佐々木常夫 「そうか、君は課長になったのか。」読了
異動の内示を聞いた翌日、ふらっと寄った古本屋でこの本を見つけた。この時期にこんなタイトルの本を見つけるというのも何かの縁だろうと思って買ってみた。
著者は「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」という本が好きということで、形式を真似てかつての部下が上司に送った手紙の返事という形で書かれている。そんな手紙を書く部下が今どきいるのかというツッコミはやめておこう。
なかなか含蓄のある言葉がたくさん書かれているが、著者の経歴を見てみると、東大卒、同期トップで取締役就任。こんな人だからできる技なのだろう。
できるだけ目立たずに会社の寄生虫として生きてゆこうとしている僕にはとうていできない。
しかし、楽しく魚釣りをしようと思えば向後の憂いを取り除かなければならない。向後の憂いというのはやっぱり会社でのよしなしごとだ。寄生虫とはいえ、やることをやっているという感覚と問題を抱えていない状態を維持しないとすっきり竿の先を見つめることができない。
著者はワークライフバランスが重要で、仕事は定時に終るべきだと考えている。昨日までの会社はどういうわけかみんな帰らない。休みも出勤している。そのわりに僕の部下もどんな仕事をしているかわからなかった。ちゃんと把握してあげなければならないのだろうが、最後まで外様意識がなくならなかった。そんななかでほぼ定時に帰ってしまう僕はやっぱり浮いた存在だったのだろう。でも急いで帰って寝ないと、毎日朝5時に起きることはできなかったのだから仕方がないと言い訳をしておこう。
2年数ヶ月ぶりに戻る会社はどうなっているだろうか。昇格5ヶ月で外に出てしまった僕は管理職の仕事を覚えることもなく時間だけが凍結したような状態だ。早く自分のポジションを固定して少なくとも自分のペースを守りながらきちんと自分なりに充実しているという気持ちだけは持てるようにしないと、堂々と魚釣りに行けないからそこだけはがんばらねばと思う。のだが・・・。
そのために少し、この本に書かれていることを参考に実行してみようと思うが、O型の悲しさで長続きしない。おまけに、昇格試験に5回も落ちた脳みそではどこまでついて行けるかどうか。そんなときは、著者も書いているが、職場のリーダーとはいえ一個人。寄生虫はやっぱり寄生虫でしかないと開き直って乗り切っていってみようか。
異動の内示を聞いた翌日、ふらっと寄った古本屋でこの本を見つけた。この時期にこんなタイトルの本を見つけるというのも何かの縁だろうと思って買ってみた。
著者は「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」という本が好きということで、形式を真似てかつての部下が上司に送った手紙の返事という形で書かれている。そんな手紙を書く部下が今どきいるのかというツッコミはやめておこう。
なかなか含蓄のある言葉がたくさん書かれているが、著者の経歴を見てみると、東大卒、同期トップで取締役就任。こんな人だからできる技なのだろう。
できるだけ目立たずに会社の寄生虫として生きてゆこうとしている僕にはとうていできない。
しかし、楽しく魚釣りをしようと思えば向後の憂いを取り除かなければならない。向後の憂いというのはやっぱり会社でのよしなしごとだ。寄生虫とはいえ、やることをやっているという感覚と問題を抱えていない状態を維持しないとすっきり竿の先を見つめることができない。
著者はワークライフバランスが重要で、仕事は定時に終るべきだと考えている。昨日までの会社はどういうわけかみんな帰らない。休みも出勤している。そのわりに僕の部下もどんな仕事をしているかわからなかった。ちゃんと把握してあげなければならないのだろうが、最後まで外様意識がなくならなかった。そんななかでほぼ定時に帰ってしまう僕はやっぱり浮いた存在だったのだろう。でも急いで帰って寝ないと、毎日朝5時に起きることはできなかったのだから仕方がないと言い訳をしておこう。
2年数ヶ月ぶりに戻る会社はどうなっているだろうか。昇格5ヶ月で外に出てしまった僕は管理職の仕事を覚えることもなく時間だけが凍結したような状態だ。早く自分のポジションを固定して少なくとも自分のペースを守りながらきちんと自分なりに充実しているという気持ちだけは持てるようにしないと、堂々と魚釣りに行けないからそこだけはがんばらねばと思う。のだが・・・。
そのために少し、この本に書かれていることを参考に実行してみようと思うが、O型の悲しさで長続きしない。おまけに、昇格試験に5回も落ちた脳みそではどこまでついて行けるかどうか。そんなときは、著者も書いているが、職場のリーダーとはいえ一個人。寄生虫はやっぱり寄生虫でしかないと開き直って乗り切っていってみようか。