イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2019年06月22日 | 2019釣り
場所:加太沖
条件:中潮 3:02干潮 8:23満潮
潮流:4:19 下り 1.7ノット最強 7:41転流 9:56 下り0.5ノット最強
釣果:マアジ 3匹

さて、今日はどこに釣りに行こうかと考えていると、昨日、半日一緒に仕事をしていた先輩が、「加太の港内はイワシか何かの小さな魚でいっぱいやったで~。あれに大きな魚も付いてるんとちがうか~。」とおっしゃる。このY先輩のお父さんは今は引退しているとはいえ元はバリバリの帝国軍の戦士だったのだ。お父さんがまだ現役のころ、一度教えを請わせてくださいとお願いしていながら僕が異動になったため実現しなかった。これについてはずっと残念に思っている。息子であるY先輩は船酔いするんで僕はダメとなんとも情けない。偉大なレガシーが失われてゆくのだ・・。

このY先輩の情報とフェイスブックにアップされていた加太の仕立て船の情報を加味して今日は加太へと針路を定めた。朝いちばんは下り潮なので職場のN氏の教えに従って沖ノ島の西の端、コイズキへ。



このポイント名、漢字では「鯉突き」と書く。なんで海の上なのに鯉なのだろう?
昨日は夏至だったので今朝も夜明けは早い。そして朝一番の下り潮を釣りたいと考えていたので午前3時50分に出港。コイヅキに到着して3回ほど上り下りを繰り返したころにやっと朝日が見えてきた。



それでもこの時刻、午前5時6分。夜明けは早い。

そして最強速度を過ぎているけれども潮の流れも速い。ただ、表層も下層も同じ速度で流れているのか、仕掛けはうまく立っている。ポイントに到着した直後はアタリはなかったけれども、1時間後くらいだろうか、真鯛ではないいきなりグッとくるアタリが出た。かなり大きなマアジだ。多分40センチを超えていたのではないだろうか。本命は真鯛だがこのマアジも狙っていた。加太では鬼アジと呼ぶが、むちゃくちゃ美味しいのだ。これだけ大きいとどれほど美味しいのだろうかともう満足してしまった。
その後もこのポイントで行ったり来たりを繰り返して合計3匹。やはり時合なのか、知らない間にたくさんの船が集まってきていた。



転流を過ぎて午前8時にナカトへ移動。



ここで上り潮を釣ろうと考えていたが、ここはもぬけの空。そしてそのとおりアタリがない。おまけに最後の仕掛けをすぐに失ってその後はY先輩の言葉を信じてエビングをやってみるけれどもこれも不発。午前9時に終了。
午前8時には実質的には釣りが終わってしまっていた。

ゆうべ、復活したBSを見ていると「魔界転生」という映画を放送していた。天草四郎の役をやっていた沢田研二もすごかったが、やはり柳生十兵衛役の千葉真一と柳生但馬守役の若山富三郎の戦いの場面は圧巻だ。こんな殺陣の映画というのは金輪際作られることはないのだろう。そして妖怪となった柳生但馬守を斬るために鍛えらえれたのが妖刀村正だ。村正役の丹波哲郎が、「この剣は神に逢ては神を斬り、魔物に逢ては魔物を斬るものであります。」と言って果てるのだが、僕にも鯛に逢ては鯛を釣り、キスに逢てはキスを釣り、タチウオに逢てはタチウオが釣れるような妖竿を鍛えてくれる人はいないだろうか・・・。しかし、それも十兵衛ほどの腕前がなければ宝の持ち腐れでしかなく、やっぱり僕ではだめなのだ・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする