もう少し香港情報続けます。
「Hong Kong International Wine & Spirits Fair 2018」リポートです。
前回、日本の3ワイナリーについて書きましたが、今回も日本です。
日本パビリオンを歩いていたら、福岡県ブースで見たことのないウイスキーを見つけました。
朝倉 株式会社篠崎(福岡県朝倉市)500ml
話を聞こうと立ち寄ると、ウイスキーではなく、麦焼酎をベースにしたリキュールとのこと。
同社では焼酎をはじめとした酒類を製造、販売しています。
麦焼酎を樽で寝かせ、6年経った時に、「朝倉」の名前をつけて出すにふさわしい樽を、まず選び出して抜き取ります。
選ばれた樽は、そのままさらに寝かせるか、しばらくして瓶詰めするかの判断をします。
選ばれなかった樽は、他の樽とブレンドして均等化させ、また別の商品となります。
試飲したボトルは2008年8月に樽詰めしたものなので、10年熟成でした。
6年以降、何年寝かせるかは、樽によって異なるそうです。
樽には番号が付けられ、このボトルの樽は3153番樽。
一樽から600〜700本が取れ、ボトルにはナンバリングが施されます。
「朝倉」ファンが集まると、「xxxx番が好きだった」なんていうディープな会話が交わされるとか(笑)
樽に長く入れているためにウイスキーのような濃い琥珀色になるわけですが、「焼酎」として販売する場合、色とアルコール度数(44度未満)の規定があります。
「朝倉」のアルコール度数は40度ですが、色が濃過ぎて、焼酎として出荷できないため、「リキュール」というカテゴリーになっているそうです。
この色合いから、ウイスキーのように見えるため、香港の展示会でも、大ブレイクしている日本のウイスキーだと思って立ち寄る人が多かったといいます。
焼酎と聞いて去る人もいましたが、飲んで気に入ってくれた人も多かったそうです。
特にアジア市場で、ウイスキーとは違うものの、カテゴリーに関係なく上質なものを求めるレストラン、ソムリエに人気だとか。
飲んでみると、非常にウイスキーに近い!
樽からくる甘みと香ばしさがあり、芳醇で深みのある香りと味わいが素晴らしい!
普段ほぼウイスキーを飲まない私ですが、この「朝倉」の良さはよくわかります。
樽はアメリカンオークですが、九州の樽メーカー製のものだそうです。
ワインと違い、開けてから10年経っても飲めるそうなので、「朝倉」を1本買えば長い間楽しめそうです。
ストレートでチビチビ飲むのがいい感じ。
500mlサイズで3000円と聞き、ヘタなワインより「朝倉」だわ!と思いました。
パッケージも重厚感がありますね。
事実、ギフトでも人気があるそうで、そりゃあ、これをもらったら、まず驚くでしょうし、飲んでおいしいので、喜ばれること間違いなし!
食後の1杯をリクエストされ、これを出し、
「おいしいウイスキーだね?日本の?え?麦焼酎ベースのリキュール?!」
そんな風に出している店もあるとか。
日本人は名前や肩書きにこだわる人が多いですが、世界市場で実力勝負しているこの「朝倉」のような商品を見逃してはいけません。
国菊(くにぎく) あまざけ 900ml 篠崎
加えて、「朝倉」の隣にあった甘酒が気になったので、試飲したところ、こちらもおいしい!
米麹と米(国産米100%)でつくった甘酒です。
砂糖を加えていないのに、酒麹の働きだけでこんなに甘くなるのは驚きです。
甘いだけでなく、ほっこり滋味。
アルコールゼロなので、誰でも飲めます。
近年、こうした本格的スタイルの甘酒が多く出てきていますよね?
「酒蔵系甘酒」と呼ばれているそうです。
ここの甘酒は来年で発売40年を迎えるほど長くつくっていて、酒蔵系甘酒では、あの八海山を抑えてシェアNo.1だそうです。
このサイズで700円と、意外とお手頃。
開けたら冷蔵庫に入れ、できるだけ早く(1週間以内には)飲み切って欲しいと言っていました。
本格的な甘酒は“飲む点滴”と呼ばれるほど栄養価に富み、二日酔いにもピッタリといわれていますよね?
