1010 Radio

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この一年のロシア外交を振り返って、ラブロフ外相の発言から抜粋

2009-12-30 | ラジオ
ラブロフ外相はニュースチャンネル(?)24のインタビューに答えた中で、今年の
主要な外交的成果の一つとして、戦略兵器削減条約に関する新条約締結に向けた
作業が、事実上終了したことを挙げ、次の様に語っている。
「露米関係における今年の主要な優先課題として、我々はオバマ・メドヴェー
ジェフ両大統領の委任に従い、新条約締結に向けた作業を完了させなければなら
ない。

この作業は事実上、陸上競技に例えれば最後の直線コースに(?)た。
残るはあと僅かだ。
両大統領はすでに原則的指示を与えており、現在それを文書にまとめるのがプロ
の専門家達の仕事だ。
露米関係全体に対して言えば、両政府の共同行動においてさらに進展が見られ
た。もちろん意見の食い違いもある。

外交〈上〉

ヘンリー・A. キッシンジャー
日本経済新聞社


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特にサーカシビリ体制を支持し、(?)以上与え続けているアメリカ政府の親グル
ジア的政策は、ロシア政府の(?)いる」
この様に述べたラブロフ外相はインタビューの中で、ソ連邦崩壊後に生じた、い
わゆるポスト・ソ連空間の状況とCISの機能に付いて大きな注意を払い、旧ソ連
邦構成共和国間の共同行動に関して進展が見られたとする一方で、CIS諸国に対
しては多くのベクトルを持った政策でアプローチする必要があると指摘し、さら
に次の様に述べている。
「我々は中央アジア、カフカス及びCISのヨーロッパ部の国々と、政治的にも経
済的にもまた人道的にもより密接な関係を確立したいとするヨーロッパ諸国、ア
メリカ、その他の地域の国々の関係に付いてよく理解している」と何度も述べた。

これはグローバリゼーションや(?)の下、世界大部分の国々が取っている多角的
な政策に照らせば、全く持って(?)なことだ。
しかし当然ながら我々は、この地域の(?)のある大国が持つ正当な関心が、正当
な方法により現実化されるよう望んでいる。
この地域で暗躍したり、この地域の国々を自分達と一緒になるか、それともロシ
アと一緒かといった選択に照らすべきではない。

我々の西側のパートナー国の中には、そうした試みに手を付け今もそれを続けて
いる国々もある。我々は彼らとこのことを誠実に話し合っており、そうした試み
に気がつかない(?)するつもりはないし、対話を辞めるつもりもない。
我々は全てが誠実かつ率直に話し合われることに関心があり、CIS空間での作業
においては、そこに形成された現実を完全に尊重し全ての人々の利益、とりわけ
国益を完全に尊重すべきであると主張している。

この様に指摘したラブロフ外相は、さらにEUとの協力にも触れ、来年ロシアとEU
の戦略的パートナー関係に関する条約に関する作業が続けられる。
ロシア外務省はロシア人が、ビザ無しでヨーロッパに行けるよう努力するだろう。
これは如何なる(?)ラインも無い、一つのヨーロッパ?)に向けた作業における、
主要な成果の一つになる筈だと語った。
尚、日本との関係だが暮れも押し迫った28日、ラブロフ外相は民主党政権の代表
として初めてロシアを訪問する、岡田外相と会談することになっている。

(?)は電波が弱く聴き取れず

外交〈下〉

ヘンリー・A.キッシンジャー,Henry A. Kissinger
日本経済新聞社


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12月26日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル