もういくつか日本酒の話題を。
今回も、Hong Kong International Wines & Spirits Fair 2018 のリポートです。
まずは、広島県呉市の「盛川酒造」(もりかわしゅぞう)。

明治20年(1887年)創業の蔵元で、現当主は7代目の盛川知則さん(写真)。
実弟の盛川元晴さんが杜氏を務めています。
老舗ですが、ユニークな酒もあり、まずはこれを飲んでみて、と盛川社長が紹介してくれたのは、水色のボトルの純米吟醸酒。

純米吟醸 「白鴻」(はくこう)ブルーボトル 盛川酒造(広島県呉市)
小さな木片をが首に付いています。
この木片は酒樽の木片だそうで、まずはこの酒をそのまま飲んだ後、この木片で注いだ酒をかきまぜて飲むと、酒に樽の風味が付き、1本で二度楽しめるというアイディア商品です。
実際に試してみると、木片でかき混ぜる前と後では、酒の味が違う!

左)白鴻 艶肌梅酒 右)白鴻 四段仕込み純米酒 赤ラベル 2016 盛川酒造
右の「白鴻 四段仕込み純米酒 赤ラベル」は、甘酒四段仕込みの酒。
“甘酒四段仕込み”とは、甘口の清酒を得るために行われる方法で、米麹と蒸米に熱水を加えて甘酒を作った後、もろみに添加します。

飲むと、ほんのり甘く、甘酒っぽい麹のテイストがあります。
これはクセになりそうな味。
720mlサイズは1512円、1800mlが2916円
「IWC(インターナショナルワインチャレンジ)2014」のSAKE部門・純米酒の部で≪ゴールドメダル≫を受賞しています。

スリムなボトルは「艶肌梅酒(つやはだうめしゅ)白ラベル」。
軟水で仕込んでいる梅酒で、梅の甘さがフルーティーで、これまたおいしい
こちらは500mlサイズで、1728円。
もちろん、正統派の酒もつくっていますが、こういう切り口もある、と海外にアピールする戦略もありですね。
盛川酒造
http://morikawa-shuzo.com/


「女城主」というネーミングとラベルの絵が印象的だった、岐阜県恵那市の岩村醸造。
7代目の渡曾充晃社長にお話を伺いました。
女城主とは、織田信長の父の妹の“つや”という女性だそうです。
試飲した中では、「純米吟醸」(真ん中)が私好みでした。
酸もあり、バランスよく、価格も良心的(720mlで1910円)。
イタリア料理にも合う、と、イタリアンの店にもお勧めしているとか。
カプレーゼなどにも合わせられ、ブルーチーズのゴルゴンゾーラとの相性もよさそう。
この蔵元はすでに海外に輸出していて、特にスイスではよく売れているそうです。
物価の高いことで有名なスイスですが、ゆとりある上品な使い方をしてくれていると仰っていました。
香港も伸びる可能性のあるマーケットとして考えていて、香港をハブに、マカオなどにも広げていきたいそうです。
岩村醸造
http://torokko.shop-pro.jp/


日本酒の輸出・販売を手がけている「SAKE GLOBAL」は、日本各地の小規模の蔵元の日本酒を扱っています。
右2つは瓶内二次発酵の発泡日本酒。
右端の「釜屋ゆきあわ」(釜屋、埼玉県)はアルコール度数8%と軽く、またエチケットがキュートで、軽く飲みたい女性に受けそう。
その左の「菊泉ひとすじ」(滝澤酒造、埼玉県深谷市)は、外見がまるでスパークリングワイン!近いうちにロゼも出すそうです。
SAKE GLOBAL
https://sake-global.com/

こちらの「KURAND」(くらんど)も、日本各地の小規模の蔵元を扱い、プロモーションを行なっています。

KURAND 代表 荻原恭朗さん
若い蔵元が多く、ラベルもネーミングも心惹かれるものが多かったです。






色々試飲しましたが、日本の酒って多彩なんですね!
今日の出先でここの酒にはまた出合えそうなので、後日、改めて紹介したいと思っています。
KURAND
https://kurand.jp/

