イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2021年09月13日 | 2021釣り
場所:水軒沖
条件:小潮4:22干潮
釣果:タチウオ11匹 ツバス1匹


今日は洗車をしようと思っているのと、タチウオの燻製作りの仕込みをしようと思っているので朝一タチウオだけを釣りに行くことにした。
しかし、これは戦術的な勝利を前提に戦略を立てるというまったくおかしな戦略理論である。こんなことを考えるのは牟田口中将か僕くらいのものだろう。ただ、僕はいくらか思いとどまって、ソミュール液を作ってから釣りに行くというような暴挙だけでしていないのである。

今日は大きい方の船で出撃。船のローテーションということもあるが、仕掛けと魚のさばきをよくしようと思うとやっぱりデッキが広い大きい方の船のほうが便利なのである。

日の出の時刻は知らない間に午前5時41分にまで遅くなっている。これは後から知ったことで、日の出時刻を午前5時10分くらいだと思い込んで港にやってきてしまった。なので、午前4時過ぎではまだ真っ暗だ。
仕方がないので微速で出港。



タチウオは陸っぱりでも好調なのか、平日の始まりの月曜日でさえ護岸沿いに電気ウキがたくさん漂っている。



青岸の前から仕掛けを流し始めるがアタリはない。これは偶然か何かの必然かはわからないが、南海フェリーが入港してくるとアタリが出始める。今日の入港時刻も午前5時10分。ちょうど「かつらぎ」が真横を通ったときだった。まるでスイッチが入ったようにアタリが出始めた。しかし、今日はアタリの出る海域はかなり狭い。青岸の先端と新々波止の間の一番狭い海域だけだ。そんなに小回りが利くわけではないので大回りをしながら行ったり来たりを繰り返す。
しかし、それもわずかな時間だった。20分ほどでアタリが途絶えてしまった。もう少し釣らないと燻製の分と叔父さんの家の分と、前回は定休日であった「わかやま〇しぇ」のおじさんへの差し入れの分が確保できない。昨日の雨で棚が深いのかもしれないと錘を重くして臨むがやっぱりだめだ。もう1回流してダメだったら禁断の仕掛けに替えようと泣きの1回を流してみたがやっぱりダメだった。仕掛けを回収してみると、最後尾の鉤にタチウオの頭だけが引っかかっていた。



ああ、そりゃあ、これでは釣れないわ・・・。
5本の鉤のうちの1本はすでに水糸が外れてしまっていたのでこれは仕方がないと思っていたが、それに加えてもう1本が死んでいるとなるとアタリが出る確率は減ってしまう。ましてや仲間の生首がくっ付いているような仕掛けには魚が怯えて食いつてこないだろう。
確かに途中で、アタリがあってすぐに軽くなってしまったことがあった。ただ魚がバレただけだと思っていたら生首だけが残っていたらしい。その時にきちんと点検をしておけばあと4、5匹は釣れたはずである。
しかし、指3本ほどとはいえ、タチウオの身体を食いちぎっていった仲間はどれくらいの大きさのものだったのだろう。尻尾や体の後ろ3分の1が喰われているというのはよくあることだが、首だけというのは初めてだ。けっこう大きいやつもいるのだ。

禁断の仕掛けを流すため新々波止の南側へ移動。台風14号のうねりはすでにやってきているらしく、大きく海面が上下している。



いつもなら赤灯台の前くらいでアタリが出るが今日はアタリがない。うねりが怖くて防波堤から距離を取っているのが悪いのだろうか・・。
とりあえず新々波止1本分を流してだめだったらそのまま帰ろうと流し続けると沖の一文字との交点の海域でやっと魚が掛かった。いつもくらいの大きさのツバスだ。

これを取り込んで今日は終了。
叔父さんの家にもっていく分はないが、「わかやま〇しぇ」のおじさんへの差し入れはできそうだ。
ここのおじさんたちも面白い人たちで、ひととき釣りの話をして冷凍コロッケを購入。朝早くからやってくる怪しい釣り人を怪しいとも思わずに話に付き合ってくれるのだからありがたい。
今日は「これ、もって帰り。」といって、小さなパックに入ったのりわさびドレッシングというのを100個ほどくれた。これは意外と美味しかった。



家に帰って燻製の仕込み。5匹分を仕込んだが、今年はサイズが小さい。うまくできるだろうか・・。




ハバネロとパソコンの後日譚だが、今年はハバネロで作ってみたオリーブラー油がすこぶる美味しい。
きっと韓国トウガラシでつくったやつよりも上を行っている。干しているときにも思ったが、旨味というのだろうか、なんだかねっとりとした雰囲気の香りが強いのだ。僕の奥さんはそれを、「油のようなにおい」と表現していたが、もう一度嗅いでみたくなるような匂いなのだ。ただ、あんまり鼻を近づけると強い刺激も襲ってくるのであるが・・。
だから、出来上がったオイルはオリーブの香りよりもハバネロの香りが勝っている。韓国トウガラシではあきらかにオリーブオイルの香りのほうが強かった。
辛さも韓国トウガラシのオイルを凌駕しているが、この辛さもグッときてサッと引いていく感じで後に残らない。韓国トウガラシのオイルは舐めてみても唇のまわりが長い間ヒリヒリするのだが、それがない。カプサイシンと一口にいってもいろいろな種類があるのだろうか。
前に読んだ本には、原産地の南米ではトウガラシをゆでたりしながら辛みを抜いて出汁がわりに使っているのだと書かれていたが、さすがにそれはないだろうと信じられなかったが、ハバネロを食べてみるとそれはきっと本当だと納得させられる。韓国トウガラシとハバネロを比べるとハバネロの方があきらかに原種に近いはずだ。きっと東のほうに伝播している途中で旨味はどこかへ消えてしまったのだろう。もしくは、東アジアにはもともと別の旨味文化があったので、辛みだけを利用したいアジア人は旨味のないトウガラシを選別してきたのかもしれない。
トウガラシの世界は奥が深いのだ。

パソコンのほうは、返送してから3日ほどで戻ってきた。素早いというかなんというか、見積もりのメールが届いて、了解の返信をしたら2時間ほどで送りましたというメールがやってきた。

送られてきたパソコンを見てみると、ノートパソコンのほうは確かにキーボードが入れ替えられていた。前のキーボードは文字が擦り切れてしまっているほど酷使されたものだったが、今度のやつは見た目は新品のように見えるほどきれいだ。それに、キーボード面のパネルも交換されている感じがする。まあ、気持ちはよくなった感じがする。



デスクトップのほうは、これは完全にモノ自体を交換しているようだ。修理されるのか、交換されるのかどちらだろうと思って筐体にマジックで印をつけていたが、それが消えてしまっていて、筐体に付いていた傷の位置も違っていた。ついでにウインドウズも初期化した状態になっている。ノートは設定がそのまま残っていたのですぐに使い始めることができたけれども、デスクトップはいちからやり直しだ。もとの写真データを入れたりメールの設定、ブラウザのURLやいつも使っているアプリケーションのインストールをしながら2日がかりでやっと使えるところまで戻すことができた。

まだまだ、不安が残るがとりあえず潰れるところまでは使ってみよう。せめて5年は持ってほしいと思うのだが・・。

洗車をしていると、屋根の上に傷とくぼみを見つけてしまった。なんでこんなところに傷がついているのかと悲しくなったが、思い当たる節はいくつかある。山の中の細い道を走っていると、木の下にぶら下がっている枝などがよく当たる。車高が2メートル近くあるので仕方がない。生石山で数回、信楽で近道をしようとして1回。そのどれかの衝撃の末なのだろう。貨物車でありながらきれいにきれいに乗ってきたのに悲しいことだ。
身体でも物でも必ず時間が経てば古くなっていく。これは自然の必然なのである。だから中古でいいやとなるのだが、中古は壊れやすい。
釈迦の教えのなかに、「五蘊盛苦」という言葉が出てくるが、まさに僕はこの苦の真っただ中にいるのである・・。
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水軒沖釣行

2021年09月08日 | 2021釣り
場所:水軒沖
条件:大潮 6:46満潮
釣果:タチウオ19匹

今日は午後から雨らしい。おとといも釣りに行っているので今日はおとなしく朝一タチウオだけを釣って帰ってこようと思っている。数を釣りたければ大きいほうの船で行けばいいのだが、ローテーションを考えると小船になる。どっちでもいいのだが、今日はどっちに乗って行こうなどと悩めるのはなんとも贅沢な悩みだ。(どっちもボロボロの船ではあるが・・・)

