ムーンリバー 「ティファニーで朝食を」 / オードリー・ヘップバーン
昨日は、「午前10時の映画祭」にて上映中のこれを見てきましたよ~。
公開は1961年、舞台はアメリカ・NY。
↑の映像のように、早朝のNYの街。
フォーマルドレス姿の美女がタクシーから降り立った。
その場所はかの有名な宝石店ティファニー。
店のウィンドウをながめながら、彼女は抱えた紙袋からデニッシュを齧る。
という、印象的なシーンから始まります・・・
この映画は、もちろんこういった映画祭で上映されるだけあって「時代を超えた名作」っていう扱いだと思いますが、実は始めて見ました^_^;
なんとなく、他の人のこの映画の感想の主な傾向は・・・
「オードリーが素敵!可愛い!!」
「衣装が素敵!!オシャレっ!!」っていう感じで、オードリーを絶賛する声はよく聞くけど、よくよく思い返してみると、映画本体、物語に関してはあまり聞かないなぁ~とも思った。
という感じで見ましたが・・・
私的感想では、「オードリー?、あぁいたねぇ~」っていう程度(爆)
っていうか、私の視点は完全にオードリーではなくて、この映画に出てくる茶トラ猫にロックオンっ!!!状態になってしまって、実はオードリーにはあまり注目してないっていう現実(爆)
この茶トラは、多分オス。全身オレンジの茶トラなんだけど、体にはマーブル模様が入ってるけど、アメショというほど強烈にはマーブルしていない感じでした。
調べたら、彼は60年代から70年代にかけて、その名演技で数々の賞を受賞したスター猫なんだそうで、本名はオランジーナ。
ただし、結構気性は荒くて、共演者を引っ掻いたりする事も数多し、という猫だったそうです。
もっとも、この映画全部猫シーンは彼が演じているというわけでもないらしいのですが。
そう考えると、「先生と迷い猫」に出演していたドロップちゃんはすごい!!ですね!
あの三毛模様は誤魔化し効かないので、本当に全シーン彼女が演じていたわけですから。
で、ティファニー・・・に出てくるこの茶トラ君は「名無し」なんですよ。
単に「ネコ」って呼ばれたり「名無しちゃん」みたいな感じでございます。
一応、飼い主はオードリー演じるホリーという謎の美女っていうか、美女っていうよりももっと子供っていう感じかもな。
名無しのネコとホリーは、かなり似ている、という設定なんですな。
ホリーは自由を愛し、束縛されるのを嫌う。
その美貌で沢山の男から言い寄られているが、上手く躱して、利用しているという悪女というか、小悪魔だな、今風に言えば。
一応、新人女優っていう事なんだけど、裏ではいろいろそーいう商売もやってるらしいでございます。
で、その彼女が暮らしているアパートに引っ越してきた作家の男。
作家と言っても一冊本が出て以降は、なんかあまり書いていない状況。
今は、お金持ちのマダムのツバメ状態。
彼も、もちろん自由奔放、そして美しいホリーに惹かれていくんだけど、深く関わっていくと段々に彼女の真の姿、抱いた闇に気づいていく・・・という感じ。
で、私はてっきりラブロマンスだと思ってたんだよね~。
ティファニーで朝食を食べるような(実際は別にティファニーにレストランとかカフェがあるわけではないそうな)ロマンティックなオシャレなラブロマンス、だと思ってたら案外と、ほろ苦い「自分探し」的な物語なんだなぁ~と思いました。
原作はトゥルーマン・カポーティ。
私は、彼の本は「冷血」しか読んだ事がないんですな。
で、原作とこの映画は結構違うらしいんですよ。
ってわけで、特にそれを象徴しているらしいラストシーンの部分だけを、本屋で原作立ち読みしてみた(←良い子は真似しない・・・)
そしたら・・・
あー、確かにこりゃ違うわっ!!
