ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

2007AHSシンポジウムの基調報告

2008年02月27日 | ITS
操作ミスで書きかけを半日ほどアップしてしまいました。

昨日のエントリーで言及した赤羽教授による2007AHSシンポジウムの基調報告をじっくり読んだ。

交通事故の原因は色々あって、それはきっちり分析しないと正しい対策は出てこない。適切な対策はその原因に応じてこれも様々であり、物理的な道路構造の改修や、注意喚起、規制、場合によってはそれらの組み合わせで最良の効果が出る。

そして、センサー技術や通信などのハイテクの活用は、その原因究明から対策に至るまで従来になかったアプローチを可能にする。
だから、ハイテクは交通事故防止のために上手に使うべきである、と教授はいう。
まったくその通りだろう。

一方で「まず通信ありき、DSRCありき」のようなアプローチを「診察をせずに治療法だけを提示している」と、自省を含めて厳しく戒めている。

私の無遠慮な記事を引用し、それに「学ぶ」とまでして紹介してくださった教授の立派な態度に、改めて心から敬意を表します。

2007AHSシンポジウム基調講演

2008年02月27日 | ITS
AHSRAはWEBSITEで昨年10月の2007AHSシンポジウムにおける千葉工業大学赤羽教授の基調講演の内容を掲載している。

(なお、これは国交省ITSホームページでも2月25日付けでアナウンスされている。)

このページにある「詳しくはこちら→」には教授の講演内容がPDF化されており、拙ブログが引用されている部分も詳細が掲載されている。
この講演、私は出席できなかったのでとても興味深く、共感をもって読ませていただいた。

AHSRAにとってはネガティブな内容も含まれるのだが、これをそのまま掲載するAHSRAのフェアな態度はとても評価できる。