暑いねー、今からこれとは・・
で、旅行行く時って、大体本持参して移動の列車で読むのだ。
ついついスマホいじってしまうと、肝心の時にバッテリー切れ!とかイヤだしねー。
しかし、最近は新幹線とか特急とかコンセントとwifi完備されてたりするからねー。
で、今回茨城行くのに持ってった本が、
これ!
サイコパスについて、の本。
サイコパスって言うと、殺人鬼みたいな怖い人のイメージあるが、案外と特殊な人ではなくて身近なのかも・・
というより、誰しも多少はサイコパスの要素がありそうな・・
サイコパスの殺人鬼とか犯罪者はたしかに「普通」の人より多いかもしれないが、普通の人・普通って何だろう?とも思うし。
この本では、殺人とかしちゃうサイコパスは負け組のサイコパス、って表現してるのが多いような気がする、負け組って事は、勝ち組のサイコパスもいるわけで。
その代表は、多分スティーブ・ジョブズとか織田信長とかがその気があるらしい。
リーダー性がありカリスマ性があり、既成概念に囚われない柔軟さ、素早い思考とか。反面冷酷だったり残虐だったり。
サイコパスは他人の気持ちにあまり頓着しないので、冷酷な態度も平気、他人からの評価を気にしないから思い切った手を打てるし、それが成功すると賞賛され人望も集まる。
他人の気持ちに無関心の反面、利用価値があると思う相手に対しては、その相手に取り入る、取り込む手段には長けている。
他人の感情がわからないけど、わかったふりは上手い、とかとなかなか厄介。
でも、あーいるいる!って頷いちゃうとこが怖いよねぇ。
DVとかモラハラする人はかなりサイコパス要素強そうな。
で、この本は脳科学からサイコパスの分析もしていて、サイコパスの人の脳の活動部位とか連動に特徴が見られる、って事で、サイコパスは本人の気質というより脳の偏り的な面も多い、って事はかなり遺伝的な要素も少なからず、らしい。
でも、そこは人間って後天的影響も強く受けるから生まれつきそうだからもう決まり!とも言えないらしい。
まあ、環境や育て方に問題あれば、サイコパス要素の有無に関わらず問題ある人間に育つ可能性は高くなりそうだし。
で、面白いなあ、って思ったのは、サイコパス要素が遺伝により伝わる、となると、他の人間達にとってサイコパスがいるのは結構迷惑で不利益を被る事の方が多い。
なのに、何故人間の遺伝上でサイコパス要素が排除されずに一定数はいるように進化してきたのか?って言うと・・
織田信長とかジョブズのように、何か飛び抜けた事を行い、通常人には出来ない事をして、結果として人類を次のステージに進ませるような大きな波を起こす、起こす事が出来るのはサイコパス要素が強い人。
だから、人類全体のために、ある程度一定数は残し時々出現するように仕組まれてるのでは?って言う説。
あー、なんか竹宮恵子の「地球へ・・」みたいだなあ〜って思いました。
新人類・ミュウと旧人類の争いのある世界で、ミュウが生まれるのを防ぐ方法があるにもかかわらず、それを行わずにあえて二つの種族を存在させる、っていうような影の存在・・ですかねー?
織田信長がサイコパスだとすると、明智光秀が単に私欲のための裏切りではなく、将来の国の未来のために抹殺を決意した、って最近の解釈に似てるかも??
サイコパスとして具体的(?)に表立ってくるのは一部だろうけど、誰しも大なり小なりサイコパス要素は持ってるんだろうなあ〜。
だからサイコパスを排除する、って言うのは困難だし非現実的。
普通の人にできるのは、サイコパス要素の特徴を強く出している人を早く見つけて、その人に引き込まれないように、さり気に距離を置いて付き合う、って事くらいかねー。