ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

Google グラスで思うこと

2013年10月10日 | モバイル・ウエアラブル
Googleグラスに限らず、ウェアラブルコンピューティングっていうのかな、そういった機器が今年のCEATECでも結構見受けられたようだ。
こうしたデバイスって、本当に未来があるのだろうか?

まず、あのGoogleグラスや、ドラゴンボールのスカウターみたいなものをつけて町を歩けるか、ということ。多分かなり痛い。それが珍しくなくなるくらい普及すれば別だが、それには結構な時間がかかる。
となると、おそらくは普通のめがねの様な違和感のないものになるだろう。

しかし、それはそれで問題がある。それをつけていることが他人にわからないと、盗撮とか運転中の使用に対する制限とかが出来なくなる。

特に運転中の使用制限は大きな問題になるだろう。
もっと言えば運転中に限らず、町を歩いているときだってメールやSNSのチェックをしていたら注意散漫による事故が怖い。ここ中国なら、一週間以内にはねられるだろう。

運転中の使用は当然更に深刻で、簡単なナビゲーションの誘導程度に規制しないと散漫運転による事故が多発するだろう。
しかし、もし普通のめがねの様なものになるとそんな規制は事実上出来ない。
車と連動する仕組みがないと物理的にコンテンツに制限を加えることも出来ない。これは難題になると思う。使用者の良識に頼るしかない。

ということを考えると、通勤電車内とか自宅でぼんやりしているときくらいしか使えないのかもしれない。でも例えば電車内のような公共の場所、声でコマンドを入れなくちゃいけないとするとそれはまたそれで厳しいね。
であれば携帯端末で良いんじゃない?とも思う。

普通のめがねと同じ外観で、メール着信やスケジュールリマインド程度が表示されるというレベルが現実的なんだろうと思う。