しかし、朝起きて、加太のリアルタイムの風を見てみると、南からの風が12メートルも吹いている。急いで表に出てみたが、やはりこっちもかなり吹いている。普通ならこのまま布団に逆戻りなのだが、ダメ元で港まで行って船を出せなければ、「わかやま〇しぇ」で冷凍のコロッケを買って帰ろうととりあえず家を出た。

港についてみると、こんな日でも渡船客はたくさん来ている。三密を避けられるからというわけではないだろうが、去年くらいからここは大盛況だ。後半に書くつもりだが、最近はマナーの悪い人も多くて辟易するときがある。
船頭の奥さんと話をしていると、新々波止の北側なら問題なさそうよということだったのでとりあえず出港を決めた。この風では大きいほうの船は着岸のときにトラブルを起こしそうなので小船を使うことにした。

今日も雲が多く、出港時は真っ暗なのは当然だが、午前5時に近くなっても一向に明るくなってこない。

 

青岸を越えると風が心配なので様子を見ながらかなり手前から仕掛けを流し始める。アタリはまったくない。安全を確かめながら少しずつ沖へ。やっとアタリが出たのは南海フェリーが入港してのちのことだった。午前5時を少し過ぎたころだ。ダイヤだと午前5時10分到着だそうなのでフェリーのダイヤも正確なものだ。
アタリが出始めるとどんどんアタる。しかし、狭いデッキの上では仕掛けのさばきに手間取り、それに加えてタチウオランチャーを持ってくるのを忘れたので余計に手間取る。小船のエンジンは相変わらず不機嫌で、アイドリング状態ではしょっちゅう止まり、風が強くて魚を回収している間に船はどんどん流される。青岸の灯台が目の前に迫ってきたときはドキドキしてしまった。
そんな中でもなんとか釣りを続け、午前5時半を過ぎた頃にアタリがなくなり終了。
今日の魚の型は前回よりも少しはましであった。放流したのは3匹ほどではなかっただろうか。
今年のタチウオは型は小さいけれども、数は多そうだ。このまま魚が成長すれば月末くらいには大きいタチウオがたくさん釣れると思うのだが・・・。
僕は、電気ウキを拾った日は魚が釣れないというジンクスを持っているけれども、それも過去のものになりそうだ。今日は3個も拾った。



よく考えれば、タチウオが多いから陸っぱりの釣り人が糸を切られて電気ウキが漂流する確率が高くなり僕がウキを拾う数が増えるのであって、そういう時は魚もたくさん釣れるはずだから僕のジンクスは実は最初から矛盾していたのだ。
どちらにしてもジンクスは少ないほどよい。だからこのジンクスは過去のものになったと思っておこう。

雨は予想以上に早く降り出し、家に帰って魚をさばいているときから降り出した。大きいほうの船に燃料を補給しておかねばならないので雨を承知で港に舞い戻ったのだが、そこでいやなものを見てしまった。
これは間違いなく渡船の客の仕業だろう、駐車場でウ〇コをしているやつがいたのだ。



おとといは気が付かなかったが、おそらく土、日でやらかしたのだろう。渡船屋にもトイレはあるが、感染防止で使用禁止にしている。常連ならトイレがないのを知っているから途中で済ませてくるのだろから、遠くからやってきてトイレが閉まっているのに気付いた一見客がここでやってしまったのだろう。これで2回目だ。しかし、よく人目もはばからずやれるものだ。まあ、背に腹は代えられないところもあるのだろうけれども・・。
車を置くのもひどいもので、護岸ギリギリに駐車するやつがいる。船に乗り込もうにもそんな状態で船の前に停められると乗り降りができないのだ。
2年ほど前まではいつも閑散としていて平和なものであったが、人が多くなるといろんなトラブルが起こるというのはどこでも同じなのだろう。

叔父さんの家に寄ると、隣の家からたくさんのハバネロが届いていた。元々、ここから苗をもらって叔父さんの畑に植えてもらっているので、僕的にはその苗から採れる量で十分なのだが、どれだけの苗を植えているのか知らないが大量のハバネロだ。隣のおじさんは植えているだけで活用していないのではないだろうか。じゃあ、どうしてハバネロを植えているのだろうか・・。それはそれでもったいない。
もう、十分ですというのもなんだから、全部もらってきて贅沢にいいものだけを選んで干してみた。ハバネロは身が厚いのでまるのまま干すとすぐに腐ってしまうことは前回の収穫でわかっていた。しかし、激辛の割にはか弱い実なのである。なので、輪切りにして干すといいらしい。



かなりの量ができてしまったが、これからあれをどうやって使おうか・・・。少し悩んでしまうのである。

ハバネロとはなかなか手ごわい相手で、ビニールの手袋をはめて作業をしているのだが、どこかから漏れてくるらしく、タチウオを釣った時にできたわずかな傷からカプサイシンが染み込み、相当な痛みが出る。顔のどこかに触れるとそこも痛くなる。
遺伝子工学は相当高レベルのところまで来ているのだから、いっそ、コロナウイルスにカプサイシンを作り出す遺伝子を挿入してやったらPCR検査なんてしなくても体に取りつかれたらすぐにわかるのではないかと思ったりするのである。


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加太沖釣行

2021年09月06日 | 2021釣り
場所:加太沖
条件:大潮 5:26満潮
潮流:6:28 上り1.2ノット最強 9:08転流
釣果:マアジ9匹 カスゴ3匹 サワラ1匹 ツバス1匹

今回も久々の釣行になってしまった。前回の休日は朝起きたら雨が降っていて断念。加太へは約10日ぶりの釣行となる。今日もマアジ狙いだ。食べるには真鯛よりもはるかに美味しいのでついついこっちのほうに行ってしまう。「魚を釣る」という意味では間違いなく真鯛のほうが釣りとしては難しくて楽しいのだが・・。
それに加えていよいよ本格的になってきたらしいタチウオもリレーで狙ってみるつもりだ。

今日は大陸の高気圧が張り出してきたということで空気は秋の気配だが前線が近いのかやたらと雲が多い。午前4時半に出港し、



午前5時過ぎには田倉崎の近くまで来たのだが、あたりはまだまだ暗い。日の出時刻はとうにすぎているのにこんなことも珍しいのではないだろうか。


(カメラの画像処理でけっこう明るく見えるが、実感ではもっと暗く感じた。)

潮が止まるのが午前9時なのでそれまではアジ狙いだ。タチウオポイントまでの移動を考えて、四国沖ポイントのそばの漁礁からスタート。ここからだとナカトを越えて一直線でアイヤマまで行ける。

大潮の日だが、潮流表のとおりそれほど速い流れではない。釣りはしやすいがアタリがない。それでも20分ほどしたらアタリが出たが最初の1匹目は途中でバレてしまった。
今日はアジの口が切れないようにと柔らかいほうの竿をもってきて、おまけにクッションゴムも入れているのできっと仕掛けが踊りすぎるのだろう。そのほかにもたくさんのバラシがあった。
しかし、それにも増してアタリは多く、午前7時過ぎまでに6、7匹のアジを確保。加えて今日はサワラも釣れた。5号の枝素を使っていたのと、幸運にもうまくカンヌキのところに鉤が掛かってくれていた。
その間、今日も菊新丸さんと出会い、



僕が魚を掬うところを写真に撮ってくれた。形だけ見ていると、僕もなんだかいっぱしの一本釣り漁師のように見えないだろうか・・?



