読書。
『大人のための「恐竜学」』 小林快次 監修 土屋健 著
を読んだ。
子ども時代に恐竜が好きだった人は多いと思います。
僕も御多分にもれず恐竜が好きで、30ページくらいだったか、
それでもハードカバーの子供向け図鑑を持っていて、
ウミユリとか三葉虫くらいから始まって恐竜が載っていたのを
楽しんで読んでいたものでした。
だけれど、中学生くらいになるともう飽きていた。
『ジュラシックパーク』にすら興味をもたないくらいに、
アンチテーゼじゃないけれど、関心はほかのものに移っていて、
「古いもの」だとして片付けていた。
そうやって20年以上が過ぎてみると、
恐竜学の世界で、恐竜についてわかってきたこと、
常識となったことが、様変わりに近いくらいに
新しくなっているのを本書を読んで知りました。
まぁ、この本を手に取ったときに、
帯に「こんなに変わった!恐竜学の最新事情」
なんて書かれていて、それで「大人のための」と
タイトルにあるものですから、それじゃ久しぶりに、
なんて気持ちになったんです。
人によっては、息子や娘がいままさに恐竜にぞっこんだ、
っていう状況もあるでしょう。
そんな子どもたちが子ども向け図鑑で手にする情報は最新のもので、
親たちが子どもだった時にちょっとかじった情報は
まさに化石のような古めかしいものになり果てていて、
まったく子どもと話が合わないどころか教えられるだとか、
子どもに怒られる、だとかというケースが目に浮かぶところです。
それで読んでみて。
簡潔に、質問に答える形式で書かれているので、
読みやすさは抜群ですし、端的に恐竜の知識に触れることができます。
もっと難しい情報、たとえば恐竜の骨格のひとつひとつの
骨の意味だとかを知りたいというような、深い探求心のある人には
軽すぎる読みものに感じられるとは思いますが、
とっかかりとしては非常に基礎的部分をおぎなってくれるタイプの
本になっていると言えるでしょう。
もう、当たり前のように、恐竜の進化したものが鳥だって言いきってますし、
恐竜には羽毛が生えていたのもいるだとか、
恐竜の寿命は、とか、いろいろな角度の、
誰もがするような質問をベースに語られています。
子どもと肩をならべられなくても、より話にのってあげることが
できるようになる本です。
ま、自分の興味もむくむくと起き上がりもするでしょうね。
僕はほんとに恐竜が好きな子どもだったので、
図鑑でえた情報と絵だとかから逞しい想像力でイメージするんです、
ティラノサウルスが実際にいたらどんなか、だとか。
だから、その後、博物館でティラノサウルスの骨格標本をみたときには、
全然驚かなかったし、想定の範囲内どころか想定通りで、
別に珍しくも感じなかったくらいでした。
可愛げがないけど、それくらい想像してたんですね。
ただ、これだけはこの本を読んでもわからなかったです。
強大な30mくらいもあるアパトサウルス(旧名:ブロントサウルス)みたいな
竜脚類と呼ばれる恐竜たちはどうやって交尾していたんだろう、ということです。
すっごい不思議じゃないですか?
逞しい想像力でも、これは想像できないです。無念。
『大人のための「恐竜学」』 小林快次 監修 土屋健 著
を読んだ。
子ども時代に恐竜が好きだった人は多いと思います。
僕も御多分にもれず恐竜が好きで、30ページくらいだったか、
それでもハードカバーの子供向け図鑑を持っていて、
ウミユリとか三葉虫くらいから始まって恐竜が載っていたのを
楽しんで読んでいたものでした。
だけれど、中学生くらいになるともう飽きていた。
『ジュラシックパーク』にすら興味をもたないくらいに、
アンチテーゼじゃないけれど、関心はほかのものに移っていて、
「古いもの」だとして片付けていた。
そうやって20年以上が過ぎてみると、
恐竜学の世界で、恐竜についてわかってきたこと、
常識となったことが、様変わりに近いくらいに
新しくなっているのを本書を読んで知りました。
まぁ、この本を手に取ったときに、
帯に「こんなに変わった!恐竜学の最新事情」
なんて書かれていて、それで「大人のための」と
タイトルにあるものですから、それじゃ久しぶりに、
なんて気持ちになったんです。
人によっては、息子や娘がいままさに恐竜にぞっこんだ、
っていう状況もあるでしょう。
そんな子どもたちが子ども向け図鑑で手にする情報は最新のもので、
親たちが子どもだった時にちょっとかじった情報は
まさに化石のような古めかしいものになり果てていて、
まったく子どもと話が合わないどころか教えられるだとか、
子どもに怒られる、だとかというケースが目に浮かぶところです。
それで読んでみて。
簡潔に、質問に答える形式で書かれているので、
読みやすさは抜群ですし、端的に恐竜の知識に触れることができます。
もっと難しい情報、たとえば恐竜の骨格のひとつひとつの
骨の意味だとかを知りたいというような、深い探求心のある人には
軽すぎる読みものに感じられるとは思いますが、
とっかかりとしては非常に基礎的部分をおぎなってくれるタイプの
本になっていると言えるでしょう。
もう、当たり前のように、恐竜の進化したものが鳥だって言いきってますし、
恐竜には羽毛が生えていたのもいるだとか、
恐竜の寿命は、とか、いろいろな角度の、
誰もがするような質問をベースに語られています。
子どもと肩をならべられなくても、より話にのってあげることが
できるようになる本です。
ま、自分の興味もむくむくと起き上がりもするでしょうね。
僕はほんとに恐竜が好きな子どもだったので、
図鑑でえた情報と絵だとかから逞しい想像力でイメージするんです、
ティラノサウルスが実際にいたらどんなか、だとか。
だから、その後、博物館でティラノサウルスの骨格標本をみたときには、
全然驚かなかったし、想定の範囲内どころか想定通りで、
別に珍しくも感じなかったくらいでした。
可愛げがないけど、それくらい想像してたんですね。
ただ、これだけはこの本を読んでもわからなかったです。
強大な30mくらいもあるアパトサウルス(旧名:ブロントサウルス)みたいな
竜脚類と呼ばれる恐竜たちはどうやって交尾していたんだろう、ということです。
すっごい不思議じゃないですか?
逞しい想像力でも、これは想像できないです。無念。