4年に1度の大舞台、サッカーW杯南アフリカ大会が昨日開幕しました。
待ちに待った本戦がついに始まるのです。
日本代表の応援もさることながら、
今が旬の、実力ある選手たちをそろえた各国のぶつかり合い、
いろいろなタイプのサッカーのぶつかり合いを見ることができます。
どんな、どんなどんなスペクタクルがフィールドに生まれるか、
よだれを垂らしながら、「だー、だー」しか言わずに、
目だけはぱっちり開いて、テレビ画面に集中していたいと思います。
それでも、夜中のゲームだとかそうなんですけど、中継されている試合を全て観るのは無理です。
一番面白くなる決勝トーナメントすら、開始時間の関係で見るのが辛かったりします。
日中、うつらうつらして気を失いそうになるのを覚悟して、臨みたいですね。
注目は、FWに綺羅星のごとく点取り屋がそろったアルゼンチンです。
監督になるまでは、麻薬のジャンキーになったり、サッカーの試合では、
客席でユニフォームを振り回して熱烈な観戦をしていたマラドーナさんですが、
南米予選ではかなり苦しんだようで、そこからどうチームが成熟し、
進化しているかが楽しみです。
代表チームでは、所属チームのバルセロナほどの輝きを見せていない、
つまり意外にも代表チーム内で生きていないメッシが、
本来の活躍をみせてくれるかが、このチームの命運を握っているかもしれませんね。
そして、FIFAランク1位のブラジルが大本命です。
磐田でも活躍したドゥンガが監督を務めて、ロナウジーニョやアドリアーノを外しながらも、
見事なチーム編成で、南米予選ではどうどうと横綱サッカーっぷりをみせていたようです。
17歳でクラブワールドカップにて世界一になり、その後ACミランに加入した
アレシャンドレ・パト選手が選ばれなかったのはとても残念ですが、
評判のルイス・ファビアーノがどのくらいすごい選手なのかが楽しみですし、
カカもいますし、きっと見ていて面白いチームなんだと思います。
面白いチームといえば、スペインを外すことはできないですよね。
ユーロ2008でヨーロッパチャンピオンとなって、無冠の帝王から、真の帝王になったスペイン。
日本人のように体格に恵まれていなくても、世界一のサッカーをできることを証明しました。
日本の選手は見習う点が多いかもしれません。
特徴は中盤での組み立て、パス回しだそうで、高い位置での守備もちゃんとできる中盤だからこそ、
攻撃のリスクを軽減させることができているようです。
僕と同世代のスターだった、レアル・マドリードのラウールはもういませんが、
ビジャっていう素晴らしいFWがいます。そして前述の中盤選手、シャビとイニエスタのプレーは
しっかりと見てみたいですねぇ。年齢的にもきっと今がピークの選手だと思います。
中盤のどこからも攻撃ができて、どこでも守備ができる。それも、日本人と同じような体格の彼らが。
いや~、見ないわけにはいきませんね。
ダークホースはドイツだと思います。
スター選手のバラックを怪我で欠いたとはいえ、
比較的地味なメンバーだとしても、なかなかの好成績を残すのがドイツ。
日韓W杯のときに決勝まで行きましたが、そのときも日本国内の下馬評はそんなに高くなかった。
でも、その当時、ラジオかテレビでイギリスの人だったかに訊いているのを聞いたら、
ドイツはあなどれないと答えていたのです。
ヨーロッパの人は、ドイツの底力、ゲルマン魂を知っているのでしょうね。
でも、とかなんとか言ってるとコロっと負けたりするんですよね。競馬みたいなもんで。
その他、イタリア、ポルトガル、オランダといった欧州の強豪に、
セルビア、ギリシャ、といった穴をあけそうなタイプの国々。
アフリカ勢はホームということで、健闘が期待されるし、
いつも不振なアジア勢の中からは、韓国が期待できるように見えます。
韓国は今夜、ギリシャと対戦しますから、どんなもんかなぁと応援しながら見る予定です。
最後に。
触れなきゃいけませんね、第一試合の南アフリカvsメキシコの試合は!