最後のひと流しはそのままアイヤマのほうに向け北上するままに任せて流してみた。テッパンポイントの周辺にさしかかると再び魚探の反応が増えてきた。この辺までくると真鯛もいるのではないかと思いサビキの仕掛けを高仕掛けのように巻き上げて誘ってやると小さいけれども一応真鯛が釣れた。思ったように釣れるとなんだかいい感じに思えてくる。
ツバスも加わり、このままいい型のタチウオが数釣れればクーラーボックスに入りきらないんじゃないかと思えてくるほどだった。
しかし、そんな邪な心は神様が見過ごすはずはなかった。
少し早めにタチウオポイントに入り仕掛けを落としてみる。アタリはあるがほんの少し触るだけで全然テンヤに乗らない。また、テンヤも悪かった。去年使っていたやつをそのまま点検もしないまま使っていたので鉤先がなまってしまっていた。途中で気が付いて別のものに取り替えたけれども、そこからもアタリの感じは同じで、やっとテンヤに乗ったかと思えば掛かってくるのはベルトサイズに毛が生えたようなものばかりだ。これでは紀ノ川の河口で釣っているのと変わらない。転流時刻を挟んで1時間くらいは釣りを続けたかったがそこまで我慢ができずに午前10時前に終了。


中古で買ったパソコンが壊れてしまった。もともと、メインで使うパソコンを中古で買って大丈夫かと思ってはいたのだが、その前に買ったノートパソコンがすこぶる高性能でサクサク動いてくれたのでまた中古でいいやと思って買ってみた。ノートパソコンのほうも買ってから2年経たずにキーボードの一部が反応しなくなってはいたが外付けのキーボードを買ってくると普通に使えていた。
しかし、デスクトップのほうは電源が頻繁に落ちるようになってしまった。さすがに電源が落ちるとまったく使い物にならなくなる。電源を入れては落ちるの繰り返しでウインドウズのOSに不調をきたしたようで、再セットアップのメッセージが出てきてプログラムが走り始めたがそこでも電源が落ち、へんなメッセージが出てきて万事休すだ。



このパソコンはまだ保証期間中なので送り返すことにした。ついでにノートパソコンも修理は有料だがこの際なのでと一緒に送り返すことにした。

ここのところ、釣り竿の中栓が折れ、バイクも壊れ、中古で買ったものがどんどん壊れてしまう事態になってきた。もちろん、新品のようにはいかないけれどもこれだけ故障が集中すると不安になってくる。
パソコンのほうは保証期間中ではあるが、送料はこっち持ちになるらしい。それだけ送り返されてくる商品が多いということだろうか。これからのパソコンライフに影を落としそうだ。スマホを買ったとはいえ、パソコンのほうがはるかに使い勝手がいい。
中古で買った最大でかつ最も高価なものは船だ。これも壊れてしまったらどうしようと不安で眠れなくなりそうなのである・・・。

ということで、このブログは元使っていたデスクトップパソコンを再度引っ張り出してきて書いている。こんなに動きが遅かったかと思うほどだが、中国製とはいえ8年以上使ってどこも故障はおきなかった。壊れたやつは安心の日本製と書いてはいるがどっちが安心なんだとナショナリズムがゆらいでしまうのである。
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水軒沖釣行

2021年08月28日 | 2021釣り
場所:水軒沖
条件:中潮 3:29干潮 9:35満潮
釣果:タチウオ1匹

今日は小船のローテーションの日であるのと、またまた最近は休日のたびに釣りに出ているという状況と、大きな船で若干のメンテナンスをしたいと思って朝一だけの釣りを計画した。
普通なら禁断の仕掛けを持ってタチウオ釣りというところなのだが、今のところ型も小さいしこればっかり持って帰っても冷蔵庫の在庫が増えるばかりなのである。それに対して、渡船屋の釣り客の釣果を見ていると、若干盛っているのだろうというところはあるけれども大きなサイズのタチウオが釣れている。これはきっとルアーでやると大きなやつがかかる可能性があるはずだと、今日はルアーマンに徹してみようと考えた。
朝は暗いうちに出て、スズキを狙ってみてからタチウオを釣ってみようと考えていたのだが、今日も出遅れてしまい、おまけに悪い癖で海面に漂う電気ウキを捜索していると青岸の灯台のところのたどり着いたころにはすっかり明るくなってしまっていた。
これではスズキは無理なのでせっかくくくっていたトップウォータープラグを切ってワインドに変更した。

今日はおとといとは打って変わって朝だけはしのぎやすかった。ちょっとだけ空気が入れ替わった感じがする。暑さは続くが季節は着実に進んでいる。
小さいながらタチウオが釣れているという情報はすでに出回っているらしく、おまけに土曜日ということで10艘ほどの船が出ていた。ほとんどの船は定番の引き釣りをやっているが、最近では今日の僕みたいなルアーをキャストしている船も見ることがあるようになってきた。これも時代なんだろうな。多分僕たちはかなり邪魔になっているのだろうと思う。それは申し訳ないが許してくださいませ・・。



そして、釣り客を乗せているらしい釣り船もよく見る。あの船はこの時間だけ格安で乗客を乗せているのだろうか、それともこれからまた沖に向かうのだろうか、あれで商売が成り立つのだろうか、いつも気になってしまう。ここで時間を食うと沖での朝一の時合を逃すのではないかと思うのだ。

ルアーを海底まで落としてからフォールとリフトを繰り返してアタリを待つ。これが正しいやり方かどうかというのは定かではないが、テレビで見る人たちがこんなことをやっているので真似ているだけという感じだ。
アタリは間もなく出た。しかし小さい。指4本サイズのタチウオならかなり引くはずなのだが簡単に上がってくる。ルアーで大きいサイズのタチウオを釣るという目論見はあっけなく崩れ去ってしまった。その後もアタリはあるものの小さい物ばかりだ。幸いにしてルアーで掛かる魚は傷が浅いので放流しても大丈夫だ。
結局、取り込んだのは1匹だけ。慣れないことをしてもダメだという結果に終わってしまった。
それに、この釣りはコストもかかるようだ。数回のアタリしかなったのにワームはズタズタになってしまい、おまけに尻尾はすぐに切れて使えなくなる。



今日は2本使ったのだが、このワーム1本あたりのコストは約80円。僕がいつも使っている仕掛けは建築の基礎作りの現場で使う水糸を使っているのでコストはほぼ0円に近い。鉤が切れるか切っ先が鈍るまで使える。加えて効率も悪い。もちろん、効率やコスト以外の部分で楽しむのが「魚釣り」であって、効率とコストを重視するならそれは「漁」になってしまうというのはわかっているけれども、やっぱりなんだか違和感を覚えてしまう。今日のような釣りは年に1、2回でいいやと思うのである。
その後、ツバスは釣れないだろうかと新々波止の赤灯台付近に移動してみたがまったくアタリはなく、お日様が顔をのぞかせてきたのを機に今日の釣りは終了。

 


午前6時過ぎに港に戻り、大きい方の船のスタンチューブの追加と、艫についている部品の加工をやってみた。暑くなる前にこういうことをやってしまおうというのも今日の釣りのスケジュールを決めた理由だ。
この部品、元来が、何のためのつけられているのかというのを前のオーナーさんも説明してくれていなかったのであるが、僕は塩ビのパイプを突っ込んで係留用のロープのずれ止めに使っていた。数日前の強風の際、それがどこかへ飛んで行ってしまったのでもっと強力なものを作ってみようと考えたのだ。構想では、3センチほど出ているステンレスの丸棒にネジの溝を切ってそこに長いナットを取り付けてみたかったのだが、ダイスが食いこまずまったく歯が立たない。1100円で買ったダイスのセットではやはりステンレスのような硬い素材にネジを切るのは不可能だったようだ。
この話には続きがあって、それではナットのほうのねじ山を潰してしまって差し込み式にしてやろうと考えた。ナットは構造材として使えればいい。あとは接着剤でくっ付ければなんとかなるだろうと考えたのだが、これも甘かった。10㎜のドリルでねじ山を潰しにかかったのだが、角度がずれたか、途中でドリルをはじかれレバースイッチを握っていた人差し指をねん挫してしまうし、ドリルの回転が止まらずコードをチャックに巻き込み切断してしまった。僕は左利きなのもので、レバーを握ると連続回転させるためについている小さなスイッチを人差し指の根元で押さえることになって無意識に連続回転の状態になってしまうのだ。(あのスイッチは本体の左側に付いているのだ。まったく左利きの人のことを考えてくれていないである。)
こういう作業はきっと、ボール盤を使ってしなければならないような作業だったに違いない。
怖くて途中でやめてしまったので今回の企みは失敗に終わり、断線とねん挫だけが残ってしまった。人差し指はきちんと曲がらず、力も入らないのでキーボードを打つ文字は誤字だらけになってしまう。
ドリルのコードをなんとかしなければと本体のカバーを外そうとしたのだが、今度はカバーのネジがひとつだけ緩まない。多分、父親も何かしようとして失敗したのだろう、このネジのねじ山はすでに半分潰れていた。無理やりドライバーをねじると完全につぶれてしまった。こういう時のために、アマゾンでインパクトドライバーを使ったネジ外しというのを買っていたのだが、これも送料込みで200円ほどの値段だったのでまったく使い物にならない。誰かは忘れたが、道具は高いものを買っておけと言われたことがここにきて身に染みるのだ・・・。

