たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

秋田・竿灯祭り

2015年08月24日 | 

一斉に竿灯が立ち上がり夜空に黄金の稲穂が揺らめきました

(以下の色字はパンフレットから引用いたしました)

竿灯祭りは東北三大祭りの一つで260年以上の歴史を持つ国重要無形文化財です

中略

竿灯の起源は江戸時代中期とされ「ねぶり流し」「眠り流し」と呼ばれる睡魔払いのお盆行事でした

昔は「夏になると暑さが厳しく労働もきつく、つい眠くなる

 その際に病魔が忍び入り眠り病に冒される」

と考えられ、その睡魔を退治する為に眠り流し「竿灯」を行ったと伝えられています

中略

竿灯の掛け声は

「ドッコイショ―ドッコイショ―ドッコイショッショドッコイショ、オエタサーオエタサー、根ッコツイタ オエタサー」

ドッコイショは重い物を持ち上げる時の掛け声

オエタサーは上手く振るった竿灯が根づいた稲の様に動かない意味を表しています

規定演技は流し、手のひら、額、肩、腰の5種目で長さ12m、重さ50Kを30秒、全て片手で操ります

自由演技は継ぎ竹を増やしたり花笠や扇子などの小道具を使ったスリリングな演技が見ものです


灯りが揺れる中、秋田の伝説で有る小町娘も祭に色を添えました

「花の色はうつりにけりな いたずらに わが身世にふる ながめせしまに」

・・・あーぁ、ボンヤリ暮している内に私も歳をとってしまったわ、寂しい事だわね・・・

女性ならば誰もが老いていく人生の儚さを思わずにはいられない句ですね

そんな句を詠んだのが、この県で生まれ同県で終焉を迎えたとされる小野小町です

この手の話は全国津津浦浦 耳にする話ですが秋田は美人で有名な県

世界三大美女の一人と言われれば何処か繋がる物が無きにしも非ず・・・かな?




勿論、子供も大人も一つになって祭は進行していきます






さぁ30秒間、持ちこたえろ






あの「ドッコイショードッコイショ」の掛け声が町中を駆け巡ります




祭は時間の経過と共に賑やかに、そして華やかに夜を焦がしていきました




今日も渋滞を考えて最後までは見られません

段々遠くなる黄金の稲穂を私達は何度も振り返り仮設の駐車場を目指しました


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