地図情報大手のゼンリンは発表していた2013年9月中間期の連結業績予想を下方修正し、純損益は2億円の赤字に陥る見通し。
これに対するゼンリンのプレス発表は、「国内地図データ販売が新車販売における軽自動車へのシフトや、カーナビゲーションの低価格モデルへの構成変化などにより減少」と説明している。
各メディアもこれに準じた報道となっているが、JEITAの資料を見る限りではゼンリンが一気に赤字に陥るほどのナビ売り上げ減少はない。
スマホがナビを駆逐すると言われて久しいが、いうほどナビの台数は落ちていない。
しかし低価格化が進んでいるのはその通りで、ナビデータもコスト低減の影響を受けているのは確かだろう。
とはいえ、それでゼンリンが赤字になるというのはどうにも解せない。
GPSとデジタル地図の活用はその表示機器がなんであれ拡大している。そしてゼンリンはグーグルマップにもデータを提供する大手なのだ。
実はゼンリンはどうにも先が見えない赤字事業を抱えている。
地図+周辺商業施設情報を盛り込んだ「Actiz アクティズ」というローカル誌を無料でポスティングするという事業だ。
リクルートがよくやる、R25のような広告収入を収益源とする無料誌ビジネス。
殆どのひとがこの雑誌を知らないだだろう。そんなに広告も取れていないと推測する。
こうしたビジネスを成功させるには、まず相当な金をかけて知名度を上げなければならない。リクルートがどれだけ広告に費用をかけてているか。
そして、広告を取るための強力な営業部隊が必要だ。多分、どちらもできていない。
さらに、いまさら紙メディアかよ、というのが正直なところ。
対象地域全戸に無料ポスティングって、どれだけ印刷と配送コストがかかっているのか?
この事業が今季赤字のすべての原因ではないだろうが、少なくともマイナスに働いているだろう。
リストラ費用捻出の体力があるうちにやめた方がいいと思う。
これに対するゼンリンのプレス発表は、「国内地図データ販売が新車販売における軽自動車へのシフトや、カーナビゲーションの低価格モデルへの構成変化などにより減少」と説明している。
各メディアもこれに準じた報道となっているが、JEITAの資料を見る限りではゼンリンが一気に赤字に陥るほどのナビ売り上げ減少はない。
スマホがナビを駆逐すると言われて久しいが、いうほどナビの台数は落ちていない。
しかし低価格化が進んでいるのはその通りで、ナビデータもコスト低減の影響を受けているのは確かだろう。
とはいえ、それでゼンリンが赤字になるというのはどうにも解せない。
GPSとデジタル地図の活用はその表示機器がなんであれ拡大している。そしてゼンリンはグーグルマップにもデータを提供する大手なのだ。
実はゼンリンはどうにも先が見えない赤字事業を抱えている。
地図+周辺商業施設情報を盛り込んだ「Actiz アクティズ」というローカル誌を無料でポスティングするという事業だ。
リクルートがよくやる、R25のような広告収入を収益源とする無料誌ビジネス。
殆どのひとがこの雑誌を知らないだだろう。そんなに広告も取れていないと推測する。
こうしたビジネスを成功させるには、まず相当な金をかけて知名度を上げなければならない。リクルートがどれだけ広告に費用をかけてているか。
そして、広告を取るための強力な営業部隊が必要だ。多分、どちらもできていない。
さらに、いまさら紙メディアかよ、というのが正直なところ。
対象地域全戸に無料ポスティングって、どれだけ印刷と配送コストがかかっているのか?
この事業が今季赤字のすべての原因ではないだろうが、少なくともマイナスに働いているだろう。
リストラ費用捻出の体力があるうちにやめた方がいいと思う。