TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

空間図形の基本7平行3

2020年04月02日 20時23分14秒 | 数学


「平行な2直線 p, q の一方をふくみ、
他方をふくまない2平面の交線をrとすれ、
p//r、q//r」


この定理の書き方、もう少し変えると分かりやすくなるという提案。

直線pをふくみqをふくまない平面をPとして、
直線pを軸にPを少しだけ回転した平面をP‘とすると、
直線qを含む平面αとの交線rはr’となる。

この時r‘はp,qに平行となる。
この事実をもとに

「平行な2直線 p, q の一方をふくみ、
他方をふくまない2平面の交線をrとすれ、
p//r、q//r」
を次のように考えればよいと思った。

「平行な2直線 p, q のそれぞれをふくむ
2平面の交線をrとすれば、
p//r、q//r」
と考えるといいのではないか。

「一方をふくみ、他方をふくまない2平面」

「それぞれをふくむ2平面」
としたわけだ。
2平面が一致するときは交線は出来ないことを
あらかじめ断っておけばよい。

これは正確な記述ではないが、覚えやすいと思う。

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多角形の内角の和2

2020年04月02日 01時07分42秒 | 数学

2006年11月11日の記事。


かいた百角形に対角線を引いて、三角形に分割することに・・・。

「1つの頂点」から対角線をひくのだが、その頂点を上手く選ぶことがここでのコツ。
最初にひく対角線を「頂点1」に向かって引くために、「頂点99」に着目。
ここから対角線を引くと説明しやすい。

 

「頂点99から対角線を引こうと思います。どこに引けるかな・・・。?」
「ここは無理だよね。(頂点100を指す)」
「ここからか。(頂点1を指す)」

生徒の一人「ああ、そうか・・・」
生徒もう一人「となりは引けないんだ。」

「頂点99から頂点1に1本目の対角線を引きま~す。」
「つぎは頂点2に2本目の対角線を引きま~す。」
「頂点3に3本目の対角線を引きま~す。」

ここらあたりで生徒は感づく。

生徒「ああ、97本だ。」

「分かった?どうして?」
生徒「99からは99のところと100と98は引けないから、引ける頂点は99個。」
「その通り!。自分自身ととなりで3つの頂点にはひけない。引ける頂点は99-3で97個。
だから97本引ける。」
「では、何で三角形は98個できるの?本当にできる?」

生徒「・・・」

「頂点99から対角線を引くたびに、引いた方向に向かって右側に三角形が
一つずつ出来るよね。」(ここは生徒に発言させるべきだったな・・・)

生徒「?」
「ほら、頂点5のところに対角線を引くと、矢印の方向にね。99から5の方を見て右側ね。
こっち(丸数字5を示す)に5つ三角形ができてるね。」
生徒「はい」

「で、6、7と対角線を引きます。点々でかいているけど、
頂点95に引いたところで95個の三角形ができますね。」
生徒「(納得した顔)はい。」



三角形は全部で98個できます。どうしてでしょうか?
生徒はこの時点で分かってくれました。
(続く)





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