ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

3Dテレビの錯覚

2011年01月25日 | 雑記
前にも書いたけど、3Dテレビはもしかしたら業界全体を巻き込んだ壮大な勘違いなのかもしれない。

・2009年のラスベガスCESショーは3Dテレビが話題に。
・アバターが大ヒット。
・韓国サムソンが先行、負けっぱなしの日本メーカーは焦る。
・2010年のCESは3Dテレビ一色。アメリカ人は大騒ぎ。

ということで、3Dテレビのヒットは鉄板、と業界誰もが信じた。

しかし、3D映画なんてのは昔から周期的に話題になるのだ。ディスニーランドでもキャプテンEOだっけ?あれだって結構インパクトがあった。
でも、結局は「何回か見ると飽きちゃって、しばらくするとまた出てくる」というような類のものだろう。
実際、アバターの後はアリスインワンダーランド位しか3Dで話題になった映画はない。

そんな程度のものだから、家庭のテレビに必要なものではない。

3Dテレビの不調理由を開設解説するWEB記事は多い。
しかし、「メガネがいるから」「普通の液晶TVが安くなりすぎ」「ソフトがないから」「技術的に云々」
という論調が多く、これらは私から見れば全部的を外している。
はっきりいって「実はそんなに需要がない」という理由が一番大きいと思う。