TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

また見つかった

2006年07月20日 19時04分31秒 | 日記
 また生徒から「先生のブログ見つけた」と言われた。先週は3年生、今回は2年生。「どうやって見つけたの」と聞いたら、一人は私の名前で検索。もう一人は学校名で検索したらヒットしたそうだ。だんだん滅多なことは書けなくなるかな?
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因数分解について

2006年07月20日 17時34分51秒 | 数学

 中学校の範囲の因数分解は大変中途半端である。ブログでは2乗の表示ができないので、記事を書くのが不自由だ。ここでは2乗を「^2」と約束しておこう。そのつもりで読んでもらいたい。
 3^2=3×3=9 ということである。
 (x + 3)^2=x ^2 + 6x +9

 さて、使える公式はというと、展開公式1~4の逆、1’~4’である。
公式1’  x ^2 + ( a + b ) xab = ( x + a ) ( x + b )
公式2’ x ^2 + 2axa^2 = ( x + a )^2
公式3’ x ^2 - 2axa^2 = ( x - a )^2
公式4’ x ^2 -  a^2 = ( x + a )( x - a )

この4つの公式を使って困るのが、x ^2の項にに係数がついてくるタイプ。

例  9x^2+12x+16 というやつ。これは公式2’を使って因数分解するようになっているが、生徒にとっては分かりにくい。公式をたくさん覚えなくてはならないのも不便である。

  かつて習った「たすきがけ」を教えればいいのだが、すべて公式1’を利用し、統一して教えることを試みた。

 「因数分解の公式なんて、公式1’だけでいいんだよ。」といって、公式1による展開を徹底する。
 すなわち、公式1   ( x + a ) ( x + b ) = x ^2 + ( a + b ) xab
   ( x + 2 ) ( x + 3 ) = x ^2 + 5 x +  6

 こんなところから始めて、突如
 ( 3x + 2 ) ( 3x + 4 )  を考えさせる。( 3x )^2 + 6×3x  + 8 だから、
  9x ^2 + 18 x + 8 これを徹底させる。

その後、公式1’の因数分解を練習し、突如
 9x ^2 + 15 x + 4 なんぞを考えさせる。
ここで、「中学校の因数分解は、必ずかっこの左側は同じ文字や式になる」と言う。

すなわち、(●+△)(●+□)となる。

 9x ^2 + 15 x + 4 =  ( 3x + a ) ( 3x + b ) と考えられる。
   ab = 4  に注意する。   ( a + b ) ×3x = 15に注意して、 a + b = 5 を得る。
以上から、2数 1と4を見つけて
  9x ^2 + 15 x + 4 =  ( 3x + 1 ) ( 3x + 4 )

25x ^2 + 20 x + 3 = ( 5x         ) ( 5x       ) と考えさせ数を見つければよい。

このタイプの問題を繰り返すと、中学校のどんなタイプも因数分解出来る。

 
  
 
 





 

 

 

 

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