企みは失敗ばかりではなく、結局作動状態が不安定なバイクのブレーキスイッチを交換してみたのだが、こっちは10分ほどであっけなく終わってしまった。この時は人差し指も健在だったのと、事前に交換方法を調べられるだけ調べていたというのも奏功した。
きちんとした道具を使うことと事前の準備が何事にも必要であるというのが今日の釣行の教訓なのである・・。


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水軒沖~加太沖釣行

2021年08月26日 | 2021釣り
場所:水軒沖~加太沖
条件:中潮 8:15満潮 
潮流:5:46転流 8:58上り1.7ノット最強
釣果:タチウオ13匹 真鯛1匹


今日からスマホを持っての釣行だ。そして、あいにくカメラを持ってくるのを忘れてしまったので今日のブログの写真はすべてスマホで撮った写真である。スマホのカメラ機能というのは相当高性能だとは聞いていたが確かにかなりのものだ。
かと言って、これからの写真を全部スマホでまかなうかというと、それは絶対にない。もともと、機械類に対してはけっこう興味を持っている方で扱いなんかも説明書を見ながらいろいろやってみてやりすぎて壊してしまうなんてこともあったし、パソコンについてもヘボい職場ではあるがそこそこ詳しい方の部類の人間であるとは思われている。だから、スマホについてももっと親和力があるのだろうと思っていたが、まったく逆だ。いまのところ拒絶反応しかない。カメラについても、どうすんのよ、これ。と、真っ暗な船の上でひとしきり悩んでしまう始末だ。
自分が思っているほど大した能力はないということだ。グァム島に行った時も、英会話ぐらいそこそこできるはずだと思っていたら、レストランの予約の時間変更さえも依頼できなかったことを思い出した。

前回もタチウオが好調だったのでこれを保険として加太へ鬼アジを釣りに行こうというのが今日の計画である。

前回よりも早く出港。


悲しいかな、夜景は圧倒的にスマホのほうがきれいに撮れてしまう・・。


海保の巡視艇の係留場所からすこし進んだところからスタート。青岸の灯台の手前辺りにさしかかったときに最初のアタリが出た。今日も魚は多い。最初から5連だ。しかし型は小さい。ほとんどが佃煮サイズだ。今日は加太へも行くので小さいものでまだ生きて返せるものはすべて放流するつもりだ。最初の5匹で取り込んだのは1匹だけ。
その後もアタリはどんどん続く。魚も多いのか、船の後ろで水面上で跳ねているし、1匹は船べりに乗り上がってきた。思わずつかもうとしたがさすがにそのまま海に落ちていってしまったが・・。
かなり引くので今度こそ大きい魚かと思っても複数のタチウオが掛かっているのでよく引くだけだ。大きくて指3本、そんなところだ。すっかり明るくなってもまだアタリは続いているが加太へも急がねばならない。



結局取り込んだのは13匹。おそらくこの3倍は放流したであろう。

動きの遅い船に鞭を入れ加太を目指す。今日も上り潮なので田倉崎の前くらいで釣りができれば幾分かでも燃料を節約できる。幸いにして四国沖ポイントから少し離れた漁礁に小さいけれども船団が出来ている。そこからスタート。



潮はゆっくり北西方向に流れている。
いきなり小さなアタリがあって魚が乗ったがすぐにバレてしまった。しかし、アタリがあるのはいいことだ。ただ、魚探の反応はいまいちだ。

今日は結局、アタリは3回しかなかったのだが、最初のアタリはハリス切れ。前回と同様、横に素早く走るような引きだったのでサゴシか何かだろと思う。アジではない。そのあとは根掛かりで仕掛けをひとつロスト。これはクッションゴムの所から切れてしまったのだが、1.5㎜ではやっぱりこういう釣りでは細かったようだ。追加で買っていた2㎜のクッションゴムに取り替え再スタート。次のアタリははっきりとしたアタリであった。アジにしては引きが強いし、サバにしては走らない。いったいなんだろと思っていたが、途中からはこれはきっと真鯛じゃないかと思い始めていたらやっぱり真鯛であった。それもまあまあの型だ。サビキでもけっこう釣れるものだ。これでサビキで釣った真鯛は累計2匹になった。

その後、根掛かりをして鉤が曲がってしまったので枝素を取り替えなければならないのだが、あいにく5号の枝素の分しか予備を作っていない。まあ、なんでもいいかと思ってそれをつけたのだが、次のアタリはこの鉤に来たようだ。かなり引くのでこれはきっとメジロクラスの青物だと思ったが、根掛かりをしたとき、ドラグを締めて仕掛けを切り、そのまま緩めることをしていなくて一気に走られ仕掛けの元から切られてしまった。枝素のほうが太いので幹糸ごと切れてしまったのだ。クッションゴムの弾力でも耐えられなかったようだ。
う~ん、残念。

手持ちの仕掛けは5号の枝素の分しかないので仕方なくそれに取り替える。
仕掛けが太いからか、時合が過ぎたか、まったくアタリがない。移動をしようと思ってふと後ろのほうを眺めてみると菊新丸さんらしき船が見えた。傍まで移動して確かめてみると確かに菊新丸さんだ。



様子を聞くとあまり芳しくない答え。でも僕よりもたくさん釣っている。
その後ほぼ同じところを流していると彼から電話が入った。スマホに替えて初めての通話だ。えぇ、どうやって電話に出るの・・・?こういうことは当たり前のことなのかもしれないのでショップのひとも教えてくれなかった。周りが明るいから液晶も見づらく、よくよく目を凝らしてみると、ここをスライドさせて通話と書いてあるアイコンがあった。なんとか電話に出ると、この場所にある漁礁はこの季節ならイサギなんかも釣れるんだけどねとのこと。やっぱりその話しぶりからは今日はあまりよくないということがうかがわれる。

それからはもう少し同じところを流してみたがやっぱりアタリがなく、バイクの修理もやりたいので午前8時半に終了。

夏の暑さがまた戻ってきてしまった。今日はすこぶる暑い。夜明け前でも蒸し暑さは半端ではなかった。船の上でもまったく涼しさは感じられず、幸いにして船が南を向いていてくれていたので自身はオーニングの影に入ったまま釣りを続けられたが、これが直接太陽の光を浴びていたらこの時間まで釣りをすることができなかったのではないかと思うほどだった。



バイクのブレーキスイッチのその後だが、今日になってまた復活してきた。港に行くまでに信号待ちでブレーキを握ってみるとランプがときおり点灯するようになっていた。もう少し握ったり放したりしているとなんだか正常に戻ってきた。帰りの道中では普通にエンジンが始動する。
あれまあ、いったいどうなっているんだろう。微妙なところで生き永らえているようだ。とりあえず部品だけを引き取ってもう少し様子を見ることにした。
しかし、これはまた、次に乗るときにはエンジンがかからないんだろうな、きっと・・。


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水軒沖釣行 そしてガラケーを捨てる・・

2021年08月23日 | 2021釣り
場所:水軒沖
条件:大潮 6:18満潮
釣果:タチウオ20匹 ツバス3匹

前回の釣行が8月11日だったので12日ぶりの釣行になる。この期間、驚くほどの雨が降った。お盆の時期はともかく、梅雨時期や台風のシーズンでもこんなに長く雨が降ったというのは記憶にない。ほぼ毎日雨が降っていたという印象だ。
最近は旧約聖書の物語を引き合いに出してときたまブログを書いているが、この大雨もノアの箱舟の物語の再現ではないかと思えてくる。ご存知のとおり、この物語は堕落した人間を地上から一掃するために神様が大洪水を起こしたというものだ。被害を受けた地域の人たちが堕落していたから被害を受けたのだということを言っているのでは一切なく、僕自身がこの雨を経験して、電車は止まるしバイクで走っていてずぶ濡れになってしまったりして、自分の身に危険がおよびこれは尋常ではないと思ったからだ。

