T「はい。では、2(x+1)(x+4)=0でいいね。」
T「このあとどうするの?2がじゃまだね。どうする?」
S「・・・」
T「2で割らなくてもいいんだよ。」と私は言いました。実はここが大事なところです。
2次方程式を因数分解で解くために、数の性質を使っています。
「2数A,BでA×B=0 ならば A=0またはB=0である。」
ですから(x+1)(x+4)=0 ならば x+1=0, x+4=0です。
これは2数だから簡単で、この性質は生徒にとって面白いとは感じないようです。
そこで、こんな話をしました。
「A×B×C×D×E=0です。誰だ! 0にしたのは! 犯人は誰?」です。
5つの数のうちどれか1つでも0であればいいことがすぐに分かります。
すると犯人捜しとしては、AかBかCかDかEかが犯人、つまり0ですね。
この話をしてから2(x+1)(x+4)=0に戻ると、
2とx+1とx+4のうち、誰が犯人(=0なのか)?ということになります。
すると、2は0でないので犯人ではありません。アリバイがある!
2(x+1)(x+4)=0になるのは、x+1 か x+4 が 0であるということに他なりません。
こうして 2(x+1)(x+4)=0 ならば x+1=0 または x+4=0 が言えるのです。
ということは、「2は無視して良い」ということで、「2で割る必要はない」のです。
(終わり。 めでたしめでたし)
T「このあとどうするの?2がじゃまだね。どうする?」
S「・・・」
T「2で割らなくてもいいんだよ。」と私は言いました。実はここが大事なところです。
2次方程式を因数分解で解くために、数の性質を使っています。
「2数A,BでA×B=0 ならば A=0またはB=0である。」
ですから(x+1)(x+4)=0 ならば x+1=0, x+4=0です。
これは2数だから簡単で、この性質は生徒にとって面白いとは感じないようです。
そこで、こんな話をしました。
「A×B×C×D×E=0です。誰だ! 0にしたのは! 犯人は誰?」です。
5つの数のうちどれか1つでも0であればいいことがすぐに分かります。
すると犯人捜しとしては、AかBかCかDかEかが犯人、つまり0ですね。
この話をしてから2(x+1)(x+4)=0に戻ると、
2とx+1とx+4のうち、誰が犯人(=0なのか)?ということになります。
すると、2は0でないので犯人ではありません。アリバイがある!
2(x+1)(x+4)=0になるのは、x+1 か x+4 が 0であるということに他なりません。
こうして 2(x+1)(x+4)=0 ならば x+1=0 または x+4=0 が言えるのです。
ということは、「2は無視して良い」ということで、「2で割る必要はない」のです。
(終わり。 めでたしめでたし)