УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『アメリカン・スナイパー』

2015-03-08 19:26:02 | 映画
↑ 手前はデコイ(?)ネコで、後ろが本物です。


さてさて、Jリーグが開幕しました。
昨年、燕岳に行った時に、地元の盛り上がりを感じた松本の松本山雅が、強豪の名古屋グランパスと堂々の引き分け!
J2からの昇格チームって、やはり実力的には差があって、一年ですぐ降格、ってうジンクスをぜひ打ち破って欲しいものです。
それが、Jリーグ全体のレベル上げに繋がりますからね~。
そして、J1のエスパルスは、なんと優勝候補の(毎年上がってますがね~)鹿島に勝利!
J2磐田ジュビロも勝利!
県内両方とも勝利!ってしばらくだよねぇ・・・じーん・・・
この勝利は、双方とも大きいと思うけど、特にエスパルスはこれで、波に乗れるといいねぇ。
ジュビロの勝利はどちらかというと「義務を果たした」的よかったね、だけどエスパルスはダメ元だったのに、っていうか(笑)勢いをつけるための大事な勝利であった、と思うのだ。
そして、県内のこの2ゲーム、両方ともTV生中継があったという(笑)
ほぼ、同時刻開催なんだけど、それぞれ別の地方キー局で生放送したんだよ、静岡だねぇ~。

で、もって、昨日見てきました。

映画『アメリカン・スナイパー』予告編


クリント・イーストウッド監督最新作。
監督史上最高のヒット作にもなったそうで、アカデミー賞戦線にも、最後の方で劇的に乗り込んできた!という感じの作品です。
作品賞とかは受賞しなかったけど、これ、かなりいい作品だと思います。
さすが、イーストウッド!なんつうか、老猾な監督ですよね、ほんとに。
この人、ほんとに80歳代か?と、思うようなセンスっていうか、嗅覚っていうか、バランス感というか。
なんつうか、傾向としてはPIXERの作品と同じ傾向を感じます。
っていうのは、どの年代、どの国民であっても、その理解度に差はあれど、それぞれのレベルに応じて、それぞれに楽しめる、思い入れ感があるっていう感じの。
限られた年代とか、限られた層だけに強い思い入れがあって、というよりも、万篇なくそれぞれにそれぞれの思い入れが出来るような映画というか。
もちろん、一番思い入れが強くあって、一番楽しめる(?)のは、現代アメリカ人の大人だと思うけど、でも、それだけに限られない、という。
大体、名も売れて、そこそこ「有名監督」ともなった人って、どこか「自分のオリジナリティ」にこだわりたいと思うばかりに、一般人を無視傾向ってうか、俺と俺の信奉者には判る、Yesマンを求める的傾向に走りがちだけど、イーストウッドにはそれが無い。
冷静で、客観的で、今、一般観客の(主にアメリカの)求めているもの、感じたいものをブレずに作る、しかもそれが中立的だという、そのあたりのバランス感がとても素晴らしいです。
でもって、この映画、予告の出来が非常によろしいです。
上に貼った、この予告、映画館でみた瞬間、「あ、この映画はハズせないな!」と、思いました、イーストウッドとは少し離れても。
多くを語らずに、緊迫感を出す、観客を引きこみ、そしていいところで切る(爆)そして、ネタバレでもなく、虚構的予告でも無く、という「いい予告」のお手本のような予告だと思います。
映画本編の方は、この予告のネタを最後まで引っ張るのかと思ったら、案外最初の方できっぱり決着つけてきましたな、それもクールに。
アメリカを守るために、行っている主人公やアメリカ軍の行動、これは否定しきれないけど、必要なんだろうけど・・・ホントにこれでいいのか?これで果たして問題は解決出来るのか?
・・・いや、多分、これは無理であろうけど、では、どうすればいい?という答が見つからない閉塞感、これがよく表現されています。
イーストウッドは共和党支持者っていうのが有名な話らしいけど、だからといって決して「アメリカ万歳」ではなく、といって反戦と単純にも言い切れない。
言えるのは、どんな正義であれ大義名分があれ、戦争は人間の魂を侵食、破壊していく、という事。
どこの国の、どんな人間であっても・・・
ただ、個人的に非常~に残念だったのは、たまたまここ数日の新聞のニュースネタで、この主人公のたどる道をすでに事実として知ってしまった、という事かなぁ~。
映画のネタバレ的じゃなくて、事実の「裁判結果の報道」としてのニュースをたまたま、見てしまったのでねぇ・・・
そして、その事実を淡々と、あっけなく方向で文字のみで伝えるそのクールさが、またいいですねぇ~。
きっとラストのあたりの映像は、あれはリアルな当時の本物の映像でしょうね~。
しかし、主人公ホントに似てるねぇ、ブラッドリー・クーパー、かなり改造したねぇ~。
と、関心するところが非常に多かった作品でした。
もちろん、フィクション的な見せ場もちゃんとあって、メリハリあるしね。
また、イーストウッドの今度の作品もとても楽しみになってきました♪
あ、私が一番好きなイーストウッド作品は「グラントリノ」です~。
コメント (2)
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