まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

母と「こころ」

2003年06月01日 21時09分00秒 | 箸が転んでも
ウチでは父の仕事がらなのか単に付き合いなのか

わたしが子供の頃から、新聞を二紙とっている。

どちらかと言うと右よりなA社と、なんとなく左よりなB社の。

同じ出来事がまるで違った意見で書かれているのが面白い。

スポーツ新聞がサービスで付いてくるので芸能ネタに詳しくなった。

会社でとっているのはC社の新聞。

これが一番面白い。

何がって「人生相談」とか読者のテレビ評とか。

このテレビ評を読むと、そこまで真剣にテレビを見ている人がいるんだなぁと驚かされる。

「剣客商売、人情の機微が描かれていて涙しました」とか

「XXの司会者はもっと人の話を聞くべきです」とか。

わざわざハガキ書いて出すほど思ったんだな、と感心する。

「こころ」というNHK朝の連続ドラマをご存知だろうか。

たまにしか見ていないのだが、驚くべきことに主人公の旦那が雪山で遭難してしまったのだ。

その頃から投書が相次ぎ

「朝から暗い内容にガッカリ」

「このまま優作さん(仲村トオル演じる旦那さん)が死んでしまったらもう見ない」なんて。

この時点ではまだ遭難しただけだったのだが、先週遺体が発見されてしまった。

すると「優作の死は早過ぎ」だって。

母の意見はこうである。

「すぐ死んじゃうんなら、あんないい俳優を使うことなかったのにね」
コメント
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