MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

今日の読み聞かせボラ ―絵本の世界に入る子どもたち

2014年05月21日 | 絵本の読み聞かせボランティア(小学校&公共図書館)
今日は小学校の読み聞かせボラへ行ってきました。
感想や反省点を、忘れないうちに書いておきます。

何度か読んでいるクラスで、私のことをよく知っている子ども達が多かったからか、
読む前から嬉しそうな顔をしてくれている子が多かったです。

私まで嬉しくなってしまいましたが、少し気持ちを落ち着けて
演じるような読み方にならないようにすること、(1)
絵本を読んでいるときは、子ども達の顔をじろじろ見ないよう心がけました。(2)

一冊目は物語絵本。

かなり読み込んでいたので、読むのに不安はありませんでした。
子ども達が笑ってくれた時、顔を見たかったのですが、グッとこらえ、
子ども達がついてきてくれることを信じて、絵本を見ながら読みました。

すると、子ども達の方を見なくても、
子ども達が絵本の世界に入っている空気が伝わってくるではありませんか!

なじみのクラスだったこともあり、安心して読むことができました。

そして二冊目は科学絵本。

かなり面白い絵本だったので、笑えるところは、子ども達の顔を見ながら、
一緒に共感しあいたかったのですが、今日はあえて絵本を見て読んでみました。

う~~ん・・・やっぱり笑えるところは、アイコンタクトをとりたかったです。

子ども達が笑っていいのか、おとなしくした方がいいのか、悩んでいる感じだったので・・・

今日は少し固かったかな?と思ったものの、絵本を読み終わり、子ども達に挨拶をした後、
どっと子ども達が笑い、笑顔でこちらを見てくれたので、
楽しんでくれたことがよくわかりました。

やっぱり知っているオバサン(友達のお母さん)が絵本を読むことは、
子ども達からすると、とても嬉しいようです。

私のことを信用してくれている感じや、
読み聞かせに来てくれるのを、楽しみにしているような感じが伝わってくるので、
私もとても嬉しいです。

よかった点は、

・絵本を読むときに、演じるような癖がほとんどでなかった。
・子ども達の顔をジロジロ見ずに、絵本を見ながら読むことができた。
・選書のバランスがとてもよかった。
・何度か読んだことのある絵本だったが、事前練習を丁寧にやったので、読みが安定していた。


と、いつもより多かったですが、なじみのクラスで安心して読めたのが、
一番大きかったように思います。

一方、気になった点は、

・科学絵本の説明っぽい文を読むとき、言葉を少し補足して読んだが、
優しい言葉に言いかえた方がいいのかなど、確認したい。
・参加型に近い、面白い絵本を読んだ時のアイコンタクトは、どのくらいまでならOKか確認したい。(3)

初めて入るクラスだと、今回のようにはいかないと思うので、
他のクラスでも安定した読みができるよう、読みに磨きをかけていきたいです。

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【注】

(1)過去ログ 「演じているような読み方の癖」 参照。

(2)ここ数ヶ月、物語絵本を読むときなどは、聞き手の方をチラチラ見ないよう気を付けている。過去ログ 「今年度最後の読み聞かせボランティアへ! 参照。

(3)後日、科学絵本の読み方について、ボラの方に相談にのってもらう。「娘とおはなし会に参加した後で」 参照。

【今日読んだ本】

セシル・ジョスリン文/モーリス・センダック 絵 こみやゆう訳 『そんなとき どうする?』 岩波書店、2013年(岩波の子どもの本)。
「若き紳士や淑女のための礼儀作法の本?!とんでもない時にする対応が面白い!」(107/200 絵本)

有沢重雄 作・松岡真澄 絵 『校庭のざっ草』 福音館書店、2007年。
「何度見たことのある雑草の名前がわかる!見ていると楽しい。家に置いておきたい一冊。」(108/200 絵本)

演じているような読み方の癖

2014年05月21日 | 絵本の読み聞かせボランティア(小学校&公共図書館)
明日は小学校での読み聞かせボラがあるので、
子ども達の寝かしつけが終わった後に、絵本を読む練習をしていた時のことです。

夫が帰宅したので、通しで読む予定の絵本を聞いてもらったところ、

「わざとらしい。演じているような読み方だ」

と言われてしまい、少し考え込んでしまいました。
夫の発言はいつも辛口ですが、考えさせられます。

これは以前から私の中で課題になっているのですが、
自分では絵本を自然に読んでいるつもりだというのに、
癖のある読み方をしているようなのです。

昨年、読み聞かせボラの研修会で絵本を読んだとき、(1)
講師の先生から、自然に読めていたと言われ、
私もわりと淡々と読めるようになってきたと思い込んでいました。

しかし、明るい会話の多い絵本を読むと、演じているような癖が
出やすくなるなと感じています。

この間の冬に、ストーリーテリングの講座で語ったときは、
淡々と語ったつもりだったのというのに、重すぎると指摘されたので、(2)
先週のストーリーテリングの会では、軽く語るよう心がけたところ、
今度は会話の部分が演じているような感じがすると、指摘されてしまいました。(3)

ストーリーテリングと、絵本の読み聞かせは別物ですが、
おそらくどちらにしても、声のトーンが少し変わるのだと思います。

私の予想では、構えるような感じで読んでいるというか・・・

寝る前、今度は構えすぎずに自然な感じで、
また何度か絵本を読み返してみました。

すると、さっきよりも会話の部分が落ち着いて聞こえる感じで、
こちらの方が、子ども達が絵本の世界を自分達でイメージしやすそうな気がしました。

字を書く練習に例えるなら、自分の癖を思いだし、
気をつけながら、丁寧に字を書いている時と似ています。

読み聞かせボラ前日に、調整ができてよかったです。

明日、子ども達と楽しい時間を過ごすことができますように・・・!

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【注】

(1)過去ログ 「絵本の読み聞かせボラのサポート講座<実技>」 参照。

(2)過去ログ 「おはなしを語る当日――ステップアップできた」 参照。

(3)過去ログ 「ストーリーテリングの集まりへ ――人前で語る習慣を」 参照。

【今日読んだ本】

★ 長谷川摂子 作・ 柳生弦一郎 絵 『おでかけ ばいばい』 福音館書店、2006年(おでかけばいばいのほん1)。
「娘のお気に入り。文も絵も楽しく、裏表紙までストーリーになっているところもいい。」(34/100 再読)

長新太 作・絵 『おなら』 福音館書店、1983年(かがくのとも傑作集)。
「絵と文がとてもよく、長新太の絵本の中でも、かなり気に入っている。楽しい雰囲気!」(35/100 再読)

安野光雅 文・絵 『もじあそび』 福音館書店、1993年。
「『はじめてであうすうがくの絵本』の国語バージョン。小1になったばかりの子に読んであげたい。」(106/200 絵本)