
辺りに夕闇が迫りいよいよ大小様々な「ねぷた山車」が動き始めました
山車を曳く者、お囃子に従事する者、観客席で観ている者 すべてが緊張の一瞬です




最初に登場するのは比較的小振りな山車で終わりに近づくにつれ巨大な山車へと変わっていきます
巨大な物は9メートルと言いますから一寸したビルの高さと言えましょうか
小振りな物は「子供ねぷた」と言い、出し物もキャラクター等の可愛い図柄の物が多く見られました







上の「扇ねぷた」に対して下の山車は「組ねぷた」 中々躍動感がみなぎる山車ですね


灯篭流しが進化し巨大な扇型に変わって行ったねぷたと言う事ですが
扇ねぷたの表面は勇壮な武者絵が描かれているのに対し
裏面は「見送り画」と言われる優美な女性が描かれているのも注目です
また、ねぷたが青森に対して何故、扇型なのか
調べたところに寄りますと津軽藩の藩祖、津軽為信の幼少の頃の名前が「扇丸」だったからだそうで
絵の中に多く描かれている牡丹は津軽家の家紋と言う事でした

講釈はこの辺にしておきまして華麗、且つ勇壮な80台が集まった屋台の一部をご覧下さい
各地区、色々な趣向を凝らして「やーやどー」の声も勇ましく練り歩く姿です








時刻は8時半、祭は増々盛り上がりを見せますが、相当な渋滞が予想されそうです
後ろ髪ひかれながら一足早く祭り会場を後にする事にしました


所々懐中電灯が必要な城内を抜けてお堀に差し掛かりますと山車も其々の地区に向かい始めたのでしょうか
太鼓と笛の音が街のあちらこちらから響くのを耳にしながら駐車場へと向かったのでした

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