バイクというと、セルがふたたび回るようになっていた。左の後ろブレーキのブレーキスイッチが不良であるというところまでは突き止めていたのだが、多分、この長雨の湿度のせいだろうか、接触不良が解消されたようなのだ。これはありがたいと思っていたら、雨が上がって湿度が下がってきたらまたダメになってしまった。
途中の顛末は後半に書きたいと思う。



ということで、今日は久々に休日と晴れが重なった。風も穏やかなようである。ただ、先に書いたバイクの部品調達ともうひとつやりたいこと(それはタイトルでおわかりいただけると思うが・・。)があったのでダメもとでタチウオを釣りに行こうと決めた。いくらダメもととはいえ、今回が4度目の正直だ。いい加減に釣れてほしいと思っている。

通勤途中に見る紀ノ川の濁りはまだ解消される気配もなく、漂流物も気になり、少し明るくなってから出港しようとは思っていたのだが、昨日の横浜市長選挙の結果のニュースを見ていたらそれがあまりにも遅くなってしまった。港の出口を出た時には完全に明るいと表現できるほどに明るくなってしまっていた。



急いで船を走らせようと思うのだが、港内の漂流物が気になるのでそこはゆっくりと青岸方面へ船を進める。
事実、帰りの道中ではロープの切れ端のようなものも浮かんでいて、こんなものを巻き込んだら一巻の終わりである。



海保の巡視艇が停泊している岸壁辺りから仕掛けを流し始めるといきなりアタリが出た。それも5連で魚が掛かっている。小さい型だが、1匹だけは指4本を超えるくらいの大きさのものが混ざっていた。今日は調子がよさそうだと思っているとそのとおりで、アタリはどんどん出る。ほとんど船は動いていない。流し始めると直後にアタリが出るのだ。
その後40分ほどの間に20匹の釣果。大きいのは1匹だけだったが、数のほうは出遅れたことを考慮に入れると十分だろう。だから、あと、20分早く港を出ていればあと10匹以上は追加できていたのかもしれない。
この時点で時刻はまだ午前6時にもなっていない。叔父さんのところもサツマイモの収穫を終えているのでそんなに朝早く行ってもまだ寝ているだろうと思い、禁断の仕掛けを取り出して新々波止の南側へ移動。ここで赤灯台から仕掛けを流すといきなりアタリ。ツバスが2匹一荷で掛かってきた。ここも調子がいい。そしてツバスは大分大きく成長してきていた。その後またすぐにアタリ。
さすがに明るくなりすぎてしまうと何のアタリもなくなってしまい釣りの方はこれで終了。

港に戻りスクリューの掃除。多少はフジツボの付着はあるが、それほど大したことはなさそうだ。



これで推力が1割以上も減るのだろうかと思うがやっぱりスクリューというのはそれだけデリケートであるということなのであろうか。
小船にいたっては2週間以上エンジンを回していないし、これだけ雨が当たっていると始動するかも不安なので試しに運転をしてみた。ちからさんの情報では台風12号が温帯低気圧に変わった後、前の9号のような動きをするかもしれないから注意したほうがいいという知らせがあったので、一応台風並みの準備もして今日の釣りは終了。

叔父さんの家ではいよいよハバネロが色づき始めた。さて、どうやって食べてやろうかと楽しみが増えてくる。



魚をさばいて午前中にバイクの部品屋へ。一応自分でやってみようとYouTubeを見たりいろいろなサイトを調べてこうやって交換するのだと理解したつもりだが一抹の不安はある。まあ、途中で挫折したらいつもオイル交換をしてもらっているバイク屋さんに泣きつこうと思っていたら、その部品屋のカウンターでばったり会ってしまった。半分気まずいなと思いながら、これこれこういうわけで部品を買いに来ましたと説明すると、ああ、それならブレーキレバーを外してそこから引っこ抜くと外れるよ。セットするときは溝が切ってある部分にポッチを合わせてねと親切に教えてくれる。多分そうやるんじゃないかなと思ってはいたがあまり自信はなかったので心強いアドバイスをもらえた。親切な人だ。マリン〇ーム〇〇の従業員ならウチで買わない奴には何も教えてやるもんかという差別意識をムンムンさせているが大違いだ。

そして午後、今日の最大のミッション、スマホを買うということを実行するのだ。来年の3月には3Gの電波が止まるので早く買い替えねばと思っていたのだが、面倒くさいのと、奥さんは奥さんでうわべ上はギリギリでいいという構えだ。お昼ご飯を食べた後少し言いにくそうに、「スマホ買いに行かないか?」と言うと、すぐに、「行こ、行こ、」となった。どうやら彼女も早く買い替えたかったが、どういうわけか自分から言ったら負けと思っていたようで、僕が言い出すのをひたすら待っていたようなのだ。これはあれだな、黒暗森林の理論と似ているのだな、きっと。
そういうことでふたりしてauショップへ。これが疲れた。もとも格安スマホにの乗り換えるつもりだったのだが、ガラケー乗り換えだとauのほうが安いとか、このカードを作るとポイントが付くとか、電気の契約をするとどうだとか、もう、わけがわからん。結局、本体がタダだというのと当分は乗り換え割りを適用してもらったほうが安く済むというのでauのままで契約。2時間半もかかってしまった。
家に帰ってWi-Fiの設定や電話帳の移設の作業をしたのだが、これがまたひと苦労だ。電話帳の移設は手数料が1000円というので自分でやることにしたのだが、Bluetoothの接続がうまくいかない。何度か失敗しながら二人分の移設を完了するとタチウオの下ごしらえをするのを完全に忘れてしまっていた。
急いでチーズの上にのせてしっぽのチーズ焼きを作ってあとは奥さんの天ぷら待ち。
何をスマホごときで大騒ぎをしているのかと思われるかもしれないが、なんともドタバタした1日であったのだ。



しかし、このスマホ、電車が不通になったときには情報収集に便利だろうがおそらくそれ以外には何も使わないのだろうなと思う。もう、複雑すぎる。ついてゆけない。これも歳をとったせいかもしれないが、もう、何もかも面倒だ。今のままで十分なのだ。新しいものもことも必要ない。相変わらずブログの写真はコンデジを使うつもりだし、ショートメールの使い方だけはショップで教えてもらったので今夜の夕食は食べませんという連絡しかしないのでこれさえあればそれでいい。LINEというのは現代日本人の必需品らしいが、それは入っていなさそうで目下のところどうやってインストールするのかがわからない。若いころは説明書を首っ引きで眺めてなんでもかんでもやってみたけれども、もとより最近の機械はそれさえもなく、直感で操作できるのだと言われても錆とカビで覆われた直感など何の役にも立たない。
電波が途絶えたガラケーも見た目は傷ひとつない。もったいないものだ。どうしてそれを使い続けさせてはもらえないのだろうか・・。もったいない。


最近はプラごみ問題というのが話題になっていて、今日のニュースでもコンビニで配っているスプーンやフォークも有料になるとやっていたが、今日の海面にはこんなものが漂っていた。



きっと昨日タチウオ釣りをしていた釣り人が捨てたものだと思うが、せめてトレーは持って帰れよと思う。釣れなかった腹いせにトレーごと捨ててしまったのだろうか。
しかし、こんな沿岸部でこんなに大きなイワシ付けてタチウオは釣れるのかと疑問にも思うが、それはさておき、こんなことをしているからどんどん海が汚れていくのだ。僕も人のことは言えないが、できるだけごみを流してしまわないようにと気にはしている。だから船の上にもごみ箱を置いている。
いつも電気ウキばかりを拾っていてはダメだろうと思って回収したのだが、その直後に海面を漂う今日2本目の電気ウキを発見した。トレーを回収するために引き返していなければこの電気ウキは拾えなかった。こういうのを捨てる神あれば拾うものにも神ありというのかどうかはわからないが部品屋でバイク屋さんに出会ってアドバイスをもらえたのも拾う神様の祝福だったのかもしれない。
うん、ゴミを拾うときっといいことがあるというのは新しい定説になるのかもしれない。


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紀ノ川河口~加太沖釣行

2021年08月11日 | 2021釣り
場所:紀ノ川河口~加太沖
条件:中潮 7:38満潮
潮流: 5:50転流 8:43 上り1.2ノット最強
釣果:タチウオ1匹 マアジ6匹 サバ1匹 ガシラ1匹

