まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

くんくん(青春編)

2003年06月29日 19時08分00秒 | 日々雑感
これまでにも何度か書いた通り、香水には疎いわたしだが

たったひとつだけ、はっきりと分かる香水がある。

あ、正確に言えばふたつか。シャネルの5番も分かるから。

でもあれは、誰でも知ってる匂いだからなー。

どうでもいいことだが、じゃあ、ふたつしか分からないうちのもうひとつの話をします。

その名は「ポーチュガル」。

恐らく男性用。多分、若い人向け。

これはですね、姉が大学に入ってすぐに付き合い始めた男の子がつけていたんです。

もちろん、姉もすぐに同じものを買ったさ。

わたしは、東京で一人暮らししている姉が頓死していないか心配で

たまに彼女のHPをのぞきにゆくのだが

姉は、親と同居のわたしなど心配無用と思っているらしくこのHPへは滅多に来ない。

だから好き勝手書いちゃうけどさ、一途っちゅうか、思い込みが激しいのよね、恋愛に関して。

今はどうか知らんけど、少なくともその頃はそうだった。

で、姉は相当に夢中だったんだけど、あれこれあって

泣いたり怒ったりわめいたり、そりゃあ、あれこれあってサヨナラしたわけだ。

その頃、姉の部屋に行くと、いつも「ポーチュガル」がほのかに匂っていた。

だから、人の恋愛沙汰なんだけど匂いとともに彼女の嬉しさや悲しさなどが刷り込まれちゃって

この香水だけは忘れられないだけじゃなく、これを嗅ぐといつでも

なんともいえない甘酸っぱい気持ちになるのだ。






コメント
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