ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ホップ作りにも着手!和歌山のクラフトビールに注目です

2018-11-20 11:05:29 | ワイン&酒
ボージョレ・ヌーヴォー解禁を挟みましたが、
「Hong Kong International Wine & Spirits Fair 2018」で出合った中で、これだけはリポートしておきたいものをもう少し紹介します。

それは、和歌山県のクラフトビールです。




AGARA CRAFT BEER  Wakayama Brewery 和歌山麦酒醸造所
(和歌山県)

近年、日本各地でつくられているクラフトビールが人気ですが、和歌山でもつくられていたんですね!

ブースに立ち寄ると、4種類のビールが紹介されていました。
もちろん、順番にすべて飲みますよ~(笑)



左より)
ピーチ / インディアペールエール(IPA) / ヴァイツェン / ペールエール

飲んだ順番通りに簡単に説明すると…

ピーチ(桃)は、香りのみを付けています。
ペールエールは骨格がほどよく、スッキリした味わいです。
ヴァイツェンは独特のスモーキー感のある白ビールです。
IPAは飲みごたえのあるフルボディタイプ。

どれも個性あります。
私の好みは、しっかりとした味わいのIPAと、クセになりそうなテイストのヴァイツェン。
香港では4アイテムの紹介でしたが、まだ他にもあるそうです。



ホップの話になり、現在は岩手県遠野市産のホップなどを使っていますが、
今年の4月から和歌山の高野山エリアででホップ栽培を始め、3年後には和歌山産のホップでのビール仕込みを目指しているとのこと。

せっかくなら、原料はすべて和歌山のもので揃えたいそうです。

和歌山でも農業従事者の高齢化などで、耕作放棄地が増えているそうで、そこにホップを植えることにしました。
ホップの品種は、遠野でも栽培されているカスケードとイブキ。
遠野のホップは高く仕立て、機械で収穫していますが、和歌山では手摘みで収穫し、ホップのクオリティにこだわりたいとのこと。

4月に植えたばかりなので、まだまだこれからですが、今年の収穫の際に、地元で収穫祭を行ない、盛り上がったそうです。

ここのプルワリーは、醸造所の隣にパブを備えたブルワリーレストランになっているので、報恩したらその場で飲むことができるようになっています。
和歌山の高野山観光などに行く際には、ぜひ立ち寄りたいですね。

嬉しいことに、東京にある和歌山県のアンテナショップにもここのビールが置いてあるそうです。
気になった方は、まずはアンテナショップでチェックしてみてください。

和歌山麦酒醸造所
和歌山県 和歌山市十一番丁54
http://wakayama-brewery.com/
https://www.facebook.com/wakayama.brewery/

わかやま紀州館
東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館地下1階
http://www.kishukan.com/



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