毎回書いているような気がするのだが、ここのところ休みのたびに釣りに行っている。そろそろ疲れも溜まってきているのだが次の休みは雨模様なのでやっぱり今日も釣りに行く。
できれば早く切り上げたいので気になっているタチウオを釣りに行こうと決めた。ただ、過去2回のタチウオはまったくダメだったのでもし釣れなければ加太まで足を延ばして鬼アジを釣りたいと考えている。早く切り上げたいといいながら加太までというのはおかしな話だがこの前釣った鬼アジがすこぶる美味しかったので釣れればまたあの味を堪能できると思ったのだ。

今日は渡船屋の振替休日。港には人はひとりもいない。いつもは街灯が点いているのだが昨日の台風のような温帯低気圧で明度センサーが壊れたか休みなので船頭がブレーカーと切って帰ったか真っ暗だ。



対岸には光があるとはいえ港の後ろは森のような場所なのでもともと人気のないところではあるがこんなに暗いところだったのかと改めて実感した。

今日は雲が多いのか、午前4時半、海の上も真っ暗だ。



昨日の夕方も一昨日に比べてかなり暗くなったと感じたが、わずか1日で一気に日が短くなった感がある。
ゆっくり船を進めて少し明るくなるのを待つ。
青岸の手前から仕掛けを流しはじめると、同じくタチウオを狙っているであろう船が数隻出てきた。釣れているのだろうか。
しかしアタリはない。かなり明るくなってきて最初のアタリ。しかしすぐにバレてしまった。



その後もアタリがなく、これでは間違いなく加太に行かねばならないと思い始めた頃にまたアタリ。今度は鉤掛かりした。引き上げてみると指4本に迫ろうかといういい型のタチウオだ。こんなのなら5匹もあれば十分だと思いアタリがあった青岸灯台の前を行ったり来たりするが魚はこの1匹のみで終わった。
どうも今年のタチウオは数が少なそうだ。燻製作りも危うい・・・。

タチウオ1匹では帰れないので加太へ向けて出発。上り潮なので友ヶ島の南で釣りができるはずというのもアジを狙ってみようと考えたひとつの理由だ。燃料を少しでも節約できる。航跡は少し乱れ始め、推力は間違いなく1割は減少している。今日もたかだか4時間半の行程でおそらく20リットルは焚いている。



最も近い四国沖ポイントで釣れれば上出来と思い行ってみたが船の影はなくおまけに水が濁っている。これではダメだと大和堆ポイントを目指す。ここは魚が釣れているのか結構な数の船が来ている。



ぼくも早速仕掛けを落とすと幸先よくマアジが掛かった。型もまずますだ。仕掛けを下してから生け簀を開け、魚を放り込んだら勝手に魚が掛かっていた。今日はけっこう釣れる予感がする。
しかし、船が密集しすぎている。今日も相手のスパンカーが当たりそうになるほど接近されるし、かなり離れてはいたが他の船の仕掛けとおまつりをしてしまった。
スパンカーが当たりそうになった相手は僕が魚とやりとりをしている最中に接近されたのだが、こっちは操船もままならないというのは見ているとわかりそうなものだと思う。おまつりをした相手はどちらが悪いというのが定かではないものの、僕はそんな仕掛けを伸ばしているわけではなかったので自分を贔屓に見るなら相手の仕掛けが相当伸びていたに違いないと思う、大体、竿を手に持たずにホルダーにセットしたままで釣っているくらいだから仕掛けの状態を常時見ていないのだろうと思うのだ。
この辺のしきたりというものがこういう釣り方なのかもしれないが、もう少しお互いに遠慮し合って魚を釣りたいと思うのである。

午前6時を過ぎるとアタリが遠のき、午前7時半まで粘るがアタリはなくそのまま終了。

隣のNさんも僕より1時間ほど遅れて出撃していたようで、僕が帰ったころに大和堆ポイントに入り午前11過ぎまでアタリは続いたとのこと。僕ももう少し粘ればまだアタリを捉えることができたかもしれないが暑くなってくると体がしんどい。叔父さんの家に持っていく分も確保できているのでもうこれで十分ということにしておこう。

前回、大物らしい魚ばかりバラしたので対策としてクッションゴムを使ってみた。
昔からクッションゴムというのは使うのが嫌で磯のかご釣りでは定番であったが使わなかった。高橋治の小説に「秘伝」という作品があるが、お互いライバルだと思っている老漁師が最後に協力して巨大なイシナギを釣りあげるというストーリーで、その時に使う秘策がハリスの前に自転車のチューブを取り付けるというものだった。この小説に倣っての使用であったが秘伝にできるほどの結果ではなかった。まあ、使わないよりもマシという程度か・・。




今日の獲物は和風のマリネにしてみた。このメニューはテレビで田崎真也が作っていたものだがそれを手元にあるもので代用して作ってみた。じつはこれを作りたいと思ったのもアジを釣りに行きたいと思った理由のひとつだ。
調味料のひとつに柚子胡椒を使っているところに試してみる価値があると思ったのだ。田崎真也は柚子を使わずにニューサマー甘夏というものを使って自家製の柚子胡椒もどきのようなものを使っていたが、僕は柚子胡椒にレモン汁を合わせて作ってみた。マリネだとオリーブオイルやごま油を使うが、このアジの脂を楽しむためにはかえってそれらは邪魔になる。



さっぱりしていい味で、刺身よりも好評であった。釣れたらまた作ってみようと思う。
ついでに作ったアヒージョはアジで作るから「アジージョ」だ。これもまったく素材が美味しいから料理の腕前は関係がない。



この番組で、田崎真也は仕事と余暇について語っていた。ご存知のとおり、この人は世界ソムリエコンクールで日本人で初めて世界一になった人だ。それまでは休みもなくひたすら勉強をし、そして働いていたそうだ。
37歳になってふとそんな自分を振り返り、それ以降は余暇のために働くのだという、一般的には逆だと思われる考え方をもとに生活をするようになったと語っていた。
ソムリエの世界に入る前に好きだったという釣りを再び始め、熱海に部屋を持ってそこを拠点に釣りと仕事の生活を続けているという。
僕の生活もある意味、余暇のために会社に行っているようなもので次の休みはお天気かしらなどとばかりに気をもんでいるが、ひとつのことを成し遂げた人のそれとただ惰性で生きてきたそれとは大違いなのであるとたじたじとなるのである。僕の生き方はまるで面白くない民放のテレビ番組のようである。その心は、「本編はまったくでコマーシャルだけが面白い・・」ということなのである。同じように余暇のために働くとはいえ、そこにはこの人を必要としているひとがいっぱいいてそれにこたえられる力と能力を持っているのと誰からも必要とされない人間とではやっぱり生き方としては真逆だなと感じるのだ。

どちらにしてもこの歳で体力もなく知力もないのだからどうあがいてもひとから期待をされることもない。事務所の隅っこでひっそりと残りのサラリーマン人生を送りたい・・。


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水軒沖釣行

2021年08月08日 | 2021釣り
場所:水軒沖
条件:大潮 5:34満潮
釣果:ボウズ

今日は当初の予定ではNさんの船に乗せてもらってちからさんと3人、再び加太でタイラバの釣りをするはずであったが台風がふたつも近づいているということで早々と中止にしていた。ところが、10号はかなり東にそれてゆき、9号の影響は少しあとになりそうで、今日は意外と穏やかな天気になるという予報に変わった。

それならばひとりで近場にでも行こうかと前日に思案を巡らせた。選択肢はいろいろある。紀ノ川の下流からさかのぼってゆくと、タチウオ、スズキ、キス、それにハゼも釣れ始めているらしい。少し場所を変えてサゴシも釣ってみたい。
そのうち、どれに的を絞るかだが、セルが回らないバイクの点検もしたいし、お盆を前に散らかっている家の中も整理しなければならない。だからすぐに帰ってくることができる釣りということとで暗いうちにスズキを試してみてタチウオをやってみて最後にサゴシを狙って午前8時には家に帰りつこうと計画してみた。


出港は午前4時過ぎ。



もう、法則ではなくなったが、8月1日から8月15日まで双子島でスズキが釣れるというのをまた検証したいところだがそれたとはいえ台風のうねりが心配だ。暗いうちに外洋に出るのは怖いので大事をとって紀ノ川にした。
いつもの場所とは違い、前回にも入った右岸側に錨を下した。



