イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

釣り5則??

2010年12月06日 | Weblog
「釣り5則」というのがあるそうです。
釣り師の皆様、守りましょう。

ひとつ  ひごろの気象の把握    
ふたつ  ふだんの携帯持って     
みっつ  みんなで ひとりで行かぬ  
よっつ  予期せぬ 高波注意    
いつつ  いつでもライジャケ着けて

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加太沖釣行

2010年12月05日 | Weblog
場所:加太沖
条件:条件:大潮6:15満潮
潮流:6:31上り最強3.3ノット 10:30転流 12:51下り最強3.5ノット
釣果:ボウズ

 昨日の朝はかなりの強風だったので釣行を1日延ばして日曜日の出船になった。
大潮なので釣れる時間が少ないがこれは昨日も今日も一緒だから仕方がない。昨夜は調子に乗ってワインをボトル一本飲んでしまったので起きることができるかと思ったが白だったのですっきり起きることができた。

 夜明けも遅くなって午前6時を過ぎてやっと回りの様子がわかるようになってきた。
波はほとんどなく快調に船を走らせていたが、田倉崎まであと少しというところでガタガタっと船が揺れて急に減速してしまった。えっ、エンジンが壊れたか!!と心臓が2拍ぐらい止まってしまった。エンジンは動き続けていたがスクリューを見ると何かがからみ付いている。よく見たらビニールシートだ。何かのロゴが入ってる。おとといの強風でどこかから飛んできたのだろうか。塩ビとかポリエステルというのは水面下を漂うのでやっかいだ。
 この少し前、携帯電話を持ってくるのを忘れていたことに気づいていたのでそれを見たときは血の気が引いてしまった。はずれなかったり、スクリューやシャフトにダメージがあったら遭難ということいなってしまう。
 レスキュー用のカマで一生懸命切り離そうとするがなかなかはずれてくれない。波はあるし、横を船がすっ飛んでいくしで水をかぶりながらも何とか切り離すことができた。しかし、横を走っていく船は冷たい。トラブッているのは見るとすぐにわかるはずなのにエンジン全開で横を抜けていく。別に声をかけてくれとは言わないが、徐行してくれと思う。



釣りのほうはまったくダメ。
オキアミをつけてのエサ釣りだったがまったくアタリがない。
潮が緩んできたのでカワハギも狙ってみたが前回と同じくベラの猛攻で終わってしまった。せっかくアサリを持ってきたが無駄であった。
最後の最後に小さなカワハギが掛かって、気力のタンクが空っぽになってしまった。12時に終了。

いきなりのトラブルからのスタートで出鼻をくじかれたが、流木ではなかったのでよかったと解釈しておこう。
釣れたカワハギはさばいてみると直径9センチのお皿にも余ってしまった。

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「小説家の開高さん」読了

2010年12月01日 | Weblog
渡辺裕一 「小説家の開高さん」読了
去年発売になったときにタイトルに師の名前が入っているので気になって見てみたが、師にまつわることはそれほど記載されていなかったので買わなかった。最近古本屋で見つけたものだから、買ってみたが、かなり面白い本だ。
著者の職業はコピーライターで、若い頃にはヒッピーのような生活をしながら世界中を放浪していたらしい。サントリービールのペンギンが歌うコマーシャルやシュワルツネッガーがヤカンをもってカップヌードルを食べるコマーシャルを作ったと略歴に書いてあった。

中身は、その放浪中や仕事を持ってから出合った人々を題材にした、本当ともフィクションともよくわからないがよくできた短編が10編だ。
本のタイトルにもなってる師との話はテレビ取材で一緒に訪れたスコットランドでの体験を綴っている。この番組はず~っと昔にベータで録画したビデオを結構な値段を払ってDVDに変換していたので、改めて見てみると本当にこの人の名前のクレジットが出ていたのでこれは本当の話のようだ。
すべての短編に出てくる人物は主人公である「ぼく」を含めてなんともうらやましい生き方をしている、自由奔放で、かつ胸を張って生きている。本当にこんな人がいたのかどうかはわからないが、僕もこんな人たちのように自由に、無頼に生きてみたいと思うが、それには心臓に生えている毛の本数と脳細胞の数があまりにも少なすぎるようだ。

著者は師との出会いとそのときの感動をあとがきで熱く書いている。その思いがこのタイトルになったようだが、よくぞこのタイトルをつけてくれたものだ。そうでなければまず僕はこの本を手に取ることはなかったと思う。

僕もどこかへ行きたいな~。
コメント (2)
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