
恐山の次に仏ヶ浦に是非 寄りたかったのですが食堂の方に尋ねますと
「此処からですと行くだけで優に4時間掛かってしまいますよ
むしろ寒立馬(かんだちめ)で有名な尻矢崎でしたら帰りがけに寄れますのでいいんじゃないですか?」
と、薦めて下さいましたのでナビを尻矢崎に設定 寒立馬に会いに約35キロをひた走ります
前方に見える灯台が徐々に大きくなり散策する観光客の姿がチラホラ見えてきましたが草原に馬の姿が無い
暑くて引っ込んじゃった??まぁ草原の花を見るだけでもいいかと車を停めます

居ました、居ました
灯台めざして数分歩いた海沿い
ノンビリ草を食む寒立馬の群れ



この寒立馬は青森県の天然記念物に指定されている農耕馬で
極寒にも耐える逞しい体格をしています
寒立馬と言うからには雪の吹きすさぶ中を疾走する姿が絵になるのでしょうが
とてもとても、その時期に運転してくる勇気は有りません

こちらは親子でしょうか
群れから離れてノンビリとお散歩、いいですね


さて一寝入り
ドタンと転がると後はだらけた姿で爆睡
身近にもいたっけ
お腹が満ちると同じ姿で爆睡する人

こんな触れ合いも楽しいですね
でも調子に乗り過ぎるのは止めないとね



いい光景だなとコンクリートブロックに腰かけて眺めていますと
音もなく迫りくる群れ・・・視線を感じて目を上げれば・・・ウウウ・・・目の前に・・・
この後、増々近づかれた私は無様な格好で逃げ出したのでありました


馬糞を踏まない様に気を付けながら先端に行きますと太平洋の大海原を背景に小さな磯が有り
其方が群れなら此方もと無数のカモメ(?)が体を休めています





では寒立馬とお別れして花でも探しに行きましょうか
歩いてみれば未だまだ無数に有りましたが何せ馬の落し物も負けずに散らばって
どちらに目を置いて良いのか分からないくらいです
思えばヨーロッパアルプスと(あちらは牛でしたが)状況がソックリ


岩礁にゴイサギとアオサギを見つけました
かなり遠い所に居ましたので思い切り引っ張って写してみましたが何とか表情は撮れた様です
頭上には2羽のトンビも至近距離で近くを飛び回っていましたが、車の中からでしたので、こちらは失敗
どうも、こういう物を見ますと興奮してしまって思う様な写真を写す事が出来ません
じっくり構えないと駄目ですね


下北半島の鎌の柄の部分まで下りてきました
この辺りは沼が多く、その中の一つ鷹架沼で一息入れます

更に下って小川原湖で再び下車
民家数個の鄙びた所ですが湖でとれるシジミやアサリを生活の糧にしているのでしょうか
定置網や小振りの漁船が何艘か置かれ、それが余計に鄙びた感じを助長させていました
今朝、一夜を明かした道の駅「しちのへ」に戻り此処から八甲田山に向けて車を走らせます


尻矢崎から休憩を入れて約4時間、前方に立派な高田大岳が見え
そして「地獄沼」を見れば登山基地である酸ヶ湯はもう直ぐ
明日はいよいよ憧れの八甲田山です
(続く)

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