たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

秋田駒ヶ岳  1623m (続編)

2015年08月28日 | 登山
九合目に到着した私達は阿弥陀池は帰りに寄る事にし先ずは男岳を目指します

相変わらず濃いガスの中、火山岩の積み重なる登山道を進みますと直ぐに男岳・横岳の分岐に差し掛かりました

周りに障害物は有りませんでしたから晴れていれば最高の展望が得られた事でしょう


オニアザミが露に濡れて首を垂らしている場所で下山の男性と擦違いました

「最高峰は女目岳(1623m)ですが神社が祀って有るのは男岳ですから、こちらを選択したのは正解じゃないですかね」

そう仰って下さった事に安堵し急斜面を再び花を追いかけ登ります


ウツボグサ


コシジバイケイソウ


ヤマハハコ


ハクサンシャジン






左斜面にトウゲブキを見ては立ち止まり

右斜面にマルバシモツケを見ては又、立ち止まる

正に此処はフラワーロードです


時期には黄色の斜面を作ったで有りましょうニッコウキスゲがたった一輪露に濡れています


ヤマハハコと混成する黄色はミヤマコウゾリナでしょうか


ミヤマキタアザミも清楚な姿を見せています






エゾシオガマ

何気なくエゾニュウ

そして浴衣の絵柄にしたい様なウゴアザミ


美しいフラワーロードですが登山道は結構きつく油断は出来ません

花を見る時は「立ち止まる」が基本ですね


岩間にポツンと一輪のダイモンジソウもシッカリ、カメラに収めました




ハーイ、山頂到着でーす

山頂は360度の視界が得られる展望峰なのですが・・・この通りガスの中

思えば東北の山はどうも相性が合わないらしく早池峰山も鳥海山も展望には見放された山でした

ともかく無事の登頂を祝って味気ないノンアルコールビールで乾杯






十分な休憩を取り来た道を引き返して阿弥陀池に向かいました

池の片鱗すら見えず木道がガスの中に吸い込まれる中、見落とした花を拾いながら歩いていきますと

ガスの切れ目にボーッと浮かび上がるのは阿弥陀池 








阿弥陀池がどんな形をしているのか周囲の景色がどうなのかサッパリ分かりませんが

岸辺には沢山の高山植物に混じってモウセンゴケヒナザクラもみる事が出来ました

もう少し先まで歩いたら新たな花も発見できたかもしれませんが、この辺りが潮時でしょう


未だ深いガスの中、登ってきた道を引き返します


雄さん、未だ未練が有る様ですね

盛んにアングルを決めていました

それにしても帯の様に続くシャジンに気分がハイになります






何と言いましても、この登山道で圧巻は斜面を埋めるエゾニュウです

暫く立ち止まっていますと山の神様が気の毒に思ったのでしょうか

ガスが薄れて視界が広がったのです

何と素晴らしい景色でしょう

私達は動く事も出来ずに、ただただ見入るばかりでした


無事、八合目に到着しバスを汚さない様に登山靴を洗って・・・と


車内にはこんな警告も有りましたので念の為

因みにバス料金は片道520円

一浴したアルプこまくさの入湯料も同じく520円でした

硫黄臭の濃い源泉掛け流しの気持ち良い温泉でしたよ


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