УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

知れば知るほどスゴイ人発明王エジソン展・・・

2015-09-22 14:17:24 | 日記

ラバーブラシを買ったので、早速ゴシゴシしてみた。
ゴシゴシさせてくれる猫(笑)には、それなりに好評でございました。
で、取れた毛をまとめてみたら、約15分間分約3.5匹分くらいで、ゴルフボボール大の毛玉が出来ました・・・


でもって、昨日ですが、「知れば知るほどスゴイ人!発明王エジソン展」っていうのを見てきました。

この間まで、お化け屋敷やってた「静岡ホビースクエア」で開催されています。
まぁ、期待はそれほどしないで行ったんですが・・・
うーん、ホントに普通の伝記レベルのエジソンのみ!について、っていう感じでしたねぇ。
エジソンは別名「発明王」っていうのは有名ですが、またの名は「訴訟王」っていうのもあったりするんですね。
このあたりには、全く触れていないのであった。
エジソンは生涯で1000点を超える特許を取得し、それが現在の私たちの生活にはなくてはならない物とつながっている・・・っていうのは、確かにある面では正しい。
でも、それが全てである!とも言い難い・・・んだよね、特にこのエジソンの場合。
この、彼の時代、結構同じような方向で、新しい技術や物を考えて作ったりした人は彼以外にもいたりするんだけど、エジソンは金と力で、それらを先に「特許」として登録して自分の物としてしまい、意義を唱える人に対しては「訴訟」という手段で答えた、だから「訴訟王」という別名もあるんだけどねぇ。
映画の発明も、一般的にはエジソンと答える人が多いだろうけど、映画史を学んだ人ならが「エジソンよりはリュミエール兄弟の方が近い」と答えるし、蓄音機に関しても「エジソンが発明した」っていうのが一般的認識でありますが、実は彼より前にフランス人エドゥアール=レオン・スコット・ド・マルタンヴィル氏が最初に発明してるんですね。
ただ、まだ当時その彼の理論を実際に物として作る事ができなかった、技術面とか資金面で。
で、それを実際に作ったのがエジソンなのであって、確かに蓄音機を最初に作ったのはエジソンではあるが、それを発明したのもエジソンか?って言えば・・・ビミョーですよね^_^;
と、彼の、いわゆる発明はそーいう感じモノが多いんだよね。
映画にしても、最初の長編映画と言われる「大列車強盗」はエジソンの会社が作ったのは事実。
でも、その方式、投影して沢山の人が同時に見られるっていう方式はリュミエール兄弟が発明したのでありました。
エジソンの発明したという「映画」は、覗き窓的なモノから覗くと、動画が見えるという一人しか見られない動く絵、というタイプであり、映画っていえば映画だけど、現在の映画と近いのは断然リュミエール兄弟の発明の方が功績が大きい。
その後エジソンもリュミーエール兄弟式映画を作ったけど、その上映に関して、権利意識を強く出してきて映画制作や上映に対して非常に制限を加えてきたため、それを嫌い、恐れた映画制作を目指す人たちが、エジソンの影響力があまり及ばないアメリカの西海岸に逃れ・・・
要するに、現在のハリウッドがそこにあるのは、実はエジソンの功績なんですね、負の功績、と言った方がいいかと思いますが。
電気というか、送電システムに関してのニコラ・テスラ&ジョージ・ウェスティングハウスと激しく争い、結局、エジソンの直流電流による送電ではなく、テスラの交流システムの方が現在使用されているわけでございますが、この展示では、送電システムはエジソンが開発した、現在電気がどこでも使えるのはエジソンのおかげ!的な流れになってるところが・・・なんつうかねぇ~^_^;という感じです。
で、エジソンが当時テスラとの争いのために使ったネガティブキャンペーンのエグさは、今でも伝説になっております・・・
というところとかは、全然全く触れていない!
というか、テスラのテの字も出してこない!ウェスティングハウスは、風刺画でエジソンといっしょに描かれてましたが、その風刺画も本来の意図は全く説明していないのであった、この展示会では。ふまーん!!
そーなんですよ、私は実はエジソンじゃなくてテスラに関する事がどの程度出てるのか?と思ってこの展示見に行きましたが、見事に完全にスルー!!でしたよ。
私的には、エジソンではなく、テスラこそが天才で知れば知るほどスゴイ人!!なんですがねぇ~・・・
と、いう感じで、うーん知れば知るほど、っていうほどじゃねーな、という感じの展示でございましたな~。
私が思うに、エジソンって秀吉タイプの天才だったんじゃないかな?と思うんだね。
0から自力で、独力で成り上がって頂点を極める、確かに天才ではあるんだけど、反面独断的独裁者的であり、対立者はとことん排除、っていう感じの人。
天才ではあるけど、実際は不屈の努力の人でもある。
多分、心の底には強い劣等感があったんだと思う、最後までね。
晩年には、心霊関連の研究に没頭した、とかっていうところからもなんか、そーいうイメージを受けました。
まー、確かにエジソンは様々な発見、発明、研究に関連して、今の私たちの生活の基礎を作ってくれた人ではあるけど、それは全てエジソンだけがなし得た事ではなくて、沢山の同時代の人々、彼と対立していた人もあり、彼と協力していた人もあり、そういう名の残る人、残ってない人、いろんな人がいてくれた結果であり、それが全てエジソンのおかげ的、エジソン教的なこーいう展示はどつかなぁ~?と思ったりもする。
まぁ、子供にはわかりやすくていいだろうけどね。
でも、そろそろこういった正や明だけのエジソンではなく、負や暗の部分のエジソンを紹介し、知っていく事が、ある面で人間人類全体の姿を現す事にもつながるんじゃないかな?と思う。
物事には、なんでも明の部分と暗の部分を兼ね備える、特に技術面に関しては、っていうのの象徴みたいな人じゃないかな?とも思いました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする