イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

「海ちゃん、おはよう」読了

2007年11月11日 | Weblog
椎名誠「海ちゃん、おはよう」読了
久しぶりに読む椎名誠の小説だ。
2000年に書かれたほんのようだが、すこし昭和軽薄体の名残があり懐かしい気がした。菜の花物語や春画のようなやわらかい霧の中に文字が浮かんでいるというような危うさがないのがいい。

自身の体験をもとに始めての子供が生まれるあとさきを書いている。僕も11年前に同じ経験をしているのだが、そのときは「できちゃったのね」という他人事のような気持ちと「えらいことになってしまった」という恐れが入り混じっていたような気がする。
長いこと子供を抱っこしなかったのは壊れるとまずいという気持ちより、この子を抱っこしてしまったらすべての責任が自分に降りかかってしまうという恐れの気持ちのほうが強かったような気がする。
それは今も変わっていないような気もする。

椎名誠はあとがきで自分たちが作り出した新しい命のためにずんずんとまっすぐ力をこめて毎日の生活に進んで行こうという気持ちになったと書いているが、僕にはやはりそんな気持ち持てないような気がする。
子供の成長の姿を見るのはたのしいがそれだけで、そこに責任を負いたくないのである。
ちょっと僕の子供はかわいそうかな?
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加太沖釣行

2007年11月10日 | Weblog
場所:加太沖
条件:大潮 6:35満潮
超過:ホウボウ 1匹

今日は天気が持ちそうだったので加太へ釣行した。
春に真鯛を釣って以来だ。
朝、5:50出港。相変わらず遅い足なので6時半を回って田倉崎沖へ到着。
今回は新しい試みでインチクを試してみた。
友ヶ島まではきついので田倉崎周辺での釣行とした。

はじめてそれほど時間がたたずに小さなアタリ。
ホウボウが釣れた。この大きさのホウボウははじめて釣った。
とりあえずボウズは免れた。
それから10時半までジギングを交えて続けたが何のアタリもなかった。

それでも前回の鯛カブラに続いて新しい試みで釣果が出てよかった。
インチクがインチキにならずによかった。
次につながった。



もうひとつの画像は今日の加太沖の風景。
プロとど素人とベテランが入り乱れて釣りをしている。
いつも不思議に思うのだが、僕も含めて近くの船で魚が上がるのを見たことがほとんどない。
ここに写っている船はどれも数百万円はくだらないものばかりだと思うがみんな投資に見合うだけの釣果をあげているのだろうか・・・?
プロは絶対につれる場所にいけるからいいとして・・・。
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「ずばり東京」読了

2007年11月09日 | Weblog
開高健「ずばり東京」読了

この本が書かれたのは昭和38年から39年にかけてである。最終章から二つ目は東京オリンピック。僕の生まれた年であり、43年前である。
この前に読んだ「日本人の遊び場」の遊び場と同様にこの当時の風俗がいろいろ取り上げられている。
少し違うのは「日本人の・・・」はこれからはやるであろう事柄。こちらの本はこれから廃れて行くであろう事柄を取り上げているというところだ。
時代の流れの中で浮き上がってゆくものと沈んでゆくものの違いはあるが、そこに出てくる人々はやっぱり下を見ながらひたすら前に進んでいなければならないかのようだ。自分の楽しみを押さえつけ、わざと見ないように、休む間もなく前に進んでいる。
ジャックロンドンの「野生の呼び声」に出てくる人々もこの2冊の本に出てくる人々も今の人々もどうもこの100年間何の変化も改善もされていないような気がする。日本も、世界も。これが人間の本当の姿なのか、それとももっとゆったり、自分のゆく道を見つけることができるのが人間なのか。
僕は後者でありたいのだが、そうもいかないのだろうか・・・。

開高健はこの連載を終えたあと、ベトナムへ行き、いくつかの国際紛争を見、その後、釣りにのめりこんでいくのだが、この人でさえ、これだけの人間の性を見なければ自分の心のおもむくままの人生を見つけることはできなかったのだろうか。

そうであるなら、僕などは会社と家庭の荒波に沈んでしまっても仕方がないのであろうか。
それでもやっぱり漂えども沈まずにいたいものだ。
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水軒沖釣行

2007年11月05日 | Weblog
場所:水軒沖 
条件:若潮 3:14満潮
釣果:アオリイカ 1匹

今日の天気は昼から雨で波が高いというので加太への釣行をあきらめ、アオリイカとスズキを狙ってみようと目的を変更。
午前6時に家を出たのだが、出港する頃にはすでにあたりは明るくなってしまっていた。
まずは紀ノ川の河口でスズキをと考えていたのだが、明るくなってしまっていたのと東の風が強く、テトラ帯にキャストは難しいと思い、進路を変更。大島の北側に投錨。
早速エギを投げてみると、5投目くらいでヒット。とりあえずボウズは免れた。
アタリがあったあたりにキャストを繰り返すがアタリがないので双子島の北側に移動。大島を回ったところでなにやら魚のボイルが・・・。ひょっとしたらハマチがつれるかもとテンションが上がる。早速ミノーをつけてキャストするがヒットはない。しかし、ところどころでボイルがあるので追いかけながらキャストを繰り返す。敵もバカではないらしく、どうもこっちの動きを見ているようだ。近づくとすぐに群れが移動する。
ここでもイカのアタリはなく、スズキ谷へ移動。ここでは2回アタリがあったがヒットにはいたらなかった。
どうも、エギをステイさせているときのアタリを掛けるのは難しい。アワセが早いのか、こっちもドキッとするから相手もびっくりするのか、うまくヒットに持ち込めない。

時期案的にはもっと朝早く出かけるとイカも青物ももっと釣れるのかもしれない。
特に青物は魅力である。また、楽しみが増えた。
もうひとつの画像は朝日の景色。天使のはしごが空に向かって伸びています。
コメント (2)
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那智勝浦釣行

2007年11月02日 | Weblog
場所:那智勝浦 清丸渡船前
条件:小潮 4:31干潮
釣果:コウイカ 1匹

11月1日、2日と那智勝浦へ小旅行。
「越の湯」というところへ1泊。
せっかくだからイカ釣りの道具を持参していた。
朝、5時30分に起床。ホテルの裏手にある漁港でエギをキャスト。
3投目くらいで早速アタリ。アオリイカかと思ったがコウイカが釣れた。

欲が出たので30分ほどで移動。今度は太地のクジラ博物館の遊覧船乗り場のそばの防波堤でキャスト。風が強くライントラブルですぐにラインを半分以上失ってしまってそのまま終了。

なにはともあれ、釣れてよかった。
新しいロッドのデビュー戦を飾ることができた。

青岸渡寺ではこんな碑を見つけた。
このブログをご覧いただいている釣りキチの皆様。
ちょっとだけ手を合わせてみてください。

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