思い出した。
「平方完成」
3年の授業をやっていたとき、去年の教え方をすっかり忘れて普通に教えてしまった。別のクラスで、ふと1年前のことを思い出した。
リンクさせてあるので読んでみて下さい。
で、今回はさらにパワーアップして、物語を作ってしまった。
x^2+6x-5=0
ここで、-5を移項するところで「脚色」
「x^2+6x-5=0 は因数分解できません。もしx^2+6x+5なら(x+1)(x+5)と因数分解出来ます。またx^2+6x+8=(x+2)(x+4)となります。」
「つまり-5がくっついているので困るわけです。x^2と6xは二人でグルになって、この-5の代わりに別な仲間をつれてくることを考えました。」
「俺たちサー、-5のせいで因数分解できないんだよな-。あいつじゃまだよ。」
とx^2と6xは言いました。
「というわけで、このじゃまな-5には向こうに行ってもらう。つまり移項するわけです。」
なんて話をして、ー5を移項します。
このあとは x~2+6x にどんな数をつければ、双子に因数分解できるのかを考えます。
またx^2と6xが話します。
「俺たち半分になるんだからx+3ずつになればいいんだよね。誰を連れてきたらいいのかなー。」
双子にするんだから6xの6を3+3と考えて、6を2つに分ければいいので
(x+3)(x+3)の形にすればいいから、3×3である9を両辺に足すわけです。
まあ、こんな話をして、両辺に9を足すとよいことを教えました。
x^2+6x=5 の両辺に9を足して、
x^2+6x+9=5+9
(x+3)^2=14
これで平方完成が出来ました。
今回は-5を移項する理由をはっきりさせるために
「-5はじゃまなんだ」というお話を作ったわけです。
また教えるのが楽しくなったかな。