УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『ようこそ、国立アムステルダム美術館へ』『瞳の奥の秘密』

2010-10-10 20:33:48 | 日記


今朝はよーやく雨も止みまして、雲間から見える青空が一段と綺麗に見えた・・・けど、すぐまた曇ってしまいました。
でもって、今日は映画を2本見てきました。

映画『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ』予告編


1本は、ドキュメンタリー映画「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」
世界に名高る名画コレクションを持つこの美術館は、新しく生まれ変わるべく、工事中で、その前後のドキュメンタリー・・・
なんですが、「美術館を移転する」という単にそれだけの話じゃないのです。
この美術館は市内の中心部にあり、二つの建物にまたがっており、その地上部分の中央は普通に道路になっている。
改修工事により、その道路をどうするか?を発端として、民間団体、建築家、学芸員、政治家、館長他が入り混じり、そして話し合うけど進まず、決まらずで、工事はずんずん遅れに遅れて・・・
で、現在もまだ出来ていないそうです^_^;
舞台がオランダなので(?)、この道路っていうのが「自転車および歩行者」だけの道路っていうところがなんとも特徴的。
最初、道路中央を歩行者ONLY、両脇を自転車ONLYにして、その脇の向こうが美術館の中庭になっていてガラス越しにその風景が見える、とおしゃれ~な雰囲気なんですが、おしゃれすぎるのか(笑)歩行者がついついその自転車専用道の方に進出して、ガラス前にたむろして見物、結果自転車が通れない、危険、という事に。
だが、建築家は意図があってそういうデザインにして、またその案でコンペに優勝し、採用されたのにそれを曲げるのはおかしい、と猛反発、間に立って館長も大変、大変!!と。
まぁ、お国柄なのか判りませんが、皆結構意見をズバズバ主張し、また相手の意見は聞いてない(笑)状態で、「会議は踊る、されど進まず」という感じでしょうか。
美術館は市民のもの、と言いつつも、美術館には美術館側のプライドもあり、等々、皆譲らないんですね、これが~。
私のトコの地元の「富士山静岡空港」も、建設予定当初でこれだけ盛り上がれば・・・(多分、現在、空港はなかったでしょう~/笑)
と、結局、美術館というよりもコミュニティとかアーツマネージメント的な点とかシビリアン的視点とかで見るべき映画でした。
面白いは面白いんだけど、でも、結構寝ちゃいました・・・すいません~m(_)m

映画『瞳の奥の秘密』


もう1本はこちら。これは寝なかった(笑)
アルゼンチンの映画で、昨年の米アカデミー賞外国語部門受賞作品です。
70年代と2000年のアルゼンチンの首都ブエノスアイレスが舞台。
70年に起こったとある若い美貌の女性の暴行殺人事件を発端として、ロマンスあり、サスペンスあり、となかなかエンタメ色も強くしかしドラマ性も高く、という感じで、個人的な印象としては「ヒトラーの偽札」と同じような印象を受けました。
シリアスな題材、シビアな題材要素を含みつつも、エンタメ色を忘れず、そこそこ重いが、後味は悪くしない、という感じで。
途中で、アルゼンチン国内リーグ(サッカー)の試合も出てきますが、ここの撮影方法がなんとも臨場感がすごくて、この場面は特によかったですね~。
時代が25年間にまたがるんですが、役者の老けメイク(あるいは若メイク?どっちだろう?)も違和感なくて。
まぁ、役者さんを知らないから、っていうのも大きいと思いますが。
題名の通り、瞳、視線が意味を持つ映画です。
また、この瞳のUPがいいんだよね~。
ハリウッドがよろこんでリメイクしそうです。
個人的には、もうちょっとラストの爽やか度を落として、やるせなさ度、空しさ度をUPした方が好みは好みなんですがね~。
そーいや、スペイン語ってやはりイタリア語にかなり似てるなぁ、とも思いました。

で、本日のTOPの写真は、映画館の向かいのお寺の内部にいた、どーも君もどき(爆)
手前はアン●ンマンに見えない事もないけど、多分石仏だろうと思う・・・
コメント
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