ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

民主党大反省会 高速道路無料化は自民の妨害?

2013年05月11日 | 高速道路
民主党大反省会で枝野氏は
「高速道路無料化などの公約が不履行に終わった理由を『自民が反対、民主が賛成のものが目玉だから、国会で野党の抵抗に遭う』と釈明した。」
と時事通信は言っている。
ちょっとこの文章の意味もわかりづらいし、大反省会のニコ動も見てないので断定はできないが、高速道路無料化を含めたマニュフェストを実行できなかったのは自民の妨害、というようなニュアンスのことを言ったのだろう。

しかし、少なくとも高速道路無料化に関しては、ふざけるのもいい加減にしろと言いたい。

民主党の「高速道路無料化」は科学的な検証を全く行わず、山崎養世氏の「日本列島快走論」に乗っかって派手にぶちあげただけのものだ。
結果、渋滞や財源の問題からそれは現実的ではなく、国民から募った政策コンテストでも最下位となり、結局震災の復興財源確保を言い訳にやめたというのが経緯じゃないか。

このブログで以前指摘したとおり山崎氏の快走論はETCが普及していない2003年に書かれたもので、「無料化で料金所がなくなれば渋滞がなくなる」なんていう既に解決済みの案件も効果として謳われていた。
民主党はその中身をちゃんと見ないで採用したことは間違いなく、それに乗っかったのは馬淵氏。この人、最近はバリバリのリフレ派になったようで、どうもあまり物事を深く考えない人のように私には思える。