正反対でございましたな、原作は。
思うに、この映画の「ティファニーで朝食を」っていうのは、オードリー・ヘップバーンが演じるという点に重点が置かれているんだと思いました、そもそもの原作を重要とするよりも。
これが、もし、彼女じゃない別の女優が主演していたら、原作の通りのラストシーンになったかもしれんなぁ。
そもそも、カポーティは主演をマリリン・モンローをイメージしていたそうで。
そう考えると、なるほど~という点もありますな。
オードリーよりももっと破滅的っぽい弱さを強く感じるからなぁ、マリリンの方が。
ただ、マリリンの方がこの映画の主演を断ったので、オードリーになったという経緯もあったりしたらしいので、まぁこの映画はオードリーの方がメインとなったのは仕方ないのかもしれません。
個人的には、原作版のラストの方が好きかなぁ~。
映画版のはかなり甘いからね~。
ま、私的には「ネコが幸せなら、なんでもOKっ!!!」ですがな(爆)
あと、ホリーが暮らすアパートの住人として日本人男性が出てくるんだけど、これがまぁ日本人としてはまぁ、なんだな~という描写でして^_^;
丸めがねに出っ歯、っていう感じの、昔のステレオタイプの日本人。
どちらかというと、日本人を馬鹿にした感じのステレオタイプの日本人ね。
原作では、もっと紳士でかっこいい(?)描写なんだそうですが。
こういった昔の映画を見るときに、注目したい一つの点が、
「その当時の(この映画だと主にアメリカ人)人たちの意識・視点」ですね。
1961年時点では、日本人はJAPであり、差別対象であり、こういったわりと「悪意」を感じる描写が普通的な感覚であった、というのを察する事ができるというか。
これ以外でも、タバコもくもくで、吸殻を道端ポイを主人公も誰でも平気でやっている、万引きシーンがある、とかって、もし万が一今現在でリメイクしたら絶対これはやらないなぁ、という描写があって、それが当時では違和感とか不快感をあまり感じない普通の感覚であった、っていうのを知る事ができるのも、こういった昔の映画を見る面白さなんだろうなぁ、と思いました。
主人公のホリー、まぁ多分私はもし彼女のような人が近くにいたとしても、友達になる事はないんじゃないかなぁ?と思いますが、それでも少しは彼女の事は理解出来るかもな、という気もします。
一番判るのは、彼女がティファニーに固執した理由。
てっきり、ゴージャスでお金持ちばかりいるから、自分も金持ちの気分を味わうために、とかって思ったけど・・・
これは判るわ、私は彼女と同じような気持ちを獣医さんに行くと感じるから(爆)
っていうのは、獣医さんに来ている患畜と飼い主、その飼い主さんは患畜をとても愛しているっていうのが伝わってくるから。
そういう動物を愛する人が沢山集まってきているあの空間、雰囲気が好きっていうのと同じだと思うんだよね~、彼女がティファニーで感じる気持ちっていうのが。
って、私だけか^_^;;
彼女は、美貌に恵まれ、美女であった、それ故に現実を直視できずに夢を追う事に逃げを許される立場になっていた、という事も言えるかもしれませんな。
まー、私なら絶対、あのネズミ達だったら、テキサスの獣医のおじさんにしますよ(爆)
その点からも、彼女のような人の正確な描写はやはり映画版よりも原作の方が正しかった、と思います。
でも、まぁ何度も書いてきたように、この映画はオードリーの映画だからね、彼女が=ホリーならば、そういうラストもありだろうな~とも思う。
まぁ、どっちにしても「ネコが幸せならそれでヨシっ!!!!」で終わるのでございました(爆)
ところで、当ブログに「妻に捧げるダイエット腹巻」検索で来られている方がまだかなり多いですが・・・
発売後、すでに一ヶ月以上経過していますが、未だにネット情報では「これで痩せた」の声は一件もみられません。