試合の出だしこそ、格上のメキシコはサディストのように南アを押しこめていましたが、
そこからバネのようにビヨヨヨ~ンと反撃をしたのが南アでした。
あれはもう、精神力と自信と、ホームだからこそのファンに背中を押される雰囲気
によるものだと思います。精神的なもの。
そして、精神的なものが素晴らしいパフォーマンスを120%引きだしたというよりは、
ちゃんと大会前に技術や戦術の準備ができていて、気持ち良いほどにその歯車がかみ合ったという、
そのへんのことに作用したように見えました。
日本代表から見たら、うらやましすぎますね。
「準備ってなにかね?」って、問いただしたくなるのが日本代表。それでも応援していますが。
さて、南アはカウンターのスピードが素晴らしかった。
スピードを損なわないように、パスの出し方も良かったですよね。
受け手が減速しなくてもいいし、マイナスのパスでもないし、
気持ちをそぐような攻め方は全然しなかった。
一方、メキシコはパスを回して、自分のリズムを作るサッカー。
前線にはドリブルが出来て、キープ力のある選手が配置されていて、
相手のボランチと最終ラインの間にボールを入れた時の選択肢が比較的多かったですね。
現状打破能力の高い選手がFWにいたということ。
そして、後半、37歳の大ベテラン、ブランコの投入によって、
彼がささやかな感じで司令塔役をすることで、パス回しがより効果的な場所へボールを回すように
なったように見えました。もちろん、失敗も多かったけれど。
スペースを作るための動きなど、パスだけではなしに、ボールを持っていない選手の動きにも
日本代表にとっては参考になるところがあったように思います。
ちなみに、日本代表はカウンター戦術を取ることがほぼなく、
カウンターの機会にもまごまごしますが、カウンターの際には、
変に知恵をつけた人が出すようなパスを出すから、うまく速攻にならないんですよね。
5分5分のスルーパスとかよりも、受け手にとって6:4で取りやすいスルーパスなんかを
心がけるといいかもしれない。ま、別に、ボールを繋ぐたびにそんなに勝負をしなくても
ゴールまで行けると思うのですけどね。
試合は1-1のドローで、開幕戦にふさわしい面白い試合でした。
こんな素晴らしい試合と同じくらいわくわくする試合を、
まだまだ見られると思うと、嬉しくなります。
そういえば、98年のフランス大会の時なんて、
こんなにテレビ中継をしてくれなかったんじゃないかな。
ちゃんと各国の試合を中継するようになったのは、
日韓W杯以来だと思うけれど、すごく良いことですよね。
レベルが高くて面白いサッカーをちゃんとリアルタイムに見られるのは、
すごく贅沢でありながら国際基準的に当然のことでもあるんですよね。
地球規模のサッカーを地球規模で楽しんじゃう。
すんごいイベントだなぁと思います。
みなさん、せっかくですから、楽しみ尽くしましょう!
そして、日本代表、悔いの無いように力を出し尽くして欲しい!
難しく考えすぎるのをやめて、悲壮感を持つのもやめて、
できれば楽しんでサッカーをしてほしいものです。
待ちに待った本戦がついに始まるのです。
日本代表の応援もさることながら、
今が旬の、実力ある選手たちをそろえた各国のぶつかり合い、
いろいろなタイプのサッカーのぶつかり合いを見ることができます。
どんな、どんなどんなスペクタクルがフィールドに生まれるか、
よだれを垂らしながら、「だー、だー」しか言わずに、
目だけはぱっちり開いて、テレビ画面に集中していたいと思います。
それでも、夜中のゲームだとかそうなんですけど、中継されている試合を全て観るのは無理です。
一番面白くなる決勝トーナメントすら、開始時間の関係で見るのが辛かったりします。
日中、うつらうつらして気を失いそうになるのを覚悟して、臨みたいですね。
注目は、FWに綺羅星のごとく点取り屋がそろったアルゼンチンです。
監督になるまでは、麻薬のジャンキーになったり、サッカーの試合では、
客席でユニフォームを振り回して熱烈な観戦をしていたマラドーナさんですが、
南米予選ではかなり苦しんだようで、そこからどうチームが成熟し、
進化しているかが楽しみです。
代表チームでは、所属チームのバルセロナほどの輝きを見せていない、
つまり意外にも代表チーム内で生きていないメッシが、
本来の活躍をみせてくれるかが、このチームの命運を握っているかもしれませんね。
そして、FIFAランク1位のブラジルが大本命です。
磐田でも活躍したドゥンガが監督を務めて、ロナウジーニョやアドリアーノを外しながらも、
見事なチーム編成で、南米予選ではどうどうと横綱サッカーっぷりをみせていたようです。
17歳でクラブワールドカップにて世界一になり、その後ACミランに加入した
アレシャンドレ・パト選手が選ばれなかったのはとても残念ですが、
評判のルイス・ファビアーノがどのくらいすごい選手なのかが楽しみですし、
カカもいますし、きっと見ていて面白いチームなんだと思います。
面白いチームといえば、スペインを外すことはできないですよね。
