藤原松三郎著の微分積分学を読み始めている。初版が昭和9年、
1934年のものであるから言葉が難しい。ほとんど「写本」状態で
読んでいる。
まずは最初から「玆ニ水平直線上ニ一點 O ヲトリ,O カラ・・・」
文章のカナが平仮名ではなくカタカナであることだ。それと漢字が旧字。
「玆ニ」が読めなかった。「ここに」と読むんだそうだ。
逆に外国人の名前は平仮名だ。
「然ルニでできんとハ上述ノ事實ハ微積分學ノ礎石デアッテ,」
「然るにデデキントは上述の事実は微積分学の礎石であって,」
とんでもない判定不能の漢字も・・・
「曩ニ論ジタ三ツノ場合:」
「曩ニ」は「さきに」と読む。
そのうちに慣れるだろう。