TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

私立高校事情

2006年07月08日 12時55分13秒 | 日記
 今日は「封筒整理」。あちこちの高校から送られてくる封筒を開け、ポスターがあれば貼り、高校見学の書類などがあれば整理する。そんなことをやっているうちにふと思ったのは、昔出来ない生徒がお世話になった高校が学校名を変えていることだ。今日も一つ発見。しかも男女共学になっている元私立女子校が多い。学校名が○○女子高校なんて言うところは、共学に伴って学校名が変わっている。「女子」という二文字を取り去ったところ差し支えない学校もある。もとから「女子」のついてない学校もある。私立高校も生き残りに必死である。
 今は都立高校が様変わりしてきた。都立が都立らしくなくなって、まるで私立のようになってきたので、私立高校側も生徒募集に腐心している。その一つが「特待制度」。成績の良い生徒は授業料や入学金がタダになる制度。何のことはない、成績の良い生徒のために普通の成績の生徒がお金を出してあげているのだ。特待生として入学したら「実績」を上げなくてはいけないので、勉強をするのにかなりのプレッシャーがかかる。まあ、甲子園野球児の大学受験版と言うところである。
 名の通った大学に入学できればいいのだが、問題はそのあと。大学に入学することが目標だから、高校でしぼられて大学に入学したあと、大学で充分な勉強をする余力がのこるのかしらん、と思う。まして出入り自由な予備校とは違って「高校」である。私立も都立も高校が学校としてやることを見失わないことを願うより他はない。
コメント (1)
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