これから飲み会の多くなるシーズンにはピッタリかも?(笑)
篠崎さんは、7代目220年の歴史ある蔵元ですが、需要に応える商品を、需要のあるところに出していくという、マーケットインの考え方で商売をしているそうです。
日本のワイン以外の酒類生産者については不勉強だった私ですが、ここ香港でいい勉強をさせていただきました。
もっと日本のものを知らねば!ですね。
篠崎(福岡県朝倉市)
http://www.shinozaki-shochu.co.jp/
「Hong Kong International Wine & Spirits Fair 2018」リポートです。
前回、日本の3ワイナリーについて書きましたが、今回も日本です。
日本パビリオンを歩いていたら、福岡県ブースで見たことのないウイスキーを見つけました。
朝倉 株式会社篠崎(福岡県朝倉市)500ml
話を聞こうと立ち寄ると、ウイスキーではなく、麦焼酎をベースにしたリキュールとのこと。
同社では焼酎をはじめとした酒類を製造、販売しています。
麦焼酎を樽で寝かせ、6年経った時に、「朝倉」の名前をつけて出すにふさわしい樽を、まず選び出して抜き取ります。
選ばれた樽は、そのままさらに寝かせるか、しばらくして瓶詰めするかの判断をします。
選ばれなかった樽は、他の樽とブレンドして均等化させ、また別の商品となります。
試飲したボトルは2008年8月に樽詰めしたものなので、10年熟成でした。
6年以降、何年寝かせるかは、樽によって異なるそうです。
樽には番号が付けられ、このボトルの樽は3153番樽。
一樽から600〜700本が取れ、ボトルにはナンバリングが施されます。
「朝倉」ファンが集まると、「xxxx番が好きだった」なんていうディープな会話が交わされるとか(笑)
樽に長く入れているためにウイスキーのような濃い琥珀色になるわけですが、「焼酎」として販売する場合、色とアルコール度数(44度未満)の規定があります。
「朝倉」のアルコール度数は40度ですが、色が濃過ぎて、焼酎として出荷できないため、「リキュール」というカテゴリーになっているそうです。
この色合いから、ウイスキーのように見えるため、香港の展示会でも、大ブレイクしている日本のウイスキーだと思って立ち寄る人が多かったといいます。
焼酎と聞いて去る人もいましたが、飲んで気に入ってくれた人も多かったそうです。
特にアジア市場で、ウイスキーとは違うものの、カテゴリーに関係なく上質なものを求めるレストラン、ソムリエに人気だとか。
飲んでみると、非常にウイスキーに近い!
樽からくる甘みと香ばしさがあり、芳醇で深みのある香りと味わいが素晴らしい!
普段ほぼウイスキーを飲まない私ですが、この「朝倉」の良さはよくわかります。
樽はアメリカンオークですが、九州の樽メーカー製のものだそうです。
ワインと違い、開けてから10年経っても飲めるそうなので、「朝倉」を1本買えば長い間楽しめそうです。
ストレートでチビチビ飲むのがいい感じ。
500mlサイズで3000円と聞き、ヘタなワインより「朝倉」だわ!と思いました。
パッケージも重厚感がありますね。
事実、ギフトでも人気があるそうで、そりゃあ、これをもらったら、まず驚くでしょうし、飲んでおいしいので、喜ばれること間違いなし!
食後の1杯をリクエストされ、これを出し、
「おいしいウイスキーだね?日本の?え?麦焼酎ベースのリキュール?!」
そんな風に出している店もあるとか。
日本人は名前や肩書きにこだわる人が多いですが、世界市場で実力勝負しているこの「朝倉」のような商品を見逃してはいけません。
国菊(くにぎく) あまざけ 900ml 篠崎
加えて、「朝倉」の隣にあった甘酒が気になったので、試飲したところ、こちらもおいしい!
米麹と米(国産米100%)でつくった甘酒です。
砂糖を加えていないのに、酒麹の働きだけでこんなに甘くなるのは驚きです。
甘いだけでなく、ほっこり滋味。
アルコールゼロなので、誰でも飲めます。
近年、こうした本格的スタイルの甘酒が多く出てきていますよね?
「酒蔵系甘酒」と呼ばれているそうです。
ここの甘酒は来年で発売40年を迎えるほど長くつくっていて、酒蔵系甘酒では、あの八海山を抑えてシェアNo.1だそうです。
このサイズで700円と、意外とお手頃。
開けたら冷蔵庫に入れ、できるだけ早く(1週間以内には)飲み切って欲しいと言っていました。
本格的な甘酒は“飲む点滴”と呼ばれるほど栄養価に富み、二日酔いにもピッタリといわれていますよね?
これから飲み会の多くなるシーズンにはピッタリかも?(笑)
篠崎さんは、7代目220年の歴史ある蔵元ですが、需要に応える商品を、需要のあるところに出していくという、マーケットインの考え方で商売をしているそうです。
日本のワイン以外の酒類生産者については不勉強だった私ですが、ここ香港でいい勉強をさせていただきました。
もっと日本のものを知らねば!ですね。
篠崎(福岡県朝倉市)
http://www.shinozaki-shochu.co.jp/