歩行3:52 休憩1:53
昨夜、しし座流星群を夢中で眺めていたので早寝出来ると思っていたのだが中々寝付けず寝袋に包まったまま暫く夜空を眺めていた。今夜も素晴らしい星空だ。
男体山の登山道は最奥の民家の脇から始まる
長閑な古分屋敷集落を護る様にぐるりと立ち上がる岩稜。常緑樹と紅葉が織りなす美しい秋の光景・・・目覚めて先ず飛び込んで来た風景だ。徐々に射し込む朝の光に山は蘇り紅葉は一段とその輝きを増している。
今回はコースどりが非常に難しかった。どうしても岩稜部を歩きたかったのだ。しかしその岩稜を欲張って湯沢温泉に下りてしまったら車まで戻る林道歩きが厳しい。林道歩きをしないで元の場所まで戻れないものだろうか・・・
何とそれが有ったのだ。一般には公表されていないので、その道を探すのに苦労したがたくさんの登山地図の中からとうとう見つけ出す事が出来た。壁を真下に下るのでどうなるか分からないがともかくそのコースで行ってみよう!
7時45分、いよいよ出発。少々寝不足気味だったが朝の冷気が気を引き締め怠さは無い。茶畑を左斜面に、右に最奥の大円地の民家を過ぎると直ぐに一般コースと健脚コースに分かれる。此処は迷わず健脚コースだ。
途中から始まった檜の林を抜けると登山道は岩場も現れ時には立ち木に掴り時には根っこを掴んでの急勾配となる。陽も高くなり無風快晴とあって額から汗がポタリポタリ。
健脚者でも下りに使わない方が良いと案内書に有ったので緊張して登った男坂だったが登りは左程、緊張する事も無く肩に建つ東屋に登り上げた。
登山前、挨拶を交わした老女にフジイ越えを尋ねた時「フジイ越え?わかんねぇ」とあっさり言われてしまったので追いついた土地の人に再びフジイ越えを聞いてみた。やはり首を傾げている。地図を見せるとやっと解ってくれたがどうやら地元ではフゼエ越えと言っているらしい。私達にして見ればチョット頭を柔らかくすれば、そう首を傾げる事も無いと思うのだが。
山頂には東屋からほんの一登りで到着。男性二人が休んでいた。一人は月夜野出身との事。三角点からは樹木が邪魔して視界が利かないがやがて着いた社に立てば幾重にも重なり波打つ茨城の山々を眺望する事が出来た。
穏やかな日と有って大円地越えに着くとウイークデイにも関わらず一般コースからの登山者が三々五々登り上げて来る。が、ここから岩稜を目指す者は誰も居ない。あまり歩かれていないコースなので一抹の不安は有るが嬉しいかな、ここからは誰に気兼ねする事も無い私達だけの貸し切りになりそうだ。
岩稜の尾根道は右側がスッポリ切れ落ちているのだが灌木が有るので怖さは無い。しかし縁に立って覗き込めば深い谷は底を見せず体全体がゾクゾクとしてくる。
幾つかのコブを縫う様に淡々と続く道を徐々に遠くなる男体山を振り返り鷹取岩を目指す。静かな山中はガサゴソと落ち葉を踏む足音だけだ。
フゼエ越えの手前の小草越えには11時に着いた。微かに踏み跡が確認されるが藪が酷く此処を利用する気にはなれない。 次のフゼエ越えは急峻だが注意して下れば何とかなりそうだ。
坊主岩
下山路が確認できたところで次の目的地に向かった。途中、坊主岩を右に一旦下り急登を一登りで鷹取の山頂に立ったのは昼食休憩に丁度よい11時45分だった。続きますのでコメント欄はお休み致します。