TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

式による説明8 家庭教師で

2015年07月23日 15時18分12秒 | 数学

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5つの続いた整数の和は5の倍数になります。
このわけを、文字を使って説明しなさい。
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==解答===================================
 5つの続いた整数のうち、もっとも小さい整数を
n とすると、5つの続いた整数は
 n, n+1, n+2, n+3, n+4
と表される。したがって、それらの和は
n+(n+1)+(n+2)+(n+3)+(n+4)
=5n+10
=5(n+2)

n+2は整数だから、5(n+2)は5の倍数である。
したがって、5つの続いた整数の和は、
5の倍数になる。
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n+(n+1)+(n+2)+(n+3)+(n+4)
=5n+10

が5つの続いた整数の和を表すことは理解出来たが
結果の5n+10が5の倍数、すなわち5で割り切れることを説明したのだが・・・・

(5n+10)÷5=(5n+10)×1/5
=5n×1/5+10×1/5
=n+2

と計算自体は出来るようになってはいるのだが
(5n+10)÷5=5n/5+10/5 という感覚がまだ出来てないので、
計算の枝葉末節にひっかかり全体の式の計算の意味が薄れてしまっていた。
 図解して何とかのりきった。

(5n+10)÷5=n+2 の意味を図解する。


 5n → n n n n n
10 → 2 2 2 2 2

5n+10 を5等分すると 一つは一つはn+2 になるでしょ?
こんな感じ。これで何とか納得してもらった。

次はいよいよ 5n+10=5(n+2) の説明だ。これも一苦労した。

つづく



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