ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

電子マネー

2008年07月01日 | 雑記
日経新聞などが、電子マネーの今後の普及は鉄板、とか、電子マネーの普及で硬貨流通量が減った、みたいな事を言うのがどうも気にいらなくて、このブログでは一貫して否定的な意見を述べてきた。
(とはいうものの、筆者は電子マネーをばりばり使っているのだが)

自動車ITS革命をお書きになった神尾寿氏も、最近はITSにはすっかりご無沙汰で電子マネーに夢中のようだが、私はどうしても電子マネーが近い将来、小額決済市場で現金に取って代わるものになるとは思えないのだ。

そんなことを考えていたら、やっぱりEDYは相当苦しいらしい。
わが国の電子マネーでもっとも発行枚数が多いEDYが、利用ではセブンのナナコやスイカに決済数でかなわない。さらに、いまだにビットワレットは黒字化していないという。

交通系が構内での利用を拡大するのは、まあ当然だろう。またナナコは強力な社内プロモーションがかかっているらしい。
つまりは、よっぽどの理由がなければ電子マネーは活性化しないんじゃないか?

EDYがここまでやってもこんなもん、というのが消費者の電子マネーに対する評価を証明していると思う。