УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

ことわざ

2013-06-16 20:33:57 | 日記
先日、新聞といっしょに入っていた、フリーペーパー。
ほとんどが、宣伝なだけど、少々「主に主婦向け」といった記事が載ってる、というタイプのヤツなんですが、今回の記事(?)は、ことわざについて、でした。
こーいうのじゃなくても、新聞とかでも一年に一回くらいは、こーいうネタで「よく誤解されて使用されていることわざ」とか「四字熟語」とか、あるいは「言葉の使い方」とかとかって、ニュースにしてるよね。
まぁ、大体こういうのに取り上げられるモノのほとんど決まっていて、代表例は「情けは人のためならず」ということわざ。
本来の意味は、「情けは、人の為にするんじゃない、人に親切に情け深くしておけばいつか廻り廻って自分の元に誰かから助け(情)となって、戻ってくる、だから他人のためじゃなくて(将来の)自分のためなんだよ。」っていうような意味なんだけど、それを「情けをかけて甘えさせると、本人のためにはならない、厳しく正しくいかねば!」っていう意味で取っていた、というヤツ。
他にも、「ヘソで茶を沸かす」正解:アホくさいくらいにおかしくて話しにならない状態 誤答:プンプンお湯でも沸かすように怒っている状況
「流れに竿を差す」正解:流れに乗って上手いこと行く状況 誤答:流れを妨げる事
とかとか。
他にもいろいろあったが、忘れた^_^;
で、締めは、大体「正しく美しい日本語を使いましょう」というオチ(?)

確かに、まぁ本来の意味はそうなんだけど・・・
そう言われれば、確かに、それも「あり」かなぁ?と思ったりするんだけど、誤答の方も。
っていうか、今現代の考え方からすると、そっちの方がしっくり来るというかわかりやすいというか、ようするに元の意味の方が誤解をうみやすいっていうか、わかりにくいから、現代版ができちゃうような気もしますねぇ。
「本来の・・・」っていうのも大切だけど、今現代の状況に即した現代語バージョン「現代諺事典」なんつうのもあったら面白そうだよね、「悪魔の事典」のノリでさ。
元々、諺って、正反対の意味の諺も同時存在していたりして、例えば「血は水よりも濃し」と「遠くの親戚よりも近くの他人」とか、「急がば回れ」VS「鉄は熱いうちに打て」とか。
でもそれぞれにどちらも、ケースバイケースで正しい、ピッタリ来る、とかっていう事なんだよね。
「情けは人の為ならず」は、ホントに真逆な正反対の解釈が可能、という面白いケースでもあるなぁ、と改めて思ったりしてね。
確かに試験の解答的には「他人のためじゃなくて自分のために・・・」っていう意味なんだけど、反対の意味でも通じると思うし。
これは、日本語表現のあいまいさとも通じるところがあるんじゃないだろうか?とも思う。
主語が明確じゃないから、とか、肯定・否定が明確じゃない、っていう日本語の特徴がこういった真反対の解釈が可能となる事態になっているのかも?と思ったりしてね。
こう考えると、「情けは・・・」は、単に正しい日本語、美しい日本語、以上の解釈の可能性・意味を含んでいるのかも?と思ったりしてねぇ。
また、誰でもどこでも大体共通の意味となる諺もあるけど、反対の意図となる諺とかもあったりして、そのあたりの国民性も重い白いかと思います。
「転がる石には苔がつかない」という諺が、捕らえ方が日本とアメリカでは異なるとかさ。
「エスニックジョーク」(エスニックジョークとは、ある民族もしくはある国の国民が一般的に持っていると思われている典型的な性格や行動様式などに着目し、その特徴を端的に表現したり、揶揄するようなエピソードを紹介することで笑いを誘うものである。このため、ある民族、国民が一般的に持っていると思われている特徴、例えば「日本人は集団主義者である」、「ドイツ人は合理的である」というような特徴が共通理解となっていて初めて成立するジョークである。From:Wiki)
とかも通じるところがあるかもなぁ~。
なんか、それだけでそれなりの文化論とかが書けそうな気がしますねぇ~。
コメント
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