買った、という人は見つけましたが、その後はこの件に関しては音沙汰なし状態です。
という点からも・・・買うかどうかを判断して下さいね。
もし、腹巻だけで痩せるなら、とっくに大好評な口コミが飛び交っているはずなんですから。
もう、いい加減こーいう業者はなんとかしろよっ!!っていうところですがね。
昨日は、「午前10時の映画祭」にて上映中のこれを見てきましたよ~。
公開は1961年、舞台はアメリカ・NY。
↑の映像のように、早朝のNYの街。
フォーマルドレス姿の美女がタクシーから降り立った。
その場所はかの有名な宝石店ティファニー。
店のウィンドウをながめながら、彼女は抱えた紙袋からデニッシュを齧る。
という、印象的なシーンから始まります・・・
この映画は、もちろんこういった映画祭で上映されるだけあって「時代を超えた名作」っていう扱いだと思いますが、実は始めて見ました^_^;
なんとなく、他の人のこの映画の感想の主な傾向は・・・
「オードリーが素敵!可愛い!!」
「衣装が素敵!!オシャレっ!!」っていう感じで、オードリーを絶賛する声はよく聞くけど、よくよく思い返してみると、映画本体、物語に関してはあまり聞かないなぁ~とも思った。
という感じで見ましたが・・・
私的感想では、「オードリー?、あぁいたねぇ~」っていう程度(爆)
っていうか、私の視点は完全にオードリーではなくて、この映画に出てくる茶トラ猫にロックオンっ!!!状態になってしまって、実はオードリーにはあまり注目してないっていう現実(爆)
この茶トラは、多分オス。全身オレンジの茶トラなんだけど、体にはマーブル模様が入ってるけど、アメショというほど強烈にはマーブルしていない感じでした。
調べたら、彼は60年代から70年代にかけて、その名演技で数々の賞を受賞したスター猫なんだそうで、本名はオランジーナ。
ただし、結構気性は荒くて、共演者を引っ掻いたりする事も数多し、という猫だったそうです。
もっとも、この映画全部猫シーンは彼が演じているというわけでもないらしいのですが。
そう考えると、「先生と迷い猫」に出演していたドロップちゃんはすごい!!ですね!
あの三毛模様は誤魔化し効かないので、本当に全シーン彼女が演じていたわけですから。
で、ティファニー・・・に出てくるこの茶トラ君は「名無し」なんですよ。
単に「ネコ」って呼ばれたり「名無しちゃん」みたいな感じでございます。
一応、飼い主はオードリー演じるホリーという謎の美女っていうか、美女っていうよりももっと子供っていう感じかもな。
名無しのネコとホリーは、かなり似ている、という設定なんですな。
ホリーは自由を愛し、束縛されるのを嫌う。
その美貌で沢山の男から言い寄られているが、上手く躱して、利用しているという悪女というか、小悪魔だな、今風に言えば。
一応、新人女優っていう事なんだけど、裏ではいろいろそーいう商売もやってるらしいでございます。
で、その彼女が暮らしているアパートに引っ越してきた作家の男。
作家と言っても一冊本が出て以降は、なんかあまり書いていない状況。
今は、お金持ちのマダムのツバメ状態。
彼も、もちろん自由奔放、そして美しいホリーに惹かれていくんだけど、深く関わっていくと段々に彼女の真の姿、抱いた闇に気づいていく・・・という感じ。
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原作はトゥルーマン・カポーティ。
私は、彼の本は「冷血」しか読んだ事がないんですな。
で、原作とこの映画は結構違うらしいんですよ。
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そしたら・・・
あー、確かにこりゃ違うわっ!!
