ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

公務員とマイレージ

2008年07月05日 | 雑記
航空会社のマイルをためることについて、役所が個人への帰属を禁ずるようで、民間企業でもこれに追従する動きがある。ためたマイルは、社用に使うということのようだ。

これは航空会社にとってまるでメリットがない。そもそもロイヤリティプログラムであるマイレージなのだが、利用する個人にとってメリットがなければ、キャリア選択のロイヤリティは働かなくなる。
さらに、空き席の消化につかっていた無料航空券が本来お金の取れる業務用に使われるとなったら、これは踏んだり蹴ったりでマイレージプログラムの意味がまるでなくなってしまう。

それはそれとして、私があまりピンとこないのは、役人のマイレージの利用が本当にそんなに騒ぐような問題なのか、ということだ。
確かに、いわゆる「役得」には違いない。
でも、税金を無駄使いしているわけでもなければ、すべての利用者に与えられているルールであり賄賂ではない。

海外出張がある部署とない部署で不公平だ、というような意見は当然あるだろう。
それはそれで役所内でルールを作って公平性を保てばいい。
役人がマイレージチケットをプライベートに使ったって、私は気にならない。

むしろ、公費出張のシートクラスやホテル代が気になるね。未だに偉い人はファーストを使っていたり、若いのにビジネスとか、仮にエコノミーでもリファンド・変更が可能なフルフェアチケットとかを使っているんじゃないか、と疑ってしまう。
「海外視察の予算」などの金額を見ると、そうとしか思えない。