なんかの卵
ネットのバナー広告に出てくるマンガ、なんか気になりますよなー、いいところで切ってるから続きが気になる。
まあ、宣伝だからいいとこで切ってるわけだがね。
ってわけで、広告に負けて読んでみたのがいくつか最近あるが、その一つがこれ。
悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される、つうマンガ。
乙女ゲー大好きだった女子がなんかで死亡、死後なんとその乙女ゲー世界に転生したんだが、それがヒロインじゃなくてライバル役の意地悪な貴族令嬢！
しかも、転生した翌日がゲームのラストイベントで、そのイベントで令嬢の婚約者の王子から婚約破棄され、王子はヒロインと婚約し、令嬢は国外追放！というラストだったんだな！
で、焦る令嬢。しかし、その場には新キャラの隣国の王太子がいて・・
と、言う感じ。
最近、なんか転生したら○○だった、って話流行ってますかねー？
しかも、その○○って大体主人公じゃなくてサブキャラとかなうえ、あまり深く思い入れされないようなモブキャラとかの感じでさー。
いや、別にヤムチャがそうだと言ってるわけじゃないよ←墓穴
で、私は乙女ゲーやったのは、エジコイ・エジプト神と恋に落ちるヤツだけだなあー。
もちろん、ターゲットはメジェド様ですよ！
なんであんまり乙女ゲーに詳しくはないが、なかなか面白い。
ゲームをやってる時の視点と、実際そのゲーム世界に入ってしまった場合と、たしかに違うよねー。
普通に考えたらすごく失礼で常識に欠いた行動も、ゲームキャラとしての自分がやる分には違和感を感じない、例えばドラクエで新しい村についたら、いきなり他人の家に押し入って無言で壺や引き出しの中を浚ってアイテム探すのは極々普通（？）だけど、現実では絶対しないし出来ないし。
ファイナルファンタジーで、仲間と離れるイベント前にその仲間に装備させた武器・防具を根こそぎ回収！通称・追い剥ぎ、なんて出来ないしさー。
でも、実際プレーしている場合はついついそのあたりが傍若無人になってしまい、傲慢だったり。
ゲームならそれでもよいが・・実際その世界で生きてるとしたら？？
で、本来のヒロインは可愛いが正義！みたいなタイプ。
対する悪役令嬢は、悪役というよりはイケメン王太子を巡ってのライバル役であり、元々貴族で王家を補佐する立場上、礼儀とかルールについ厳しい態度を取ってしまい、自由奔放なヒロインに注意する→こわ〜い人！ってヒロインからは取られてしまう。
また、王太子も令嬢から王に相応しくうんたらと言う態度でいつも接しられるため、わかっちゃいるけど天真爛漫なお花畑脳みそのヒロインに癒しを感じてしまう。。
あ、なんかこれって・・
「ローカル女子の遠吠え」の桐島さんと秋津さんに似てる？
現実（？）では可愛いから勝ち！的な桐島さんに秋津さんが、日本の男は中身を見ないんだから！みたいなお局キャラになってますが、そのお局キャラ的立ち位置から見た世界、そー言う人を主人公にしてみた世界のマンガって感じですな。
なんで、本来のヒロインはかなりぶりっ子な描かれ方になってますが、まあ乙女ゲーってヒロインもてもて状態を満喫するもんだから←かなり誤解？そー言うキャラでもありなんでしょう。
ヒロインなんだから、全てのイケメンが私に夢中になり、私はその中から一人を選びイベントが進行する、って普通の乙女ゲーだよねー。
って感じで、架空ゲームとはいえ、ユーザの願望が溢れてる世界を視点を変えてみるとこうなる？ってとこが面白い
。
マンガってゲームよりも、三人称立場から見るもんなんですねー、モノによるのか？
まあ、このマンガでのヒロイン＝悪役令嬢が隣国イケメン王太子とイチャイチャしてるのがくどいし、その分早よ話進めんかい！とか思うし、現世の記憶とか経験がイマイチそのゲーム世界で生かされていない（今のとこ、お菓子作りくらい）なのが物足りんが、まだ途中だしね。