正反対でございましたな、原作は。
思うに、この映画の「ティファニーで朝食を」っていうのは、オードリー・ヘップバーンが演じるという点に重点が置かれているんだと思いました、そもそもの原作を重要とするよりも。
これが、もし、彼女じゃない別の女優が主演していたら、原作の通りのラストシーンになったかもしれんなぁ。
そもそも、カポーティは主演をマリリン・モンローをイメージしていたそうで。
そう考えると、なるほど~という点もありますな。
オードリーよりももっと破滅的っぽい弱さを強く感じるからなぁ、マリリンの方が。
ただ、マリリンの方がこの映画の主演を断ったので、オードリーになったという経緯もあったりしたらしいので、まぁこの映画はオードリーの方がメインとなったのは仕方ないのかもしれません。
個人的には、原作版のラストの方が好きかなぁ~。
映画版のはかなり甘いからね~。
ま、私的には「ネコが幸せなら、なんでもOKっ!!!」ですがな(爆)
あと、ホリーが暮らすアパートの住人として日本人男性が出てくるんだけど、これがまぁ日本人としてはまぁ、なんだな~という描写でして^_^;
丸めがねに出っ歯、っていう感じの、昔のステレオタイプの日本人。
どちらかというと、日本人を馬鹿にした感じのステレオタイプの日本人ね。
原作では、もっと紳士でかっこいい(?)描写なんだそうですが。
こういった昔の映画を見るときに、注目したい一つの点が、
「その当時の(この映画だと主にアメリカ人)人たちの意識・視点」ですね。
1961年時点では、日本人はJAPであり、差別対象であり、こういったわりと「悪意」を感じる描写が普通的な感覚であった、というのを察する事ができるというか。
これ以外でも、タバコもくもくで、吸殻を道端ポイを主人公も誰でも平気でやっている、万引きシーンがある、とかって、もし万が一今現在でリメイクしたら絶対これはやらないなぁ、という描写があって、それが当時では違和感とか不快感をあまり感じない普通の感覚であった、っていうのを知る事ができるのも、こういった昔の映画を見る面白さなんだろうなぁ、と思いました。
主人公のホリー、まぁ多分私はもし彼女のような人が近くにいたとしても、友達になる事はないんじゃないかなぁ?と思いますが、それでも少しは彼女の事は理解出来るかもな、という気もします。
一番判るのは、彼女がティファニーに固執した理由。
てっきり、ゴージャスでお金持ちばかりいるから、自分も金持ちの気分を味わうために、とかって思ったけど・・・
これは判るわ、私は彼女と同じような気持ちを獣医さんに行くと感じるから(爆)
っていうのは、獣医さんに来ている患畜と飼い主、その飼い主さんは患畜をとても愛しているっていうのが伝わってくるから。
そういう動物を愛する人が沢山集まってきているあの空間、雰囲気が好きっていうのと同じだと思うんだよね~、彼女がティファニーで感じる気持ちっていうのが。
って、私だけか^_^;;
彼女は、美貌に恵まれ、美女であった、それ故に現実を直視できずに夢を追う事に逃げを許される立場になっていた、という事も言えるかもしれませんな。
まー、私なら絶対、あのネズミ達だったら、テキサスの獣医のおじさんにしますよ(爆)
その点からも、彼女のような人の正確な描写はやはり映画版よりも原作の方が正しかった、と思います。
でも、まぁ何度も書いてきたように、この映画はオードリーの映画だからね、彼女が=ホリーならば、そういうラストもありだろうな~とも思う。
まぁ、どっちにしても「ネコが幸せならそれでヨシっ!!!!」で終わるのでございました(爆)
ところで、当ブログに「妻に捧げるダイエット腹巻」検索で来られている方がまだかなり多いですが・・・
発売後、すでに一ヶ月以上経過していますが、未だにネット情報では「これで痩せた」の声は一件もみられません。
買った、という人は見つけましたが、その後はこの件に関しては音沙汰なし状態です。
という点からも・・・買うかどうかを判断して下さいね。
もし、腹巻だけで痩せるなら、とっくに大好評な口コミが飛び交っているはずなんですから。
もう、いい加減こーいう業者はなんとかしろよっ!!っていうところですがね。