Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

養成講座1日目

2009-11-24 19:54:06 | days
先週、新聞のチラシに入ってきた食品関係の講座の申し込みをして
本日、市内で開かれたその講座の初日に行ってきました。
といっても、資格をもらえるわけでもなく、
講師のお話をきいてくるといったものです。

今日の講師のかたは保健所の主査の女性でした。
題目は「食品衛生」についてです。
前半は法律関係のことの要点を簡単になぞっていくような感じ。
後半は食中毒について、その感染経路や予防方法やウィルスの種類
などを説明してもらいました。

資料にも書いてありましたが、近年おおいのはノロウィルスですね。
これはカキなどの二枚貝が体内に蓄積していて、
生で食べるときはノロウィルスのリスクを考慮していなければいけないとのこと。
僕も何年かまえに、ノロウィルスとみられる食中毒症状を
正月に起こしたことがありますが、軽症ではなかったことが今回の
講座でわかりました。ノロウィルスにも、軽いのがあるのね。

また、聞きなれない名前のカンピロバクターというのも
けっこう患者を多くだしているウィルスだそうで、
なんでも、鶏肉には100%の確率で含まれているんだとか。
鶏肉自体はしっかり加熱処理することで殺菌できますが、
怖いのは、たとえばまな板で鶏肉を切って、その包丁とかまな板で
サラダ用の生野菜をカットするとか、果物をきるとかして、
ウィルスをくっつけてしまい、二次感染してしまうことだそうです。

僕はそういうところ、あんまり注意を払っていなくて、
なんとなくそう教えられたからそうしているという程度の
食中毒に対する注意心だったのですが、こう説明してもらうと
理屈がわかって、気がひきしまります。
こういうのって、小学生の家庭科でならったりしたんだろうか?
ならったんだろうなぁ、もう忘れているからこう新しく
情報を知った気持ちになるに違いない。

また、新型インフル対策として、アルコール消毒液がお店なんかで
おいてあったりしますが、ノロウィルスやカンピロバクターには
効かないそうです。こいつらには塩素系の消毒をしないといけないらしい。

また、二次感染の勉強に付随して、手洗いの実習というのをやりました。
手にクリームを塗って、ブラックライトで照らすと手がぼぉっと光る
んですが、それを手洗いでちゃんと洗い流せるかという実験をやったんですね。
そうしたら、いつもよりもきれいにあらったつもりでいて、
手の指の甲の部分だとか、親指のまたの部分だとかに全然洗い流せずに
クリームが残っていて、ブラックライトにぼぉっと照らしだされていました。
手洗い一つでも、しっかりしないと効果がないんだなぁ。

他、食品衛生の法律関係の教材をもらい、
『庭や野山の毒草ハンドブック2007』と
『野や山のきのこハンドブック2007』をもらってきた。
このあいだ縄文時代の本を読んだことでそう思うんだろうけれど、
縄文人なんかは、こういう毒草とかの知識が豊富だったんだろうなぁ。
それと同時に、笑い茸とか、ゆかいな毒キノコなんかをわざと食べて
みんなで笑い転げていたんじゃないかって思いますね。
祭祀なんかでも使ったかもしれない。

ま、そのへんはいいとして。
明日もこの講座の2日目に出ます。
題目はなんだったかな。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする