼は中華街のマックスウェルフードコートでシンガポール名物チキンライス。有名店の「天天海南鶏飯」は列ができており、買うまで15分ほどかかるが、まあ並ぶ価値のある味。それ以上に、わずか200円程度でこんなうまいもんが食えることに驚き。
三日目の夜は、ホテルの近くの大衆食堂でスチームボート。これは普通だったが、サイドで注文した楊州チャーハンが秀逸。有名店でなくともこのレベルのものが供されることに驚き。
さらに、もう一軒フードコートでBAKSOスープ。これはタイで言うルークチン、つまり魚や肉の団子スープ。BAKSOはマレー・インドネシア語。チリソースをつけながら食べる。素朴な屋台料理だけど、これもうまい。
ということで、大満足の3日間でした。