たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

(2)東北の旅 8/31 恐山

2015年08月10日 | 登山
茨城を出発して七戸の道の駅「しちのへ」まで来ました

道の駅を利用するのは初めてですが洗面所もトイレも清潔で中々快適です

今日はこんな時でも無ければ来られない下北半島の恐山へ行ってみたいと思います

途中、不老不死ともうたわれる「恐山冷水」と言う水場が有りました

一杯飲めば10年、2杯で20年、3杯で死ぬまで若返る・・・んだそうです

余り飲むと子供より若返ってしまい威厳をなくすので1杯にして置きましたが・・・さて・・・








恐山と言うからには上の方に有るのではと思いましたが道はドンドン下りに転じます

やがて左に宇曽利湖(うそりこ)が見えて来ました

既にこの辺りも硫黄の臭いが立ち込めています

奥に目を転じますと北岸の白茶けた部分が恐山なのでしょう


ジャーン、三途の川を渡るあの世への橋

でも私には下の看板の方が恐ろしい




入山料500円を支払い門を潜りますと左に恐山菩提寺本堂、右に寺務所と宿坊

そして正面に鎮座するのが本尊安置地蔵殿

ここは比叡山、高野山と共に日本三大霊場に数えられ慈覚大師によって開山されました


地蔵殿の脇から遊歩道に入りますと、嫌でも卒塔婆の林立が目に入って来ます

そして亜硫酸ガスで焼けた山肌

進むにつれ荒涼とした景色

岩間から吹き出す硫黄と、たち込める硫黄臭

とても、この世とは思えない景色に変貌しました












聞こえて来ませんか?

一つ積んでは父のため・・・二つ積んでは母のため・・・

     



不気味さを盛り上げます



上は水子地蔵、風車のカラカラ、キリキリする音はあまり気持ちの良いものでは有りませんね

下は血の池地獄で藻が発生すると池の水が真っ赤になるそうですが今日は澄んでいました






景色は一変し前方に砂浜が見えました

その白い砂浜の向こうには青い水を湛えた宇曽利湖が広がります

地獄から天国に舞い戻った様な・・・その名も「極楽浜」




再び地獄への道へと誘導されました

嫌でも通らなくてはならない道です


気を付けましょう、極悪人はここへ押し込められますよ






約40分の道のりを歩いて最後に向かったところはまさに極楽浄土

この温泉は参詣者で有れば無料で入れます

下の写真が女性用

勿論、私も入りました

極楽・極楽 

(続く)


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