イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

田辺湾釣行

2014年04月16日 | 釣り
場所:田辺湾 塔島
条件:大潮 6:05満潮
釣果:チヌ45センチ以下3匹 カワハギ2匹


今日はこの春最後のチヌ釣りだ。なんとか年なしを釣り上げたい。

今日も釣り客はたくさんだ。増税も高速代が上がってもここは関係ないようだ。



そう、経済的には相当厳しい状況になってしまった。
今日の費用は高速料金が往復で2,930円、ガソリン代がざっと3,300円、エサ代が約1,700円、渡船代が4,000円、合計11,900円あまり。
結構な額になってしまう。渡船代も一昨年だったか、一気に500円上がってしまったし・・。
これでもエサ代をそうとう節約しているのだ。刺しエサはオキアミしか使わない。若い頃は高速代を節約するために、行きは由良峠を越えて一般道を走ったものだったが一度楽をしてしまうとそうもいかない。体力的にもきつくなってきた。
唯一の救いは帰りに買うコーヒーの自販機の値段が変わっていなかったことくらいだ。




これだけの人がいても、紀州釣りをする人間は僕だけのようだ。この釣りも相当マイノリティになってしまった。
そのおかげで今日も塔島の一番のポイントに入ることができた。
大潮なので潮が早いのは覚悟していたが、流れる向きが一定しないしおおむね手前に押してくる流れだ。



こんな日はかなり厳しい。エサ取りは相当いるようだがなかなか本アタリがない。
最初のアタリは、午前8時半頃、潮の流れが緩んだときだった。2回目は午前10時を回った頃やはり潮の流れが緩んだとき。
流れのタイミングなのか、このときだけ底がうまい具合に取れていたのか、いつまでたってもこの塩梅がよくわからない。まあそれがこの釣りの面白いところではあるのだが・・。

それから先は悶々とした時間が流れていく。
底がうまく取れているのかどうか確信がもてないままだ。そんなときはいろいろなことが頭をよぎる。
新しい社長はまたリストラをするのだろうか。そのときに僕は生き残ることができるのだろうか。いざクビになったとき、こんな人間が働ける場所があるのだろうか・・・。
フェイスブックを見ていると、かつての同期は政治家に転身したようだ。大きな志をもっているのだろうが僕はここで釣竿を握っている。これでいいのだろうか・・・。
論語では「五十にして天命を知る。」とあるが、天命を知るどころか自分がどんな役にたっているのかさえわからなくなってくる。
釣りをするときはそれだけを考えたいところだが悩みは尽きない。

最後のアタリはラスト2投でやってきた。この時間も潮が緩んでいた。その前からすこしずづアタリが出ていた。ボラが掛かりサンノジが2匹。カワハギが1匹。
これが今日の最大45センチだった。
あと1時間続けることができればもう少し数を伸ばせたかもしれないが迎えの船がくる時刻になってしまった。

今日の磯はすごくゴミだらけだった。前の日の釣り人が残していったものだろうか、それともヒジキ漁にきた漁師がほうりっぱなしで帰ってしまったものだろうか。とにかくコンビニ弁当の残骸がいっぱいだ。



タバコの箱とコーヒーの飲み差しも落ちていたが後から渡礁してきたエギングチームのものだ。どうしてそのままにしておくのだろうか。スタイルだけは超一流のようだがそんなマナーだから君たちにはイカが乗ってくれないんだよ。

片付けを終わって少し時間があったのでゴミ拾いをしてみたが、ヌカダンゴを入れてきた米袋がいっぱいになってしまった。
世間の役には立てないが、磯の美化には少し貢献ができたのかもしれない。






コメント
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