先週出かけた試飲会で、印象的だった新入荷ワインを紹介します。

Headwaters Organic Gruner Veltliner 2014 Babich Wines(NZ, マールボロ)
ニュージーランドの北島で1916年に創業したバビッチが造るグリューナー・フェルトリナーの白ワインで、ヴィンテージは2014年。
このワインに使われるブドウは、南島マールボロのサブリージョン、ワイラウ・ヴァレーの完全有機栽培の管理区画で栽培 されたもので、このワインはニュージーランドの認証機関BioGroのオーガニック認証を取得しています。
白い果肉の若いフルーツや白い小花の香りが清楚でデリケート。口にすると、エレガントなタッチで、果実感とキレイでフレッシュな酸のバランスがよく、透明感のある涼しげな味わいが静かに穏やかに広がります。
アルコール度数12%という軽さもいいですね。
(参考小売価格:3200円、税抜) *価格表示は以下同様
興味深いのが、グリューナー・フェルトリナーというブドウ品種の選択です。
オーストリアを代表するブドウ品種ですが、NZでは、まだあまり聞いたことがありません。
NZワインのHPを見ても、白ブドウで紹介されているのは、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、リースリング、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネールのみ。
が、輸入元の話では、ニュージーランドでグリュナーのブームの兆しが見え始めているとか?
ニュージーランドといえば、スパイシーでハツラツとした果実味のソーヴィニヨン・ブランが白ワインの代表格で、バビッチでも、ソーヴィニヨン・ブランを始め、もうひとつの白ワインの代表的存在であるシャルドネもいくつかのレンジで生産しています。

左)Irongate Chardonnay 2013 (ホークスベイ、ギムレット・グラヴェルズ産)(5000円)
中央)Headwaters Organic Sauvignon Blanc 2014 (3200円)
グリューナー・フェルトリナーという新しい品種に乗り出した理由を予想すると、
1)樽熟させないグリューナーは早くリリースできるため、資金繰りの点でも、樽にかかる費用の点でも都合がいい。
2)ソーヴィニヨン・ブランはあちこちで造られているので、これまでにない品種で、味わいもお値段も比較的サラリと手頃なワインを求める声が出てきた?
もしくは、自分たちも違うワインを飲みたくなったのかもしれません(笑)

バビッチの創業者ジョシップ・バビッチはクロアチアからの移民です。
1910年、14歳でニュージーランドに渡った彼は、1912年にブドウ樹を植え、1916年からワイン販売を開始しました。
現在はジョシップの2人の息子ピーターとジョー(2代目)、孫に当たるデイヴィッド(3代目)の時代となり、来年は100周年を迎えます。
ニュージーランドは新しいワイン生産地の印象がありますが、調べてみると、実はバビッチのような長い歴史を持つワイナリーがあるんです。
現在のバビッチでは、北島と南島の両方に合計340haの自社畑を所有しています。

Family Reserve Syrah 2013 (ホークスベイ、ギムレット・グラヴェルズ産)(2500円)
Family Reserve Pinot Noir 2013 (マールボロ産)(3200円)
ピュアで軽やかなピノ・ノワール、スパイシーなシラーなど、高品質で手を出しやすい赤ワインもラインナップされています。

私のイチオシはフレッシュな白のグリュナーですが、新規取り扱いワイナリーということですので、機会があれば、ぜひ色々と飲み比べてみてください。
(輸入元:豊通食料株式会社)

Headwaters Organic Gruner Veltliner 2014 Babich Wines(NZ, マールボロ)
ニュージーランドの北島で1916年に創業したバビッチが造るグリューナー・フェルトリナーの白ワインで、ヴィンテージは2014年。
このワインに使われるブドウは、南島マールボロのサブリージョン、ワイラウ・ヴァレーの完全有機栽培の管理区画で栽培 されたもので、このワインはニュージーランドの認証機関BioGroのオーガニック認証を取得しています。
白い果肉の若いフルーツや白い小花の香りが清楚でデリケート。口にすると、エレガントなタッチで、果実感とキレイでフレッシュな酸のバランスがよく、透明感のある涼しげな味わいが静かに穏やかに広がります。
アルコール度数12%という軽さもいいですね。
(参考小売価格:3200円、税抜) *価格表示は以下同様
興味深いのが、グリューナー・フェルトリナーというブドウ品種の選択です。
オーストリアを代表するブドウ品種ですが、NZでは、まだあまり聞いたことがありません。
NZワインのHPを見ても、白ブドウで紹介されているのは、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、リースリング、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネールのみ。
が、輸入元の話では、ニュージーランドでグリュナーのブームの兆しが見え始めているとか?
ニュージーランドといえば、スパイシーでハツラツとした果実味のソーヴィニヨン・ブランが白ワインの代表格で、バビッチでも、ソーヴィニヨン・ブランを始め、もうひとつの白ワインの代表的存在であるシャルドネもいくつかのレンジで生産しています。

左)Irongate Chardonnay 2013 (ホークスベイ、ギムレット・グラヴェルズ産)(5000円)
中央)Headwaters Organic Sauvignon Blanc 2014 (3200円)
グリューナー・フェルトリナーという新しい品種に乗り出した理由を予想すると、
1)樽熟させないグリューナーは早くリリースできるため、資金繰りの点でも、樽にかかる費用の点でも都合がいい。
2)ソーヴィニヨン・ブランはあちこちで造られているので、これまでにない品種で、味わいもお値段も比較的サラリと手頃なワインを求める声が出てきた?
もしくは、自分たちも違うワインを飲みたくなったのかもしれません(笑)

バビッチの創業者ジョシップ・バビッチはクロアチアからの移民です。
1910年、14歳でニュージーランドに渡った彼は、1912年にブドウ樹を植え、1916年からワイン販売を開始しました。
現在はジョシップの2人の息子ピーターとジョー(2代目)、孫に当たるデイヴィッド(3代目)の時代となり、来年は100周年を迎えます。
ニュージーランドは新しいワイン生産地の印象がありますが、調べてみると、実はバビッチのような長い歴史を持つワイナリーがあるんです。
現在のバビッチでは、北島と南島の両方に合計340haの自社畑を所有しています。

Family Reserve Syrah 2013 (ホークスベイ、ギムレット・グラヴェルズ産)(2500円)
Family Reserve Pinot Noir 2013 (マールボロ産)(3200円)
ピュアで軽やかなピノ・ノワール、スパイシーなシラーなど、高品質で手を出しやすい赤ワインもラインナップされています。

私のイチオシはフレッシュな白のグリュナーですが、新規取り扱いワイナリーということですので、機会があれば、ぜひ色々と飲み比べてみてください。
(輸入元:豊通食料株式会社)