ユーロ2008でヨーロッパチャンピオンとなって、無冠の帝王から、真の帝王になったスペイン。
日本人のように体格に恵まれていなくても、世界一のサッカーをできることを証明しました。
日本の選手は見習う点が多いかもしれません。
特徴は中盤での組み立て、パス回しだそうで、高い位置での守備もちゃんとできる中盤だからこそ、
攻撃のリスクを軽減させることができているようです。
僕と同世代のスターだった、レアル・マドリードのラウールはもういませんが、
ビジャっていう素晴らしいFWがいます。そして前述の中盤選手、シャビとイニエスタのプレーは
しっかりと見てみたいですねぇ。年齢的にもきっと今がピークの選手だと思います。
中盤のどこからも攻撃ができて、どこでも守備ができる。それも、日本人と同じような体格の彼らが。
いや~、見ないわけにはいきませんね。
ダークホースはドイツだと思います。
スター選手のバラックを怪我で欠いたとはいえ、
比較的地味なメンバーだとしても、なかなかの好成績を残すのがドイツ。
日韓W杯のときに決勝まで行きましたが、そのときも日本国内の下馬評はそんなに高くなかった。
でも、その当時、ラジオかテレビでイギリスの人だったかに訊いているのを聞いたら、
ドイツはあなどれないと答えていたのです。
ヨーロッパの人は、ドイツの底力、ゲルマン魂を知っているのでしょうね。
でも、とかなんとか言ってるとコロっと負けたりするんですよね。競馬みたいなもんで。
その他、イタリア、ポルトガル、オランダといった欧州の強豪に、
セルビア、ギリシャ、といった穴をあけそうなタイプの国々。
アフリカ勢はホームということで、健闘が期待されるし、
いつも不振なアジア勢の中からは、韓国が期待できるように見えます。
韓国は今夜、ギリシャと対戦しますから、どんなもんかなぁと応援しながら見る予定です。
最後に。
触れなきゃいけませんね、第一試合の南アフリカvsメキシコの試合は!
試合の出だしこそ、格上のメキシコはサディストのように南アを押しこめていましたが、
そこからバネのようにビヨヨヨ~ンと反撃をしたのが南アでした。
あれはもう、精神力と自信と、ホームだからこそのファンに背中を押される雰囲気
によるものだと思います。精神的なもの。
そして、精神的なものが素晴らしいパフォーマンスを120%引きだしたというよりは、
ちゃんと大会前に技術や戦術の準備ができていて、気持ち良いほどにその歯車がかみ合ったという、
そのへんのことに作用したように見えました。
日本代表から見たら、うらやましすぎますね。
「準備ってなにかね?」って、問いただしたくなるのが日本代表。それでも応援していますが。
さて、南アはカウンターのスピードが素晴らしかった。
スピードを損なわないように、パスの出し方も良かったですよね。
受け手が減速しなくてもいいし、マイナスのパスでもないし、
気持ちをそぐような攻め方は全然しなかった。
一方、メキシコはパスを回して、自分のリズムを作るサッカー。
前線にはドリブルが出来て、キープ力のある選手が配置されていて、
相手のボランチと最終ラインの間にボールを入れた時の選択肢が比較的多かったですね。
現状打破能力の高い選手がFWにいたということ。
そして、後半、37歳の大ベテラン、ブランコの投入によって、
彼がささやかな感じで司令塔役をすることで、パス回しがより効果的な場所へボールを回すように
なったように見えました。もちろん、失敗も多かったけれど。
スペースを作るための動きなど、パスだけではなしに、ボールを持っていない選手の動きにも
日本代表にとっては参考になるところがあったように思います。
ちなみに、日本代表はカウンター戦術を取ることがほぼなく、
カウンターの機会にもまごまごしますが、カウンターの際には、
変に知恵をつけた人が出すようなパスを出すから、うまく速攻にならないんですよね。
5分5分のスルーパスとかよりも、受け手にとって6:4で取りやすいスルーパスなんかを
心がけるといいかもしれない。ま、別に、ボールを繋ぐたびにそんなに勝負をしなくても
ゴールまで行けると思うのですけどね。
試合は1-1のドローで、開幕戦にふさわしい面白い試合でした。
こんな素晴らしい試合と同じくらいわくわくする試合を、
まだまだ見られると思うと、嬉しくなります。
そういえば、98年のフランス大会の時なんて、
こんなにテレビ中継をしてくれなかったんじゃないかな。
ちゃんと各国の試合を中継するようになったのは、
日韓W杯以来だと思うけれど、すごく良いことですよね。
レベルが高くて面白いサッカーをちゃんとリアルタイムに見られるのは、
すごく贅沢でありながら国際基準的に当然のことでもあるんですよね。
地球規模のサッカーを地球規模で楽しんじゃう。
すんごいイベントだなぁと思います。
みなさん、せっかくですから、楽しみ尽くしましょう!
そして、日本代表、悔いの無いように力を出し尽くして欲しい!
難しく考えすぎるのをやめて、悲壮感を持つのもやめて、
できれば楽しんでサッカーをしてほしいものです。