もう少し上流側でやってみたかったのだが、お盆を前の3連休、水際にはいたるところに釣り人がいる。



目的の場所としていた紀ノ川のテトラ帯にも人が乗っているようで電気ウキの光が見える。無用なトラブルを避けるため人の影の見えないところで釣りを開始。いつものトップウォーターを投げてみるが反応はまったく無し。少し明るくなってくると青岸の灯台付近にタチウオを狙っている船が数隻現れてきた。それを機に僕も移動。

今日は前回よりも重い仕掛けで深い場所を流している。幸先よくかすかなアタリがあり仕掛けを回収してみると今日もエソだ。う~ん、今日も魚があってもエソばかりなのかと少し落胆する。
徐々に新々波止のほうに移動しUターンして東向きに流していると間違いなくタチウオのアタリがあった。おお、今日はタチウオがいるじゃないかと仕掛けを回収してみたがこれはバラシ。ちょっとやる気が出てきてアタリがあった海域を行ったり来たりしてみたがその後は沈黙。太陽が昇りきらないうちに転戦だと今度はサゴシ狙いに変更。
前々回の教訓を踏まえ、テトラに乗っているルアーマンを避けて仕掛けを流す。岸近くを流せないのがいけないのか、まったくアタリがない。もしくは前回あれほどアタリがあったのはやはり岸からルアーを投げるというプレッシャーがなかったからだろうか。ここをあきらめ、仕掛けを流したまま紀ノ川を横断し住金一文字のほうへ移動。



立ち入り禁止になって久しい釣り公園だが、ここにも人が侵入している。釣り人のあくなきフロンティアスピリットには感心してしまう。事故だけは起こさないようにしてほしいものだ。
しかし、ここでもアタリがない。これで万事休すとそのままUターンして終わりにしようと釣り公園の護岸沿いに移動していると不意のアタリ。ツバスが掛かってきた。



しかし、このサイズのツバスを1匹持って帰ったところでおかずにもならない。もうすぐお盆だし無駄な殺生をすることもはばかられるので放流して終了。

結局、クーラーボックスの中には電気ウキがひとつ・・。



しかし、電気ウキが流れているということは間違いなくタチウオがいるということだ。どうして僕には釣れないのか・・・。そこが悲しい・・・。

何も獲物はないが、叔父さんの家に寄って、帰省しているいとこにバイクを診てもらった。彼はガレージに置かれたままになっているR32スカイライン(残念ながらGT-Rではなく、2000CCのほうだ。)を帰省のたびに少しずつレストアしているほど機械に詳しいのでセルが回らないのはバッテリーかそれともほかのところに原因があるのかがわかるのではないかと思ったのだ。
まあ、ついでに空っぽのクーラーボックスに少しでも野菜を入れてくれるのでないかという期待も込めているわけだが・・・。
まだ寝ているいとこを無理やり起こしてまずはバッテリーの電圧を測ってもらうと13ボルト近く出ている。あら、バッテリーには異常がないということだろうか。せっかく新しいバッテリーをアマゾンで買ったのに・・。セルモータにつながるリレーなんかを診てもらったが異常はなさそうだ。その間もセルが回ったり回らなかったりする。
取りあえずせっかく買ったものなので取り替えて様子を見てみるわと叔父さんの家をキックで始動して後にした。家に戻って早速交換。中華製のバルク品のようなバッテリーなので信頼性というところではかなり不安があるが、国産有名メーカー製と比較すると4分の1以下の値段というのは魅力的だ。さっそくパッケージを開けてみるといきなり端子が歪んでいる。そこを無理やりねじ込んでセット完了。
試しにセルを回してみると今度はちゃんと回った。やっぱりバッテリーであったかと一安心したものの次に始動してみるとまたかからない。
ホンダのバイクはブレーキレバーを握りながらセルスイッチを押すという仕様になっているのだが、よくよく観察してみると左のブレーキレバーを握って始動しようとするとセルが回らないことに気付いた。多分、左ブレーキのどこかが断線しているのかもしれない。
ああ、もっと注意深く観察しておくべきだった。そうすればバッテリーを買う必要はなかったのに・・・。出品者がお盆休みに入る前に買っておかねばバイクが動かなくなると焦ったのがいけなかった。



ただ、ブレーキランプは点灯している。見た目はどこも異常なしという感じなのだが、ネットで調べてみると、その部分のケーブルというのがアップされていて、端子が2本出ている。おそらく1本はブレーキランプにつながっていて、1本はセルのリレーにつながっているのだろう。なんとか右ブレーキだけでしのいでお盆明けにバイク屋さんに持って行こう。
あとは汗だくになりながら家の中の整理。全然片付いたというレベルではないが、坊さんやお参りの人が来てくれても少しはましだろう・・。

今日はまったく釣果がなかったので釣行記よりもバイクの話のほうが多くなってしまった・・・。


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加太沖釣行

2021年08月05日 | 2021釣り
場所:加太沖
条件:中潮 3:04満潮 
潮流:6:14転流 10:41 下り2.9ノット最強
釣果:マアジ16匹 真鯛1匹

暑い最中だが、今日は珍しく加太へ行ってみた。前回の初島の飲ませサビキはまったく不調であったので2回目の失敗はしたくないし、SNSの投稿には加太でたくさんのマアジやハマチを釣り上げた書き込みが出ているので僕もそっちに行ってみようと考えた。ベイトがあれば飲ませサビキもやってみたいと考えている。

出港は午前4時半。



今日は東の方に低く厚い雲があり空が明るくならない。風はほぼ無風なので日本製鉄の煙突の煙が雲とつながっている。不思議な光景だ。



まずは禁断の仕掛けを使って何か青物を狙ってみようと加太の別荘の前の海域を流してみる。ここで釣れれば新しく作った仕掛けは万全だろうと思うのだがそんなに甘くはない。何のアタリもなく田倉崎まできてしまった。

潮は下りなので非武装ポイントへと思っているのだが、四国沖ポイントに数隻の船が集まっていたのでここでアジが釣れれば燃料を節約できると思い仕掛けを下した。



燃料というと、船速が一気に落ちた。前回の初島への釣行ではそんなに気にならなかったが航跡もかなり乱れている。今日はかなりの燃料の浪費を覚悟せねばならない。これでボウズで帰ることになったら最悪だ。
釣りをしている途中で魚に走られ、仕掛けが切れた時にチラッとスクリューを見てみたらいくらかのフジツボが見えたので、ああ、もうこんなになってしまっているかと、悲しくなってきた。またけれん棒を持ってきてフジツボを掻き落とさねばならない。

四国沖ポイントではまったくアタリはなく、非武装ポイントへ移動。



そもそも、今日使っている仕掛けはもともと春先に使おうと思って作っているサビキ仕掛けなのでこの季節に通用するかというのを疑問に思っている。どんな仕掛けがいいのかというのもわからないのでとりあえずこれしか手立てがないのだからこれを使うわけだが、これがダメなら完全にボウズだ。燃料だけを損失することになる。
しかし、神様もそんなに意地悪ではなかった。到着してすぐにアタリがあった。小さいけれどもマアジだ。本当に小さいが何匹か釣れれば夕食のおかずにはなる。そして頻繁にではないがアタリは続く。このポイントは水深50メートルくらいの場所がいいとのことだが、今日は40メートルラインがいい感じだ。潮の流れと海底の地形を見ながらいくつかのラインを流すとアタリが続く。途中、大きな魚が食いついた。マアジなら海底に向かって引いてゆくがこの魚は横に走り始めた。大きなアジだと思って口切れをさせないようにゆっくりリールを巻いてきたのが悪かったか、船の下に潜り込まれた。そしてどうもスクリューに引っかかってしまったようだ。幹糸を何度か引っ張たり緩めたりしてみたがだめだ。そのうちに船底に付着したフジツボにこすれたか仕掛けが半分無くなってしまった。

今日は飲ませサビキもやりたいと思っていたのでそんなに長い時間サビキ釣りはやらないだろうと思い予備の仕掛けはひとつだけしか持ってきていない。これを失くせば万事休すだ。これからは仕掛けの保護を優先して魚とのやりとりを素早くやらねばならない。
しかし、そこがうまくいかない。秋のようにメジロクラスの青物は掛からないと考え、ハリスは3.5号にしている。今日は型が小さいとはいえときたま大きなアタリがある。竿も飲ませ用の少し硬い目の竿なので少し強引にやり取りをするとハリスが切れてしまうか口切れを起こしてしまう。気がつけばハリスが2本飛んでしまっていた。
なんとか鬼アジと言える魚を1匹だけ取ることができたが、おそらく4、5匹は逃しているだろう。最低4号は必要のようだ。
最初に切れてしまった仕掛けの残骸から枝素を移植して釣りを再開。この時点で午前8時を回っていたのだが、暑さが半端ではなくなってきた。気がつけば帝国軍もすべて軍港に引き上げてしまっている。



