今日は単館系の映画2本を見てきました。
『サンシャイン・クリーニング』は、昨年アメリカでもミニシアター系上映形態にもかかわらず、好評だった『リトル・ミス・サンシャイン』のスタッフが再集結!!という事で。
人生負け組・・・傾向の姉妹が、始めた仕事が、事件現場のお掃除・・・
誰かが命を落とした後の部屋とかのお掃除で、その痕跡を消す事、ですが、そのうちに、残された人の悲しみとか亡くなった人とかの残した思いをも感じるようになり・・・という感じかなぁ?
雰囲気としては、「リトル・ミス・・・」に似てますね~。
確かに、ダメでも負け犬だもいいじゃないか、頑張ろう!!と、元気が出る傾向なんですが、中途半端なエピソードも幾つか残るので、その点が「すっきり度」を下げてるかな?という気が。
最初の方で、自殺(?)現場の掃除をしている姉妹を見て、私はとーても「怖いなぁ~」と思いました。
「気持ち悪い」とかっていうのじゃなくて「怖い」
っていうのは、ゴム手袋(台所用みたいな感じの)しただけで、服とか髪とかほとんどそのまんまで血液が付着したモノとか掃除してるので。
後半、その点はさすがに改まってましたが・・・
でも、普通でもマスクくらい用意するよねぇ・・・
リアリティが必要な分類の映画じゃないけど。
お次に「人生に乾杯!」
ハンガリー作品です。
ハンガリーの映画・・・ってまだ私は見た事がないよーな気がします。
この映画のフライヤーを初めて見た時に、原題とかを見て「あれ?キリル文字?」と思いきや、よくよく見るとビミョーに違う、で、ハンガリー映画と知った次第です。
で、映画内でも旧ソ連の影響下にあったという過去を持つハンガリーだけに、主人公のじいちゃんが大切に保管している車がチャイカ(旧ソ連時代の車。チャイカというのはロシア語でカモメの意)あと、トカレフとかヴォルガとか、ロシア関係の単語が出てきました、が、言葉自体はかなりロシア語とは違うなぁ~という印象でした。
あらすじは、81歳と70歳の夫婦。
運命的な出会いから結ばれた二人だが、今はもう年期の入った倦怠期という感じ。
そして、年金暮らしなのだが、これがもー暮らしが苦しい。
家賃の滞納、電気は止められて、ついに妻は2人にとっての大切な思い出であるダイヤのイヤリングを金に替える、までになってしまう・・・
そこで、夫がついに思い切って取った方法は・・・
「郵便局強盗!!!」
という感じで、なんとなくシチュエーション的には「ヘブンズ・ドア」みたいなタイプですな。
余命がわずかな2人が・・・というところも似てる(爆)
ただ、こちらの映画の場合は、年齢を重ねた2人だけにその互いの人生の歴史や重み、真実味があるので、そーいう犯罪行為をしてもわりと許しちゃいたい気分になるというのか。
しかし、ロシアも含め、国家がほぼ完全に国民生活をコントロールしていた旧社会主義国家の現在の問題が垣間見える感じでございました。
ロシアでも、年金で暮らせないお年寄りがすごく多いそうだ・・・(ソ連時代はありえなかった)ホームレスも増えてるそうだし。
日本も、他人事じゃなくて近い将来、同じような状況になる、のかもねぇ・・・
この老夫婦の共に時を過ごした、という十二分に醗酵した、というか熟成された関係が細かいあちこちで感じられるところが良いですね~。
そして、ハンガリー警察の、のほほんぶりも見所です(爆)
ハンガリーって、犯罪が無いに違いない!!と思えるほどの、のんびりムードと抜けっぷりの激しい捜査(爆)
そして、「ヘブンズ・ドア」に似ている点、さらにもう一つ、
「海を見たい・・・」
これは、ハンガリー舞台なので、日本リメイク版とは大違いで、実に説得力がありました(爆)
『サンシャイン・クリーニング』は、昨年アメリカでもミニシアター系上映形態にもかかわらず、好評だった『リトル・ミス・サンシャイン』のスタッフが再集結!!という事で。
人生負け組・・・傾向の姉妹が、始めた仕事が、事件現場のお掃除・・・
誰かが命を落とした後の部屋とかのお掃除で、その痕跡を消す事、ですが、そのうちに、残された人の悲しみとか亡くなった人とかの残した思いをも感じるようになり・・・という感じかなぁ?
