MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本で育った娘が中学生に!朝読書の本選びは?

2024年04月14日 | 我が子の読書
忙しい日々が続き、なかなかブログが書けませんでしたが、
新しい職場での図書館オリエンテーションも終わり、一息ついたので、少し近況を書きたいと思います。


娘の小学校卒業と同時に、私も3月までいた職場を卒業しました。そのときにいただいた花束。

この春、小学生だった娘が小学校を卒業し、中学校に入学しました。

小さい頃から絵本好きで、本好きな娘ですが、字の小さい本は躊躇する傾向がありました。

「中学で「朝読書」(注1)の時間に読む本を買っていいよ」

と伝え、一緒に書店へ行ったとき、娘が面白そうだと手に取ったのは
猫が出てくる、ある作家の小説の文庫本でした。

私は文庫本を読んだことがない娘が、小さな字だらけの本を読めるか心配で
本当に文庫本でいいのか心配をしたのですが、

「字が小さくても大丈夫。猫が出てくるって、面白い話が多いんだよね。ファンタジーとかだと思うし」

と言うので、本人の気持ちを尊重し、本を購入しました。

結果、文庫本も朝読書の時間に抵抗なく読めたようで、読み進めているようです。

小学生の時は、文庫本なんて全く読まなかったのに・・・

と、内心驚きましたが、中学生になって、ちょっと背伸びをしたかったのかもしれません。
そういえば、息子も中学生になってからは、ショートショート(注2)の文庫本ばかり買っていました。

文庫本も読めるようになった娘の成長に驚きました。
「自分が読む本は自分で選ぶ」というスタイルが小6頃には確立したことから、
本の配本サービスは止めることにし、今は学校図書館や書店で自分が読みたい本を選んでいます。
(この辺の話は後日書く予定)

本に関して私は「この本は中学生にも人気があるよ」と言ったり、簡単にあらすじを話す程度です。
(仕事柄、中学生がよく読む本のことには詳しいので)

良書などは読んでほしいものの、読むことは強制はせず、
本人が主体的に読みたいと思う本を尊重しています。

5分位で読める、短編の5分後シリーズなどでなく、
普通の長編をそのまま抵抗なく買ってしまう娘を見て、
小学生の時に、小学校の図書館でさまざまな長編小説(といっても小学生向け)を読んでいると、
大人が読むような長編にも抵抗がないのかもと思いました。

彼女の中では「その本は面白いか?」が重要で、面白ければ長い小説でもかまわないようです。

上の子は星新一のショートショートしか読めなかっただけに、
兄弟で同じような読書環境を整えても、子どもによって好きな本のジャンルも異なり、
読める本の長さも異なるのだと思いました。

息子も娘も絵本好きでしたが、活字だらけの読み物を読む事に対しては
ハードルが高かったことから、本を読み続ける子に育つかどうかは
あまり期待しないようにしていましたが、娘は中学の朝読書のおかげか、
今のところは読んでくれています。(息子も中学までは読んでいた)

「絵本の読み聞かせをしていれば、自主的に本を読む子に育つ!!」

という思い込みはなかったので(息子の時に実証されていたため)
学校で決められた時間に本を読んでくれるだけでも、こちらとしては嬉しいです。

娘は動画もアニメも漫画も大好きで(私は見てほしくなかったものの、夫が見せていた)
読書は朝読書の時にするくらいなので、本の虫ではありませんが、本は好きなので、
緩く本と繋がってくれていたら御の字、ぐらいに思っています。

自主的に読みたい本を読んでもらうのが、今は一番だと思うので、
(結局それが細く長く読書を続けることに繋がりやすい)
今後も娘の読書を気長に見守ります!


【注】

1)朝の会の前後行われる、10分程度の一斉読書の時間。学校によって実施するしないは異なる。

2)5分~10分くらいで読める、短い小説のこと。

【今日(昨日)読んだ本】

小川哲 作 『君のクイズ』 朝日新聞出版、2022年。
「職場で紹介するために読んだ、クイズ番組に出る有能な出場者が主人公の小説。クイズ回答者の頭の中がわかり、内容も面白い!昨年の本屋大賞ノミネート本。」

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