もう10匹以上釣っているのでこれでよかろうともうひと流しして終わりにしようと考えた。
そしてその最後のひと流しで真鯛が来た。これは貴重な1匹だ。しかし、この大きさの真鯛を獲れるのにあのハリスを切っていく魚はなんなのだろう。やっぱりサゴシなんかも泳いでいるのだろうか。まあ、夏だもんな・・・。
結局、ベイトはまったく見つからず仕掛けも仕掛け巻きに収納したままで終わった。

家に帰って一息ついて燃料の補給へ。いつも買っているスタンドはとうとう2000円の大台に乗ってしまった。



こうなってくるとお店との良好な関係よりも少しでも安いところに行きたいのが人情だ。ほんの数百メートル手前のスタンドを久々に訪ねた。ここの今日の値段は20リットルで1920円。リッター当たり4円安いことになる。たかが4円だがこの際貴重だ。まだまだ軽油の価格も上がりそうだし・・。
と、そこでトラブルが発生した。バイクのエンジンがかからない。何度かアイドリングの状態でストップしてしまうことがあり、この時もスタンドに到着してエンジンを切る前に止まってしまって嫌な予感がしていたがまったくセルが回らない。キックで始動しようとしてもエンジンがかからない。
う~ん、となっていた時、スタンドのアルバイトのおじさんが声をかけてくれた。バッテリーなら予備のに繋いであげるからこっちにおいでとピットまで誘導してくれたのだがそれでもだめだ。ここのスタンドのスタッフの方は親切だ。
叔父さんの家はここからすぐだから電話して家まで運んでもらおうと考えてダメもとでもう一度セルを回してみると、予備のバッテリーから少し充電されたか(じゃあ、バッテリーをつないだ時にセルが回らないのはなぜだったのだろう?電流の規格が違うとセルは回らないものなのだろうか・・。)セルが回った。これでなんとか家に帰れる。とりあえず港まで行って燃料補給を済ませて速やかに帰宅。
家に戻ってもう一度エンジンをかけてみるとまた沈黙・・・。今度はキックで始動するし、セルのボタンを押すと、「カチッ」という音がするのでやっぱりバッテリーがあがっているのかもしれない。このバイクを中古で買って早4年。中古ゆえのトラブルでなければよいが・・。とりあえずバッテリーを交換して様子をみてみようと思う。

獲物のアジはというと、おなかの中にこれでもかというほどの脂を蓄えていた。真夏のこんな時期にこんなに脂を持っているとは恐るべき魚だ。家に持って帰った11匹を捌くと包丁も手も脂でズルズルになってしまった。刺身の切り身は醤油につけると醤油の上に脂がいっぱい浮かんでいる。もちろん味も格別だ。暑さにめげずみんな釣りに行くはずだ。
燃料食いまくりだがもう一度行ってみたいと思わせてくれる獲物であった。

台風が近づいている。昨日の予報では紀伊半島をかすめていく進路だったので港に戻って台風に備えてロープを追加したり錨のロープを対台風用に巻きなおしたりした。



家に帰って進路をチェックしてみるとかなり東にそれてくれそうだ。多分大きな影響はなさそうでとりあえずホッとした。これからふた月ほどはどんどん台風が日本に向かってやってくるはずだ。何事もなく過ぎ去ってくれればありがたいのだが・・。

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水軒沖釣行

2021年08月02日 | 2021釣り
場所:水軒沖
条件:小潮 8:52干潮
釣果:ツバス4匹 サバ4匹 エソ1匹

今日の船のローテーションは小船の番だ。前回はまったく反応がなかったタチウオをまた試してみたい。カレンダーはすでに8月に入っている。いくらなんでも反応はあるだろうと考えていた。

今日も勇んでかなり早い時間に出港となった。すでに日の出時刻は午前5時10分。いくら早くても午前4時半の出港でいいところを出発の準備を整えたのは午前4時だった。



まあいいや。ゆっくり船を進めて海上で明るくなるのを待てばいい。それに、タチウオが釣れているのなら糸が切れて海面を漂う電気ウキが見つかるはずでそれを探しながらというのもいいだろう。しかし、僕のジンクスは、「電気ウキを拾った日は魚が釣れない。」というものだが、電気ウキが漂っているということは魚がいるということなのだからなんだか矛盾している。

結局、電気ウキは見つからず、海上保安庁の巡視船が停まっているところくらいまで来てなんとか辺りを見回すことができるようになったので仕掛けを流し始めた。ゆっくりしたペースで新々波止に沿って移動し、そこから青岸方面へ舳先を向ける。もう一度新々波止の方へ向きを変える頃になって、今日はえらく仕掛けが重いなと思い始めた。今年はまだ2回目のタチウオ仕掛けなのでいつもの勘が戻っていないのかと思っていたのだけれども、あまりにも小さいタチウオが食いついていたり、ゴミが引っかかっている可能性もあるので念のため仕掛けを点検してみることにした。やっぱり異常があり、エソが2匹も掛かっていた。かなり前から食いついていたのか、胃袋からかなりの海水を吐き出した。まだなんとか生きているので放流。
仕掛けを再度流し始めると、今度は明確なアタリがあった。おお、タチウオかと思ったが今度はエソが4匹。1匹だけ大きいものをキープしてすべて放流。しかし、これだけエソばかり釣れるということは今日もタチウオはいないということだろう。かなり明るくなってきたのでタチウオは諦めてサゴシ狙いに変更。



前回の釣行でなんとも煮え切らない結末を迎えたのでそれを払拭しなければ前へは進めない。なんとも大げさな表現だけれども、これも僕のゆがんだ性格のゆえだ。仕方がない。今日はイトウさんからもらった仕掛けからも卒業すべく、すべて一新している。貴重なヘッドを温存するため、タコベイトとこの前中古で買った大きめの人工パールを頭に取りつけている。タコベイトはグァム島でおみやげとして買ってきたものにすべて変更している。



新々波止の赤灯台の手前から仕掛けを流し始め、波止の南側に回ったところでアタリが出た。おお、こっちは幸先がいいじゃないか。そして上がってきたのはそこそこの型のサバだった。こんなところにこんなサバが泳いでいるのかというのも驚きだが、こんな仕掛けに食ってくるというのも驚きだ。
その後もアタリは続く。ツバスが掛かったり、またサバが掛かったり。
生け簀を殺しているこの船では釣った魚をすぐに絞めてしまわなければならない。今日も神経締めの練習をしたかったので時間がかかる。風は東から吹いていて、その間に船は流され元のところ付近まで戻ってしまう。そんなことを繰り返しているのでほぼ船が進まない状態で魚が釣れ続けることになる。ツバスはそれほどたくさん釣っても仕方がないので大きいものだけをキープ。
前回とは状況がまったく異なるのでなんとも言えないが、サゴシは釣れなかったとはいえ事象だけを見てみるとイトウさんの仕掛けを凌駕していると言っても過言ではない。
これでなんとか前へ進めそうな感じがしたのだが、よく考えればタコベイトはグァム島のおみやげで人工パールも中古で買った両方とも同じものは手に入らないのである意味一品ものだ。これらが無くなると再現性がないということだ。ジキル博士も再現性のない薬に悩まされたが、僕もまだこのタコベイトに悩まされ続けることになるのかもしれない。

ツバスだけだとおすそ分けにならないがサバがあるので叔父さんの家に持っていくことにした。到着したのがちょうど午前7時。サツマイモを満載した軽トラがちょうど帰ってきたところだった。「今日は人手が少なかったので来てほしかったな~」ということだったがあとの祭り。僕でも少しは役に立っていたらしくイモ洗いだけを手伝って帰途についた。

しかし、今年はタチウオがいない。例年なら、この、イモ拾いの頃には釣れ始めているのだが、今年のイモ掘りもあと1回を残すのみだそうだ。今まで釣ったことがないサバが釣れるし、今年の夏の海はどうも様子がおかしい感じがするのは僕の杞憂なのだろうか・・・。

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