雰囲気としては、「リトル・ミス・・・」に似てますね~。
確かに、ダメでも負け犬だもいいじゃないか、頑張ろう!!と、元気が出る傾向なんですが、中途半端なエピソードも幾つか残るので、その点が「すっきり度」を下げてるかな?という気が。
最初の方で、自殺(?)現場の掃除をしている姉妹を見て、私はとーても「怖いなぁ~」と思いました。
「気持ち悪い」とかっていうのじゃなくて「怖い」
っていうのは、ゴム手袋(台所用みたいな感じの)しただけで、服とか髪とかほとんどそのまんまで血液が付着したモノとか掃除してるので。
後半、その点はさすがに改まってましたが・・・
でも、普通でもマスクくらい用意するよねぇ・・・
リアリティが必要な分類の映画じゃないけど。
お次に「人生に乾杯!」
ハンガリー作品です。
ハンガリーの映画・・・ってまだ私は見た事がないよーな気がします。
この映画のフライヤーを初めて見た時に、原題とかを見て「あれ?キリル文字?」と思いきや、よくよく見るとビミョーに違う、で、ハンガリー映画と知った次第です。
で、映画内でも旧ソ連の影響下にあったという過去を持つハンガリーだけに、主人公のじいちゃんが大切に保管している車がチャイカ(旧ソ連時代の車。チャイカというのはロシア語でカモメの意)あと、トカレフとかヴォルガとか、ロシア関係の単語が出てきました、が、言葉自体はかなりロシア語とは違うなぁ~という印象でした。
あらすじは、81歳と70歳の夫婦。
運命的な出会いから結ばれた二人だが、今はもう年期の入った倦怠期という感じ。
そして、年金暮らしなのだが、これがもー暮らしが苦しい。
家賃の滞納、電気は止められて、ついに妻は2人にとっての大切な思い出であるダイヤのイヤリングを金に替える、までになってしまう・・・
そこで、夫がついに思い切って取った方法は・・・
「郵便局強盗!!!」
という感じで、なんとなくシチュエーション的には「ヘブンズ・ドア」みたいなタイプですな。
余命がわずかな2人が・・・というところも似てる(爆)
ただ、こちらの映画の場合は、年齢を重ねた2人だけにその互いの人生の歴史や重み、真実味があるので、そーいう犯罪行為をしてもわりと許しちゃいたい気分になるというのか。
しかし、ロシアも含め、国家がほぼ完全に国民生活をコントロールしていた旧社会主義国家の現在の問題が垣間見える感じでございました。
ロシアでも、年金で暮らせないお年寄りがすごく多いそうだ・・・(ソ連時代はありえなかった)ホームレスも増えてるそうだし。
日本も、他人事じゃなくて近い将来、同じような状況になる、のかもねぇ・・・
この老夫婦の共に時を過ごした、という十二分に醗酵した、というか熟成された関係が細かいあちこちで感じられるところが良いですね~。
そして、ハンガリー警察の、のほほんぶりも見所です(爆)
ハンガリーって、犯罪が無いに違いない!!と思えるほどの、のんびりムードと抜けっぷりの激しい捜査(爆)
そして、「ヘブンズ・ドア」に似ている点、さらにもう一つ、
「海を見たい・・・」
これは、ハンガリー舞台なので、日本リメイク版とは大違いで、実に説得力がありました(爆)