ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

高速無料化に2兆円

2010年08月15日 | 高速道路
国交省の試算によれば、現在社会実験の対象となっている全国37路線50区間を恒久的に無料化する場合、必要な財源は2兆円程度に達するらしい。

政府は年間1200億円をこの無料化で計上した、と理解していたが、この2兆円という数字はこの先何年間の必要経費なのだろうか?その辺が不明確でよくわからない。
また、どういう意図で2兆円という数字を発表(なのか、リークなのか)したのだろうか?

唐突にでてきた2兆円という金額は決して小さくない。無料化にはこんなにコストがかかるんだぜ、と言いたいのか?
国交省が無料化をいう政府に対しジャブをいれたのか?
それとも、本来無料化には疑問を持っていたと思われる前原大臣の意向なのか?

国交省は、しかしこの50区間については今後問題がなければ恒久無料とするという。

要するに、「無料化はこの50区間でおしまいにしましょう、高速道路無料化の公約もこれで一応は実現したしね」という落とし所を提示している、ということなのだろうか。