今回も、Hong Kong International Wines & Spirits Fair 2018 のリポートです。
まずは、広島県呉市の「盛川酒造」(もりかわしゅぞう)。

明治20年(1887年)創業の蔵元で、現当主は7代目の盛川知則さん(写真)。
実弟の盛川元晴さんが杜氏を務めています。
老舗ですが、ユニークな酒もあり、まずはこれを飲んでみて、と盛川社長が紹介してくれたのは、水色のボトルの純米吟醸酒。

純米吟醸 「白鴻」(はくこう)ブルーボトル 盛川酒造(広島県呉市)
小さな木片をが首に付いています。
この木片は酒樽の木片だそうで、まずはこの酒をそのまま飲んだ後、この木片で注いだ酒をかきまぜて飲むと、酒に樽の風味が付き、1本で二度楽しめるというアイディア商品です。
実際に試してみると、木片でかき混ぜる前と後では、酒の味が違う!

左)白鴻 艶肌梅酒 右)白鴻 四段仕込み純米酒 赤ラベル 2016 盛川酒造
右の「白鴻 四段仕込み純米酒 赤ラベル」は、甘酒四段仕込みの酒。
“甘酒四段仕込み”とは、甘口の清酒を得るために行われる方法で、米麹と蒸米に熱水を加えて甘酒を作った後、もろみに添加します。

飲むと、ほんのり甘く、甘酒っぽい麹のテイストがあります。
これはクセになりそうな味。
720mlサイズは1512円、1800mlが2916円
「IWC(インターナショナルワインチャレンジ)2014」のSAKE部門・純米酒の部で≪ゴールドメダル≫を受賞しています。

スリムなボトルは「艶肌梅酒(つやはだうめしゅ)白ラベル」。
軟水で仕込んでいる梅酒で、梅の甘さがフルーティーで、これまたおいしい
こちらは500mlサイズで、1728円。
もちろん、正統派の酒もつくっていますが、こういう切り口もある、と海外にアピールする戦略もありですね。
盛川酒造
http://morikawa-shuzo.com/


「女城主」というネーミングとラベルの絵が印象的だった、岐阜県恵那市の岩村醸造。
7代目の渡曾充晃社長にお話を伺いました。
女城主とは、織田信長の父の妹の“つや”という女性だそうです。
試飲した中では、「純米吟醸」(真ん中)が私好みでした。
酸もあり、バランスよく、価格も良心的(720mlで1910円)。
イタリア料理にも合う、と、イタリアンの店にもお勧めしているとか。
カプレーゼなどにも合わせられ、ブルーチーズのゴルゴンゾーラとの相性もよさそう。
この蔵元はすでに海外に輸出していて、特にスイスではよく売れているそうです。
物価の高いことで有名なスイスですが、ゆとりある上品な使い方をしてくれていると仰っていました。
香港も伸びる可能性のあるマーケットとして考えていて、香港をハブに、マカオなどにも広げていきたいそうです。
岩村醸造
http://torokko.shop-pro.jp/


日本酒の輸出・販売を手がけている「SAKE GLOBAL」は、日本各地の小規模の蔵元の日本酒を扱っています。
右2つは瓶内二次発酵の発泡日本酒。
右端の「釜屋ゆきあわ」(釜屋、埼玉県)はアルコール度数8%と軽く、またエチケットがキュートで、軽く飲みたい女性に受けそう。
その左の「菊泉ひとすじ」(滝澤酒造、埼玉県深谷市)は、外見がまるでスパークリングワイン!近いうちにロゼも出すそうです。
SAKE GLOBAL
https://sake-global.com/

こちらの「KURAND」(くらんど)も、日本各地の小規模の蔵元を扱い、プロモーションを行なっています。

KURAND 代表 荻原恭朗さん
若い蔵元が多く、ラベルもネーミングも心惹かれるものが多かったです。






色々試飲しましたが、日本の酒って多彩なんですね!
今日の出先でここの酒にはまた出合えそうなので、後日、改めて紹介したいと思っています。
KURAND
https://kurand.jp/
